2歳半の息子が自分で片づけられるようになった!秘密は「丸見え収納」
2022/05/31
子どもが自分で出し入れできる収納にすれば、散らかりストレスから解放される! おもちゃ棚に子ども用のチェストまで、出しやすく片づけやすい収納の作り方を取材しました。
<教えてくれた人>
めもさん(東京都 30歳 3歳長男)
都内の狭小1LDKに住む。狭くてもキッズスペースをかわいく作ろうと試行錯誤する様子を発信。@memolip__
子どもがおもちゃを全部出すのは、「何があるか見えないから」だった
「以前はおもちゃを箱にざっくりと種類分けして入れていました。息子が遊ぶたびに箱ごとザーッとひっくり返すので、床じゅうにおもちゃが散乱し、片づけるのが毎回ストレスで……。いいおもちゃ棚がないかと探していたとき、偶然にモンテッソーリ式のおもちゃ棚を知ったんです」。
「モンテッソーリ式」はとことん子ども目線。だから子どもが片づけやすい
「モンテッソーリ教育というと英才教育のイメージでしたが、実際は違いました。子どもがいかに"自由に好きなことをできるか"を大事に。だから、おもちゃ棚もとことん子ども目線。身長に合わせて、全部のおもちゃが見えるように並べるんです。
モンテッソーリ式の収納に変えたら、2歳半の息子が遊びたい物だけ出すように。使った後に促せば、自分で戻せるようになったときは感激しました。片づけは幼いからできないわけではなく、片づけやすければできるんですね」。
【おもちゃ棚は「ブロック社」製】
子どもが使いやすい高さ、奥行きであることが大事。モンテッソーリ式の収納家具で知られる「ブロック社」の幅90×高さ60×奥行き30cmの白木棚を購入。
Point1●すべて見えるように"並べる"とおもちゃをポイポイ出されない
「以前は箱に入れれば、キレイに片づくと思っていましたが、おもちゃをポイポイ出されてしまい逆効果でした。並べることで、ムダに出さなくなるし、まんべんなく使うようになりました!」。
Point2● 大切なのは"高さ"。作業スペースがあれば、そこで遊んでくれるように
子どもの目線や身長に合わせて高さを選ぶことを推奨しているモンテ式。「おもちゃ棚は息子の身長に合わせて高さを60cmに。天板スペースで遊んでくれることも多く、散らかるスペースが減りました」。
Point3●重いおもちゃは下の段、軽いおもちゃは上の段に
積み木など重いおもちゃは下段、おままごとなど軽いおもちゃは上段に置いて子どもが出し入れしやすいように収納。「子どもも片づけやすいし、重い物が落下しないので安全面も◎」。
Point4●子どもは絵本を表紙で選ぶから、並べて置く
絵本もおもちゃと同様、展示するように表紙を見せて収納。「子ども目線で見渡せて、読みたい本がすぐ取れ、空いている場所に戻せば片づけ完了」というモンテッソーリの環境づくりを参考に。
ちなみに夜の読み聞かせ用絵本は……
読んだ後、ベッド横の家形BOXに入れて倒れないように。
本を枕元に立て掛けておいたら顔を直撃。「増田桐箱店」の家形BOXでそれを防ぐことに。箱型なので数冊でも倒れず安定感があります。
Point5●おもちゃを"サブスク"で借りることにしたら、ムダに増えなくなった
サブスク「キッズ・ラボラトリー」の隔月コース(月額2574円)を利用。「レンタルなので必要以上におもちゃが増えないし、気になるおもちゃを気楽に試せます。気に入ったらレンタル期間を延長でき、かなり融通がきくんです」。
point6●引き出しにシールを貼れば、2歳でも自分で服を選べる
引き出しに「ズボン」「靴下」などのイラストつきシールを貼れば、何が入っているのか子どもでも一目瞭然。「自分で着たい服を選ぶようになって、服をムダに引き出されなくなりました」。
参照:『サンキュ!』2022年6月号「子どもの最適収納見つけました」より。掲載している情報は2022年4月現在のものです。撮影/大森忠明 構成/岡部さつき(風讃社) 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部