家でおもちゃ箱を掃除する小さな女の子。

子どもの収納に失敗した私が伝えたい!「できない」が「できた」に変わる3つのポイント

2021/03/17

【家族の暮らしをラクにする】整理収納アドバイザー&サンキュ!STYLEライターの田中ゆみこです。

卒業・入学・進級をもうすぐ迎えるこの時期、入学や進級を機に子どもが自分で支度ができるように…と考えている方も多いと思います。「ボックスを購入したらランドセル片づけてくれるだろう」「ここに収納棚があれば自分で支度しやすいかな」と親の目線で収納を考えてしまいがちですが、ちょっと待ってください!

子どもの収納スペースを作る前に、まず知ってほしいことがあります。今日は、子どもの収納に失敗した私が伝えたい!「できない」が「できた」に変わる3つのポイントをご紹介します。

1.子どもの収納は「スペースのゆとり」が大切

入学準備の時期になるとよく聞く「ランドセル置き場問題」、実は私が大失敗しました。
DIYでランドセルボックスをつくり、棚にランドセルを置くように決めましたが、子どもは棚にランドセルを置くことはありませんでした。

なぜか?それは、ランドセルが置きにくかったからです。ランドセルの幅ちょうどに合わせてランドセル置き場をつくったため、両手でランドセルを持って収納するだけの「スペースのゆとり」がなかったのです。結局、我が家はランドセル置き場は「置くだけ」で落ち着きました。

ランドセル置き場だけではなく、おもちゃ収納、絵本収納、学用品収納など、子どもにとって「スペースのゆとり」がある収納になっているかどうか見直してみてくださいね。

2.子どもが片づけやすい「高さ」を知る

あたり前のことですが、大人と子どもでは手が届く高さが違います。実際、お片づけサポートで「子どもに自分で身支度できるようになってほしい」「子どもに自分で片づけてほしい」といった要望をよく聞きますが、実際にご自宅へ伺うと、大人の高さになっていることも多く感じます。そういう私も、子どもの高さに収納をつくろうという意識が全くありませんでした。

片づけの基本を学び、大人と子ども別々の高さで洋服収納をつくりましたが、子どもの成長とともに、片づけやすい「高さ」が変わってくるので、その都度見直してみてくださいね。

3.子どもの「動線」をチェックする

片づけの基本を知らない時の私は、自分のイメージ通りに子どもの収納スペースをつくっていました。でも、全く片づけてくれない子どもたち…失敗でした。実は、子どもの動線に全くあっていなかったのです。

そこで実際に、子どもが学校から帰ってきたらまず、何をするのか?子どもの動きをリサーチしました。長男は、玄関で靴を脱ぐ→リビングに入る→ランドセルを置く→制服を脱ぎちらかす→帽子を脱ぐ。次男は、玄関で靴を脱ぐ→リビングに入る→帽子を脱ぐ→ランドセルを置く→制服をハンガーにかける。

細かいようですが、よく見ると兄弟1人ひとり動線が違うことに気づいたのです!性格が違えば片づけ方も違います。「ここに片づけてほしい!」という大人のイメージも大切ですが、子どもの動線をイメージして、「どこだったら片づけられるのか」子どもと一緒に収納を考えたほうが、間違いなく自分で片づけるようになります。ぜひ、子どもの「動線」をチェックしてみてくださいね。

さいごに

子どもの収納を考える時に大切なポイントを3つご紹介しましたが、いかがでしたか?子どもは日々成長し、成長と共にできることがどんどん増えてきます。その時が子どもの収納を見直すチャンス!親の目線で考えるだけではなく、子どもの目線でも考えると、「できない」が「できた!」に変わっていきますよ。進学・進級を迎える皆さんの参考になると嬉しいです。

◆この記事を書いたのは・・・田中ゆみこ
整理収納アドバイザー兼サンキュ!STYLEライター。セリアやニトリ、無印良品が大好きなアラフォーママです。2歳差男子育児奮闘中。家族の暮らしをラクにしたい!をモットーに【整理収納×時短家事】について発信しています。

※ご紹介した内容は個人の感想です。

 
 

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