家族3人・食費を週7000円、月2万円台におさえるために「減らしたこと」
2022/06/08
“節約”は我慢の連続でツライもの……と考えている人は多いのでは?
YouTubeチャンネル「太朗のおもてなし。」を運営する太朗”さんは、家族3人で月10万円の生活を続けながら年間450万円貯蓄する倹約家。しかし、その暮らしぶりからは我慢やツラがほとんど感じられません。
そんな太朗さんの暮らしぶりと、節約・倹約のノウハウがつまった書籍『家族3人月10万円暮らし。年間450万円貯蓄する経理マンの幸せにお金を貯める100のリスト』が、2022年5月25日に発売されました。
同書の中から、いますぐ実践できる節約・貯めテク情報を抜粋してお届けします。
食費の予算は週7000円。 月2万円台におさえるルール
食と生活は絶対に切り離すことのできないもの。食べることは人間が生きていく上では不可欠だと考えています。
ですから、食費を必要以上に切りつめようとは思いませんが、太朗家では基本自炊です。外食よりもバランスのいい栄養を摂取できるのと、未来の医療費削減を見越しています。
買い物は1週間に1回、ついで買いをなくす
太朗家では、食材は1週間分まとめ買いをするというルールがあります。1週間分の食費を7000円までにおさえることで、月の食費が2万円台になるように設定しています。食費節約のためにふるさと納税の返礼品を選んでいるので、その分の食費が浮いています。
ではなぜ食材をまとめ買いするか。それは“ついで買い”をなくすためです。スーパーにはお買い得品があり、商品の陳列もついで買いできるようになっています。買い物に行く回数が増えると予定外の支出が増えてしまいます。
買い物に行く頻度が低ければ自然とついで買いは減ります。太朗家は週に1回と決めていますが、難しければ週に2回でもいいと思います。ついで買いはある程度仕方ないと割り切って、買い物に行く回数を減らした方が効果的だと思います。
ひとつ100円ルールにして買いすぎを防ぐ
我が家では毎週、安くて栄養価の高い食べ物を買うようにしています。
豚バラ肉、鶏むね肉、卵、小松菜、にんじん、キャベツ、キノコ類など、一定の食材を定番化しています。野菜はひとつ100円、肉魚は100グラム100円などと決めて、金額を把握しやすいようにしています。娘のお菓子はチョコレート類とスナック類を1種ずつ。
このように、毎週の購入品がおよそ決まっていると予算オーバーしにくくなります。スーパ
ーは安い店をはしごするとかえって無駄買いをしてしまうので、2か所と決めています。食材はコスパがよい近所のスーパーで、調味料は使うものも決まっているので業務用スーパーでお得な業務用を調達しています。
献立のルールは、家にある食材で献立を決めること。食べたい料理があるから食材を買う……のではなく、特売やおすすめ品など安くなっている食材を購入し、そこからメニューを考えます。
週に一度のまとめ買いでも献立選びに悩むことはありません。週末は僕が料理を担当しているのですが、あらかじめ献立を考えることがストレスになるので、クラシルやクックパッドを見ながら何をつくれるか……ゲーム感覚で考える方が好きなんです。
レパートリーを増やしていけば、楽しくなって、自炊が習慣になる。ふるさと納税の返礼品が送られてきた月は、その食材を主役にしてメニューを考えれば、その分の食費が浮きます。
日々自炊だからこそ、たまに食べる外でのご飯やコンビニスイーツに幸せを感じられる……これもまた、食費を節約しながら自炊する醍醐味かもしれません。
■太朗(たろう)
10年以上経理の仕事に携わる、ごく普通の会社員。妻、小学6年生の娘との3人暮らし。経理の業務スキルを活かし、多彩な節約術を提案するYou Tubeチャンネル「太朗のおもてなし。」を2020年3月に開始。計画的な繰り上げ返済で、8年間で住宅ローンを完済(当時35歳)。その後も年間450万円貯蓄を継続。無理のないストレスフリーな節約術とともに、身の丈にあったつつましくも豊かな暮らしぶりに親しみを持たれている。
※掲載の情報は2022年5月時点の情報であり、今後変更される可能性がありますのでご留意ください。