ムダづかいは“脳”で防げる!「脳のクセ」を知って買い物上手になる方法

2017/05/30


今週のまとめ買い5200円

ムダづかいしちゃうのは「性格のせい」だと思っていませんか? 実はそれ、違うんです。ムダづかいの原因は「脳のクセ」にあったんです! そして、脳のクセは努力で変えることができるんだそう。まずは自分の脳がどの“ムダづかいタイプ”なのか知って、ムダづかい卒業! 買い物上手をめざしましょう!


あなたはどの「ムダづかい脳」? タイプと対策をチェック!


Type1
「いちばん売れてます」信者

大して興味がなくても「ランキング1位」「クチコミ評価No.1」と聞くと、急に欲しくなる……。目立ちやすい特徴に影響されて〝いい商品〞だと思い込む「ハロー効果」の餌食に
「他人の高評価=いい商品」というのは思い込み。自分にとって魅力的なのか、一歩引いた視点でしっかり吟味して


Type2
無料より安いものはない女子

「3つ買うと1つ無料」「5000円以上送料無料」と聞くと、特に必要のないものでも買ってしまいがち。「無料」という一見おトクな言葉が、脳の正常な判断を鈍らせているのです
無料のものには無料になるだけの理由があります。「送料」を払ってでも欲しいものでなければ買う必要はありません


Type3
割引値札ハンター

ふだんは高額と思う額でも、値引き後の額だったらおトクと勘違い。しかも、割引率が大きいほど安く感じてしまう。これは、脳が〝最初に目にした数字で価値を判断する〞クセがあるため
割引率に惑わされてはダメ。値引き前の価格でも買うほど欲しい物だったか、商品自体にそれだけの価値があるかを見極めて


Type4
断れないYES-WOMAN

ランチや買い物の誘いを断れずに、つい浪費。脳は、身近な人の行動から影響を受けやすいので、お金をたくさん使う人と一緒に行動すると、支出額の基準も上げてしまうのです
お金をたくさん使う人には「節約中なの」と宣言。お金のかかりそうなおつきあいは断ることも大事です!


Type5
やめたらもったいないダラダラ女子

習い事やコレクションなど、もうやめたいのに「ここでやめたらもったいない」と、惰性でお金を払い続けることが多い。積み上げた投資をムダだったと考えたくない「コンコルド効果」による脳の錯覚です
「これってムダかも?」と思ったときがやめどき。続ければ続けるほど出費は増え、損の上塗りになります


Type6
ポイントカードの奴隷

「ポイントカードがもうすぐいっぱいにたまる!」そのとき脳は、〝達成感〞を求めてヒートアップ! 早くためるために判断が鈍り、大して必要でもない買い物をしてムダな出費が増えることに……
ポイントカードはゴールに近づいてきたときこそ要注意。「これはポイント目的? 本当に必要な買い物?」と自問自答して


Type7
限定品中毒女子

「期間限定」「限定品」など、制限されるとよけいに欲しくなる。これは「これを逃したらもう手に入らないかも」と、勝手に思い込む「心理的リアクタンス」という脳のクセのせい
「限定品」「最後の1つ」「閉店セール」などは、購買意欲をあおるための売り手側の策略。惑わされてはいけません


Type8
「買わなきゃ悪いわ」お人よし子

脳には、実際に商品に触れると自動的に愛着が芽生える「愛着変化効果」が備わっています。買うつもりはなかったのに、試着や試食をしたら欲しくなってしまうのは脳のせい!
買うつもりのない商品は、さわらない・試さない。店員さんの親切なサービスに「申し訳ない」と思う必要はなし


Type9
少額支払いに鈍感ちり積も娘

コンビニで100円単位のお菓子をちょこちょこ買ったり、「月○円の分割払い」の買い物なら怖くない。でも、あとから総額を知って、「こんなに高いと思わなかった!」と後悔……
チリも積もれば山となる。1回当たりの金額で安いか高いかを判断せず「総額でいくらになるのか」を考えましょう


Type10
安物買いの銭失い系乙女

セール品が粗悪品だったとき、「安物だったし仕方ないね」と納得しがち。失敗をあたかも予測していたかのように考えて、自分のショックを軽減させようとするのも脳のクセです
「やっぱり」ですまさず、「どうして失敗したのか」「何が悪かったのか」と必ず反省し、次の買い物に生かして


いかがでしたか? 「価値ある買い物かどうか」の判断は、金額や世間の評価ではなく、“自分の人生がプラスになるストーリーを描けるか”が大事とのこと。脳に「自分はどう生きたいか」を強く思い描くクセをつけることで、買い物での失敗や後悔がなくなり、上手にお金とつきあえるようになるそうです!

参照:『サンキュ!』5月号「ムダづかいの原因は、ほぼ100%脳のクセにあるという真実」より一部抜粋 監修/菅原道仁、取材/妹尾香雪、文/田谷峰子
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