すでに1,000万円以上の貯金をもちながら、さらにコツコツと資産を増やしている人も多い、サンキュ!STYLEライターさんたち。じつは、「やらないこと」が貯金を増やすためのコツだといいます。具体的にどういうことなのか教えてもらいましょう。

苦手なことはやらない
夫婦で協力し、総資産4,000万円を達成した、サンキュ!STYLEライターのおこめさん。毎日、自炊を続けることで節約にはげむおこめさんは、「自炊は最強の副業」だといいます。日々の食事づくりを無理なく続けるためのコツがありました。
それは、「苦手なことはやらない」ということ。たとえば、おこめさんは、揚げものを食べることは大好きだけれど、つくることは苦手。高温の油が飛んできたり、油の処理や片づけもめんどう。そこで、揚げものは家でつくることをやめ、どうしても食べたいときは、揚げものよりも少量の油で済む「揚げ焼き」にしたり、「嗜好品」と位置づけて、お店で食べることにしました。
料理が大好きなのに、揚げものが上手につくれないことで、「主婦失格」と自信を失っていたことも。「苦手なことはやらない」と開き直ったことで、心が軽くなったといいます。毎日の自炊を無理なく続けるコツでもあるのです。
何でもかんでも我慢しない
シングルマザーとして2人の子どもを育てながら、ファイナンシャルプランナーの資格を取得し、1,000万円の貯金を達成した、サンキュ!STYLEライターのちぇそさん。「何でもかんでも我慢し過ぎないこと」も大切だといいます。
使うときには使い、節約するところはしっかりと節約するなど、メリハリを大切にすること。特別な日には贅沢を楽しむけれど、日々の生活では節約を意識。「貯金のために節約をしなければ!」といろんなことを我慢しすぎて、ストレスで散財しては本末転倒ですよね。ちぇそさんいわく、メリハリのあるお金の使いかたを身につければ、生活の満足度があがり、日々の暮らしが豊かになる。無理なく楽しく貯金を増やすことが可能になるといいます。
完璧をめざさない
家計管理をスタートし、5年で1,000万円を達成。現在は、3,000万円の貯蓄に成功している、サンキュ!STYLEライターのしまこさん。家計簿歴は10年といいますが、コツが身につくまでは、何度も途中で挫折したといいます。
そんなしまこさんが家計簿を続けられるコツは、「完璧をめざさない」こと。「1円単位で」「項目はきちんと分けて」「毎日つけなければ」などと、完璧を求めてしまうと、作業の手間も増えて、続かないといいます。しまこさんいわく、項目分けがむずかしいなら、まとめて「変動費」として分けてもいいですし、「食費」だけを見直したいのならば、「食費」と「食費以外」で分けてもいいのだそう。完璧であることよりも、「ゆるくても続ける」ことのほうが重要だと割り切ることが大切だといいます。
また、「家計簿をつけなければ!」と自分を追い込む必要もないといいます。「家計簿はあくまでも、何に使っているのかをふりかえりやすくするための手段。1週間分の支出をメモ帳に書き出すだけでもいい」のだそう。
まとめ
「貯まる人」たちの共通点は、どんなに小さなことであっても、節約や賢いお金の使いかたを続けていること。続けるために必要なことは、「苦手なことはやらない」「我慢しすぎない」「完璧をめざさない」と、「やらない」ことも大きなポイントなのです。無理がないから続けることができ、できることがどんどん増えていき、結果として1,000万を超える貯金へとつながる。ぜひ参考にしてみてくださいね。