節約下手でも、貯蓄に初成功した人の6つのポイント
2017/11/25
結婚前から節約が苦手で、全然貯蓄できていなかった『サンキュ!』読者の山口有希子さん〈仮名〉。でも、お金の使い方と意識をちょっと変えただけで、年100万円貯まる家計に変身! その成功ポイントを聞いてみました。
貯蓄成功ポイント① 将来かかるお金を書き出してみた
「1歳の長女が成人するころには、夫は定年間近。教育費や老後資金など、将来必要なお金の予測を書き出してみたら、あまり貯蓄できる年数がないと気づき、『今貯めなきゃ、ヤバイ!』と焦りが」(山口さん)。子どもが18歳までには1000万円貯めよう!と目標を明確にしたら、家計の見直しにも本気で取り組めるようになりました。
貯蓄成功ポイント② 毎月「今使えるお金」だけ確認した
今まで、費目別などに細かく記入する家計簿はことごとく挫折。『サンキュ!』の『みるみる貯まる!カンタン家計ノート』を使ってみたら、表のとおりに記入するだけで、毎月やりくりする予算が明確に。「このやりくり予算の中で収めればいいから、細かく費目分けする必要もなく、気がラクになりました」(山口さん)
貯蓄成功ポイント③ 「使うための貯蓄」を分けた
以前は、冠婚葬祭などの臨時出費で貯蓄がくずれると、お金の管理もぐちゃぐちゃになりがちでした。そこで、臨時出費と旅行費は「使うための貯蓄」として毎月別取りすることに。「いざ必要になってもこの備えがあるから、家計をくずすことがなくなりました。旅行のお楽しみ費があることで、やる気も高まります♪」(山口さん)
貯蓄成功ポイント④ 食費は定番食材を使い切るだけ
新婚当初は、節約を意識しすぎて、肉や魚の少ないメニューで夫から不満が出たりと失敗続き。今は、買い物は週1回、使い回ししやすくお買い得な定番食材を買うだけ。野菜は一気に下ごしらえして保存しておくなど、使い切ることを徹底したら、初めて予算が守れるようになりました。その分、貯蓄も安定!
貯蓄成功ポイント⑤ パンや居酒屋メニューを自宅で作ってみた
パン屋めぐりや夫との外呑みが趣味だった山口さん。「好きなものは我慢したくないから、家で再現してみました」。パン作りは、オーブンなしで、鍋で焼き上げるだけだから、初心者でもカンタン! 週末は夫が喜ぶガッツリ肉の居酒屋風メニューにするなど、実践してみたら外食と同じくらい楽しめて、食費もガツンと減らせました。
貯蓄成功ポイント⑥ 固定費の節約を実験感覚で試した
年間支出がガツンと減らせる固定費を減らすことにシフト。通信費は、妻はガラケー、夫は格安スマホに乗り換えて、年6万円以上の節約に! プロパンガスが割高のため、お風呂の追い炊きに電気式ヒーター「沸かし太郎」を使ってみたら、ガス代より電気代のほうが安かったので即採用。固定費が減った分、貯蓄が安定しました。
基本的な節約テクばかりですが、“毎日を楽しむこと”が秘訣。無理せずにやりくりを継続することで、貯蓄も安定し、いつの間にか貯まる家計が実現できるというわけですね!
参照:『サンキュ!』12月号「今年、人生で初めて貯まった人を取材してみた件」より一部抜粋。掲載している情報は17年11月現在のものです。
撮影/キムアルム、取材/平井裕子
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