【30代・40代必見】不安のない老後を迎えるために!年代別やるべきこと9
2022/09/01
60代以降もずっと不安を抱えたまま過ごすのはイヤですよね?今のうちにお金や家、人間関係などを整えておきましょう。すぐできることからやっておけば、明るい老後が迎えられます!30代・40代から始めてみて。
<教えてくれた人>
・ファイナンシャル・プランナー 井戸美枝さん
社会保険労務士。生活に身近な年金問題や経済問題を、わかりやすく解説。近著に『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください! 増補改訂版』(日経BP)。
・司法書士・行政書士 山口里美さん
一般社団法人日本リレーションサポート協会代表理事。シニアライフカウンセラー。整理収納アドバイザー1級。著書に『これで安心「もしも」に備える整理ノート』(成美堂出版)など。
1 「ライフプランシート」を書く
「今後、自分や家族にどれくらいお金がかかるのか、ライフプランを書いて先々を見通すことが大事!大きな支出がある時期が予測できるので、そのための備えがしやすくなります」(山)。
「ライフプランを書くのは10~15年先まででもOK。"未来予想図"をイメージできれば、これからどう貯めるのか、どう働くのか、目標が立てやすくなります」(井)。
2 今ある資産のまとめ表を作る
「生活費と貯蓄の境界が曖昧で、実は赤字家計というケースもよく見ます。貯蓄や投資は先取りして生活費と分け、お金が自動的に貯まる仕組みを作るようにしましょう」(井)。
「今ある貯蓄や投資先、貯蓄型保険などを一覧にして書き出し、年1回チェックを。夫と家計を共有しやすくなり、増えていく数字を見ることでモチベーションが上がります」(山)。
3 今後の働き方を見据えてスキルアップを図る
「将来どのような働き方をしたいのかを考え、スキルアップの準備をしておきましょう。お金をかけて資格を取るだけでなく、動画サイトやSNSの講座でお金をかけずに学ぶこともできるので活用するのも一案」(井)。
4 「買って失敗した物」を見返す
「貯蓄を殖やすには、ムダな支出を減らすのが鉄則!これまでに『買って失敗した』と思う物を振り返ってみて。その失敗原因を反省し、次の買い物に生かしていけば、ムダ買いが減らせます」(井)。
5 重要書類の置き場所を家族と共有する
「誰でもいつ何時、入院したりするかわかりません。もしもの時に備え、防犯面も考えながら、保険証券や有価証券、通帳などの置き場所を決めましょう。夫や子どもにもその場所を共有しておくと安心!」(山)。
6 家族と"家事シェア"しておく
「妻がほとんどの家事を担当していると、妻にもしものことがあった時、家の中が乱れ、家事代行などの支出が増える羽目に。普段から夫や子どもと家事分担をすることも、将来安心して暮らすために大切な要素です」(山)。
8 年1~2回「歯科健診」を受ける
「健康を保つためにも、口腔ケアは必須!年に1~2回は歯石取りなどのケアをして、歯周病などを予防しましょう」(井)。
「加齢とともに弱ってくるのが歯と目。どちらも病気が進行すると、治療費も高額になるので、30代・40代からしっかりケアしておけば節約につながります」(山)。
9 国や自治体から「もらえるお金」をチェックする
「住宅購入や就学で大きな出費がある時、国や自治体から補助金などが出る制度がいろいろあります。これらは自分で申請しないともらえないので、いかに情報を集めるかが大事!情報を逃さず活用して、支出を抑えましょう」(井)。
例えば
● 新築住宅の補助金
● 就学支援金
● リフォーム補助金
● 貸与型奨学金……など
※文章中の名前は、井戸さん=(井)、山口さん=(山)と略しています。
参照:『サンキュ!』2022年9月号「不安のない老後を迎えるために」より。掲載している情報は2022年7月現在のものです。構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部