教育費の概念。

いくら必要かわかりづらい子どものお金は、「毎年のやりくり」と「貯蓄」の2本柱で備える!

2023/03/10

将来の支出で気になるのはこれからどんどんかかってくる子ども費。「必要」とわかっていても、具体的にいくらくらいかが見えないと準備がしにくいもの。いつ、どれだけのお金が必要になるかを確認しましょう。

毎年かかるお金と貯蓄で備えるお金の2本柱で考えて!

高校卒業生の約7割が大学や専門学校に進学する時代。子どもが進学を望んだときに、お金を理由に諦めさせることがないよう、備えだけはしておきたいものです。大学進学費用を考えるときは、私立大学文系を基準に500万円以上を目標に準備したいところ。高額ですが、早くから貯め始めれば決して無理な金額ではありません。ただし、気をつけたいのは大学進学以前にも教育費はかかるということ。大学資金を貯めながら、高校までの費用もやりくりする必要があるので、お金のかかりどきをしっかり確認して備えましょう!(監修/畠中雅子)

教育費の目安表

幼稚園から大学まで、進路によって変わる年間の教育費の目安。公立と私立に分けて紹介します。

※幼稚園~高校のデータは、文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」より抜粋。高校は全日制。入学金、授業料、給食費など国や学校に納める金額と習い事費、塾代、予備校代などの学校外活動費を合計した額の年間平均額で1万円未満は四捨五入している。
※大学の進学資金の金額は、国立か私立か、文系か理系かでも変動。

幼稚園

日本の学生服を着ているお子様
Image Source/gettyimages

幼稚園代、保育料、学用品代、行事参加費、習い事費など。幼児教育・保育の無償化の影響で下がっている。

小学校

学校納入金のほか、習い事費、塾代など。4年生以降は塾代が増え、中学受験をする場合はもっとかかる。

中学校

日本の学校の教室のイメージ
mapo/gettyimages

学校納入金のほか、部活代、教材費、塾代などが高額に。中3では受験のために塾代がさらに増える。

高校

授業料のほか、教材費、交通費、部活代、塾代が増え、高3になると受験費用がかなりの負担に!

大学

列の折りたたみ椅子とテーブル
Tom Merton/gettyimages

大学の授業料などの学費以外にも自動車教習所の費用や成人式費用、留学費用など、金額の大きい支出がある。

<監修>
畠中雅子さん
ファイナンシャル・プランナー。生活に密着したアドバイスが人気。共著に『病気にかかるお金がわかる本』など。

※本書は『サンキュ!』17年3月号~ 22年11月号に掲載された記事を抜粋、加筆、再編集しています。読者やサンキュ!アンバサダーの名前、年齢、家計などについての情報は、取材当時のものです。それ以外の情報は特別な表記がない限り、2022年12月21日時点のものになります。
※名前は本人の希望により仮名を使用している場合があります。
※月収、年収は手取り額、ボーナスは年間の手取り額で記載しています。
※投資には元本保証はありません。損失のリスクも検討し、自己責任のうえで行ってください。

参照:『サンキュ!』2023年3月号「お金のきほんがわかる本」より。掲載している情報は2023年1月現在のものです。監修/畠中雅子 編集/サンキュ!編集部

関連するキーワード

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND