電気代が安い暖房器具はどれ?それぞれの電気代とメリットデメリットを比較

電気代が安い暖房器具はどれ?それぞれの電気代とメリット・デメリットを比較

2023/12/26

朝、布団が出るのが辛いような寒い日が増えてきました。気温が低い日は、電気毛布、こたつ、エアコンなどの暖房器具を使用する機会が多くなります。

そうなると気になるのが電気代。今回は、暖房器具の電気代やメリットやデメリットについて紹介します。

教えてくれたのは株式会社エイチームフィナジーが運営する、保険比較・FPに無料相談できる総合保険サイト「ナビナビ保険」編集部です。

株式会社エイチームフィナジーが運営する、保険比較・FPに無料相談できる総合保険サイト「ナビナビ保険」の編集部...

>>>「ナビナビ保険」編集部の記事をもっと見る

電気代の比較

電気代は下記の計算式で求められます。

「1時間あたりの消費電力(W)÷1,000×使用時間(h)×(31円/電気料金単価kWh)」

使用する電力(パワー)が大きければ大きいほど、電気代がかかってしまいます。

電気毛布、こたつ、エアコン、各暖房器具を使用した際の電気代を下記にまとめました。

●電気毛布
1時間あたり(約):1円
1日あたり(約):30円
1カ月あたり(約):900円

●こたつ
1時間あたり(約):16円
1日あたり(約):384円
1ヶ月あたり(約):11,520円

●エアコン
1時間あたり(約):28円
1日あたり(約):672円
1カ月あたり(約):20,160円

※小数点以下、四捨五入しています
※電力量料金単価を31円/kWhで計算しています

それぞれ次で詳しく説明していきます。

電気毛布

電気毛布はひざかけタイプ、シングルサイズなど大きさにもよりますが、こたつやエアコンと比べて圧倒的に電気代が安くなります。
  
消費電力はおおよそ30~60Wです。40Wの場合だと、1時間あたり約1円の電気代がかかり、1日中点けっぱなしにしても約30円。1カ月(30円✕30日)で計算しても月900円です。

さらに電気毛布は2,000円台で購入できる商品もあり、ほかの暖房器具と比較すると導入コストもおさえることができます。

電気毛布の欠点は、電気毛布にふれていないと暖かさを感じないという点です。家事や仕事、勉強する際は、体は温かくても、手がかじかんでしまい作業がすすみません。

家族全員がそれぞれ個別に電気毛布を使用すると、そのぶんコストがかさむのもデメリットでしょう。

また、お手入れもむずかしいです。ただし最近は洗える電気毛布もあるので、お手入れをしたい人は洗えるタイプを選択するといいでしょう。

こたつ

こたつの消費電力は、おおよそ300~600Wです。500Wで計算すると、1時間あたり16円。24時間使用したとすると384円、1カ月(384円✕30日)で合計1万1,520円となります。

部屋全体を暖める効果はないものの、電気毛布と比べると、電力が強いため暖かさを感じます。

また部屋に複数人いる場合、電気毛布を人数分使うより、みんなで入れるこたつの方が電気代が安くすむケースがあります。

こたつは布団と机の両方を収納するスペースが必要なため、自宅に収納する場所があるかどうかもチェックしましょう。

エアコン

“〇〇畳用”など、部屋に広さに応じたエアコンの対応畳数にもよりますが、一般的に105W~3,500Wほどの消費電力です。

例えば、8~10畳用のダイキンの2023最新モデルの場合、消費電力は約890Wです。1時間あたり約28円、24時間使用すると1日あたり約672円。1カ月使用した場合(672円✕30日)約2万,160円です。

エアコンの機種や部屋の広さにもよりますが電気毛布やこたつと比較すると電気代が高くなり、また部屋が暖かくなるまで時間がかかるデメリットがあります。反面、部屋全体を暖められるという電気毛布やこたつにはないメリットがあります。

まとめ

部屋にたくさん人数がいる場合や何か作業する場合はエアコン、家族でリラックスするシーンではこたつ。1人でゆっくりすごす際は電気毛布など状況や利用人数に合わせて使い分けると電気代を抑えられそうです。

また、朝のみ暖房をつけるなど明確なルールを決めると、電気代のムダづかいを防げそうです。今年の冬は暖冬といわれていますが、無理しすぎないようにバランスをとって暖房を使用していきましょう。


■執筆・・・「ナビナビ保険」編集部
株式会社エイチームフィナジーが運営する、保険比較・FPに無料相談できる総合保険サイト「ナビナビ保険」の編集部。生命保険や資産形成をはじめとするお金についての幅広い悩みを解消するべく、専門家監修のお役立ち情報を正確にわかりやすく発信しています。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND