【夏のボーナスは貯金のチャンス】ボーナスの平均支給額とボーナスをうまく貯める方法を紹介
2024/07/25
夏のボーナスが支給される時期となりました。「他の人はいくらもらっているのかな」と、ボーナスの支給額や使い道が気になったりしませんか?
今回は世間の夏のボーナスの平均支給額とボーナスの使い道をご紹介。ボーナスをうまく貯める方法についても紹介します。
夏のボーナス平均支給額とみんなの使い道
厚生労働省が実施している調査「毎月勤労統計調査」では、業種別のボーナスの支給額が発表されています。
この調査から、夏のボーナスの平均額をみていきましょう。各業種の平均ボーナス支給額を下記の表にまとめました。
●各業種の平均ボーナス
調査産業計(全業種平均):39万7,129円
鉱業・採石業等 :55万1,276円
建設業 :54万695円
製造業 :53万5,180円
電気・ガス業 :74万5,209円
情報通信業 :70万8,645円
運輸業・郵便業 :38万7,908円
卸売業・小売業 :35万8,409円
金融業・保険業 :66万7,956円
不動産・物品賃貸業 :65万6,400円
学術研究等 :69万847円
飲食サービス業等 :5万9,978円
生活関連サービス等 :18万6,583円
教育、学習支援業 :52万2,001円
医療、福祉 :27万804円
複合サービス事業 :42万5,769円
その他のサービス業 :23万8,013円
(出典:毎月勤労統計調査 令和5年9月分結果速報『≪特別集計≫令和5年夏季賞与(一人平均)』より)
業種ごとの平均ボーナス額は、電気・ガス業が最も多く74万5,209円。次いで情報通信業70万8,645円、学術研究等69万847円という結果になりました。
●業種ごとの平均ボーナス額【支給額が多い順】
1位:電気・ガス業 74万5,209円
2位:情報通信業 70万8,645円
3位:学術研究等 69万847円
●業種ごとの平均ボーナス額【支給額が少ない順】
1位:飲食サービス業等 5万9,978円
2位:生活関連サービス等 18万6,583円
3位:その他のサービス業 23万8,013円
業種全体での平均ボーナス支給額は39万7,129円です。ボーナスの支給は業種によって金額が異なります。
では、ボーナスは何に使うのでしょうか?旅行や買い物でしょうか?
ローソンでお馴染みのポイントサービス「Ponta(ポンタ)」が男女3,000人を対象に行った、『夏のボーナスの使い道』について行った調査結果を確認すると、夏のボーナスは“貯金・預金”と回答するかたがもっとも多いということがわかりました。
●第60回 Ponta消費意識調査 2024年6月発表 夏のボーナスの使い道
1位 貯金(33.4%)
2位 旅行(6.0%)
3位 食品(5.1%)
(出典:「Pontaリサーチ」調べ 第60回 Ponta消費意識調査 2024年6月発表)
さらに同調査によると、貯金の目的が「老後の生活への備え」のためが多数でした。
調査から、将来に備えて貯金を意識しているかたが多いことが判明しました。
ボーナスをうまく貯める方法
ボーナスは、まとまった金額を貯金できるチャンス。単に「給料以外のお金が入るイベント」感覚を持っていると、何となくお金を使ってしまうでしょう。
貯金が難しいと思っているかたは次の2点を実践してみてください。
【1】貯金する目的を決める&いつ使うのか整理する
まず「いつ・どこで」「いくら必要」であるかを整理し、貯金する目的を計画していきましょう。人生の中でお金がかかるライフイベントは下記のような項目があります。
<お金が必要なライフイベント>
・結婚
・マイホームの購入
・車の購入
・子どもの教育費
・退職後の生活費
たとえば、あと5年後に車を買い替えが必要である場合、車の価格相場を調べます。希望する車が300万だった場合、300万を貯めるためには毎月いくら貯金する必要があるのかをシミュレーションしていきましょう。
★300万円を5年で貯めるなら・・・
5年=60カ月
300万÷60カ月=月5万円
1カ月あたり5万円貯金する必要があります。
「毎月5万円も貯金するのは難しい」という場合は、予算を下げるか、ボーナスでまとめて貯金できるように調整するとよいでしょう。
【2】先取り貯金をする
毎月の予算から残った金額を貯金に回す方法の場合、貯金が後まわしになってしまいます。また、「節約をする」「衝動買いをしない」といったハードルを達成しなければならず、強い意思と実行力が必要になってきます。
先取り貯金は、給料の中から毎月の貯金予算をあらかじめ確保し、給料が入った時点で貯金分のお金を別口座に移していく貯金方法です。
「強制的に貯金するシステム」を作ることで、貯金をしなければいけない状況にしていきましょう。システム化をすれば貯金のハードルも低くなります。
まとめ
夏の平均ボーナス支給額は39万7,129円、使い道は「貯金」がもっとも多く、理由は「老後の生活への備え」でした。
将来が不安でモヤモヤしている方は、「いつ・どこで」・「いくら必要」か、「この時期にお金が必要そうだ」と思いつくライフイベントをリストアップしてみましょう。
貯金には継続していく意思が必要です。
貯金を続けるために、先取り貯金で、貯金する状況を作っていきましょう。
■執筆・・・「ナビナビ保険」編集部
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