夏の電気代をコツコツ減らす4つの節約裏ワザ
2018/06/15
夏の電気代を減らしたいなら、毎日無意識に使っている家電を見直してみましょう。節約アドバイザーの和田由貴さんが、これらの電気代を節約する裏ワザを伝授。さっそく4人家族でシミュレーションしてみました!
夫や子どもが暑がりだからといって、エアコンの冷房を低めに設定してしまうのはムダのもと。推奨されている設定温度は28度です。1度上げた時の節約金額はワンシーズン820円(9時間使用)、1日1時間止めた時の節約金額は510円。冷房のワンシーズンは3.6か月(112日)です。小さな節約はあなどれないですね!
1、帰宅したらまずは換気を!
帰宅したらまずは日中部屋にこもった熱気を逃がすことが大事。エアコンは空気を冷やす最初の運転にいちばん電気を使います。室内が暑いと設定温度を下げてしまいがちなので、まずは、換気するように心がけて。リビング側の窓と対角の部屋の窓を両方開けると、効率よく換気できますよ。
2、扇風機を活用し、昼・夜で向きを変えよう!
扇風機を賢く使うのも、風通しをよくするコツ。風があれば体感温度は約2°C下がります。夜は窓を少し開け、扇風機をドアに向けて回して冷たい夜風を通し、昼は窓に向けて回し、熱気を逃がすようにしましょう。※低階層のお宅や、戸建ての家では、防犯上ご注意ください。
3、外出時間が短めなら、つけっ放しでもOK!
エアコンは一度部屋が冷えてしまえば、あとは維持するだけなので、それほど電気代はかかりません。1時間以内の外出なら、一度消して室温が上がるより、28°C設定でつけっ放しのほうが経済的。
4、お茶を何度も飲むなら、1度沸かして保温ポットが正解
水1Lをやかんで沸かした場合、ガス代は約3.32円。いっぽう、電気ケトルで水1Lを沸かすと(1kWhあたりの電力量単価27円/kWhで計算)、電気代は約2.3円。どちらも保温機能はないので、一度沸かした後は保温ポットに入れるのが正解です。
参照:エネチェンジ:https://enechange.jp/articles/t-fal-kettle-electric-bill#i-4
どれも手軽にできる裏ワザばかりなので、さっそく今年の夏から実践してみてくださいね。
※1ヵ月は30日と計算しています。金額は、編集部独自の計算によるものです。(小数点第1位を四捨五入)。基本的に水道228円/m3としています<(財)省エネルギーセンター調べ>。お住まいの地域の水道局によって、また、使用機種や使用環境によって金額はことなります。(2018年5月現在)
教えてくれたのは…節約アドバイザー 和田由貴さん
だれでも無理なくできる節約を提案し、テレビ・雑誌などで活躍。携帯サイト『簡単・身近な節約術』では節約レシピも提供中。
参考文献:2012年サンキュ!8月号「節約のプロが読者宅を直撃&診断! 夏の水道・電気代が1ヵ月約2700円減った!!」
構成/岸沙織