【総務省統計局データ参照】人数別・年収別・年代別の食費平均を大公開!
2017/09/23
みなさんは毎月どれくらいの食費がかかっていますか?結婚をして家庭を持つようになると多くの女性は毎日献立を考え、食事を作るようになると思います。そこで気になるのが食費の平均。雑誌などでよく見かける食費はかなり安いものが多く、現実とはかけ離れていることも。そこで実際には食費平均がどれくらいなのかを、総務省統計局の家計調査から人数別・年収別・年代別に算出してみました。
世帯人数別の食費平均を大公開!
まずは世帯人数別の食費平均を見てみましょう。今回は、食料から酒類と外食費を除いた食費を算出してみました。世帯人数が増えるごとに、食費も増加していることがわかります。世帯人数が1人増えるごとに約6000円前後増加する傾向にあるようです。4人家族では5万9945円が食費の平均となっています。この世帯人数4人に関しては、子どもが2人とは限りませんし、子どもの年齢もさまざまであることを考慮しておきましょう。
世帯主年収別の食費平均を大公開!
※2 「五分位階級」とは、収入の低い方から順番に並べ,それを五等分して五つのグループを作った場合の各グループのこと。
次に世帯主年収別の食費平均を見てみましょう。こちらも世帯主の年収が増加するとともに食費が増加傾向にあることがわかります。この表では世帯主年収しかわかりませんが、共働き夫婦の場合は、お惣菜や宅配食材などを利用することで食費が増加することが考えられます。
世帯主の年齢階級別の食費平均を大公開!
最後に世帯主の年齢階級別食費平均を見てみましょう。こちらは59歳までは増加傾向ですが、その後減少傾向にあります。高齢になると食べる量が減るということもありますが、子どもたちが独立し、世帯が分かれることも関係しています。
4人家族、30代、年収500万の食費平均とは
以上のことをまとめると、食材費割合(消費支出のうち、酒類と外食費をのぞく食費が占める割合)の妥当な範囲は16~23%となります。年収500万円の場合の食費は、月40,035円~57,550円が妥当な範囲となります。4人家族と仮定して食材費割合を18.7%とした場合は、月46,719円となります。
しかし、4人家族でもお子さんが乳幼児と中学生では食費も異なるので、妥当な範囲も変わることがあります。家計相談の際には、エンゲル係数が30%以内であれば適正範囲としてお伝えしています。食費の金額だけにとらわれずに、ご家庭ごとの家計や家族の状況、食費についての考え方を考慮して、無駄がないか節約する必要があるかを考えてみましょう。
食費を節約したいけど、食材の質や量を下げるのはイヤなときは
まずは食材を上手に使い切ることから始めましょう。食材ごとの上手な冷凍・冷蔵保存方法を知っておくことも大切。さらに食べ盛りの子どもがいるときには量をキープするために、豆腐や卵などのタンパク質を多く使ったメニューにするなどのアイデアもあります。主婦ブロガーたちの食費節約方法を参考にしてみてくださいね。
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監修/ファイナンシャルプランナー 大野高志
1級ファイナンシャルプランニング技能士・CFP®(日本FP協会認定)。地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費、住宅ローンや保険の見直し、資産運用等多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動中。