ストレスケアスキルがアップする芸術の秋のすごし方

趣味や好きなことに熱中する時間は嫌なことを忘れられるので、気持ちの切り替えになったりストレスケアになります。ストレスに対するセルフケアの手段を多く持っているかたが、心の健康を保ちやすいです。

新しいストレスケアの手段を増やすための芸術の秋のすごし方を、看護師・経絡ヨガ指導者としての知識を活かした記事を得意とするライターの薬膳ナースけいこさんに教えてもらいました。

自分が参加できるものとの出会い

手足を動かし集中して打ち込むことで、気分転換、ストレス解消の効果が期待できます。

写真撮影、絵画、ハンドメイドなど自分の作品が残るものは後から見返すこともできますし、作品が売れるほど実力がつけば、趣味が実益を産むといったことになるかもしれません。
また、楽器の演奏や歌を歌うこと、ダンスを踊ることなど表現をすることをすれば感性が磨かれ、新たな自分の魅力を発見できそうです。

見るだけではない、参加型の芸術に挑戦してみて新たなストレスケア、あなたの魅力の引き出しを増やしてみませんか？

生活圏から少し離れた場所での出会い

自分の生活圏から少し離れた場所に、心がときめく場所をつくってみましょう。
生活圏から少し離れた場所に自分のために移動すること自体に、ストレス緩和の効果があるという報告があります。
少し離れた、あまり遠くないという点もポイントです。あまり遠いと通うことが負担になってしまうからです。

美術館やギャラリー、音楽が聴ける場所、生の役者さんの演技が見られる演劇ホールなど、自分の心を豊かにしてくれる別荘のような心の基地を増やすために、散策してみませんか。

その場で癒されるものとの出会い

その場で見る、さわる、香りを嗅ぐだけで気分転換や心の癒しになるものを探してみませんか。

例えば、絵画やフラワーリース、ポストカード、お気に入りの文房具、好きなキャラクターのぬいぐるみやキーホルダーなどです。

移動や特別な道具が必要な気分転換はすぐにはできません。「イライラ」「嫌だな」とストレスを感じる場所はさまざまですよね。例えば、職場でストレスを感じやすければ、自分のデスクやロッカーに準備しておいた癒しグッズを見たりふれたりすれば、気分の切り替えの助けになります。
身近にストレスケアのおともを準備して、こまめに自分を癒しましょう。

参加型、移動を伴うもの、身近に置けるものと、いろいろなシーンでストレス解消のセルフケアを持っていることは、心をいたわりストレスからくる不調を予防する効果があります。

新たに見つけた「好きなこと」で感性を磨いて、ストレスケアスキルだけでなく魅力もUPする秋をすごしてみませんか。

■執筆／薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中　Instagramは@keiko89zen
編集／サンキュ！編集部