ピーマン 薬膳

暑さで「疲れがとれない」「イライラしがち」にはピーマン食べて!プロおすすめの食材との組み合わせも

2025/08/10

今年も厳しい暑さが続いていますね。暑さのせいか「疲れが抜けない」「イライラしがち」「食欲がない」」といったことはありませんか?

実は、ピーマンにはこれらの不調を和らげることが期待できるパワーがあるんです。組み合わせを工夫すればよりパワーアップするんですよ。

今回は、看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこが夏に食べたいピーマンの力をお伝えします。

サンキュ!STYLEライター。大人女子が疲れにくい体と心で生きていくために東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組み...

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ピーマンの薬膳パワーとは?

ピーマン 薬膳
出典:写真AC

ピーマンには「血流を良くしてくれる力」があります。
エアコンの冷えなどで血流が悪くなると、全身の細胞への酸素や栄養の供給を妨げ、疲労物質の排出が遅れるため、体がだるく感じたり、疲れがとれにくくなりますので、ピーマンは夏バテ予防におススメです。

また、薬膳では氣(き)というエネルギーの流れが滞るとイライラしやすくなると考えます。暑い季節のイライラ感は氣の流れの停滞とも関連深いんです。ピーマンは氣の流れを良くしてくれることから、イライラ感の緩和が期待できます。

さらに、冷たい飲食物で弱りがちな夏の胃の働きを助けてくれるのも嬉しいポイントです。

「冷やす」性質の食材が多い夏野菜には珍しく、体を冷やす性質がないので、疲れた体を優しく労わってくれます。

効果UP!おススメの組み合わせ

ピーマン 薬膳
出典:写真AC

豚肉とピーマン

疲れやすい、貧血気味、夏バテ気味な時におすすめの組み合わせです。
豚肉は「補気・補血(エネルギーと血を補う)」の働きがあり、ピーマンの巡らせる力と合わせることで、血を元気にしながら巡りを整えてくれます。

黒ゴマとピーマン

髪のパサつきや抜け毛、外見の老け感が気になる方にぴったり。
黒ごまはスローエイジングに関連深い五臓の腎(じん)を労わる食材です。さらに血の栄養を補い、体に潤いを与える力が期待できるため、アンチエイジングにも心強い存在。
ピーマンと合わせて「血を巡らせながら、補う」ことで、夏の紫外線でダメージを受けた髪や肌を労わります。
ゴマの皮は若干硬さがあるため、すりごまにして活用するか、よく噛んで食べましょう。

たまねぎとピーマン

ストレスやイライラが続いている時は、是非この組み合わせを試してみて下さい。
どちらの食材にも氣の流れを整える力があるため、相乗効果が期待できます。レモンなどの柑橘類でさっぱり味付けすると、さわやかな香りでリフレッシュできますよ。

災害級の暑さが続いています。食材の性質を知って活用することで、賢く暑さに負けない体を作りましょう。

■執筆/薬膳ナースけいこ
大人女子が疲れにくい体と心で生きていくために東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使った暮らしに溶け込む健康習慣を発信。看護師、薬膳師として25年以上の実践経験を持ち、令和元年生まれの息子を子育て中のママでもある。
Instagramは@keiko89zen

編集/サンキュ!編集部

 
 

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