日差しが強い季節のお肌の悩みと言えば、シミ、くすみですよね。シミにはビタミンCというイメージが強いと思いますが、実はそれだけでは足りません。
大切なのは、シミの原因を肌に定着させないことです。今回は、体の内側からシミの原因となるメラニンの定着を防ぐスーパーで入手できる食材を看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこがお伝えします。

実は、めぐりが予防のカギ
実は、顔の血流が悪いとシミの原因となるメラニンが肌に定着しやすくなることがわかっています。美肌を保つには肌の毛細血管の血流が良いことが重要です。毛細血管を流れる血液が肌に栄養を届けたり老廃物を回収してくれるからです。
スーパーで手に入る血流を良くするのを助ける食材は
・玉ねぎ
・ニラ
・ピーマン
・しそ
・青魚
・黒きくらげ
などです。
季節を問わず入手しやすく、普段の献立の中で活用しやすいものが多いですよね。
汗で失われがちな水分にも注意
顔の血流が大切なのは、先ほど述べた通りなのですが、夏に血のめぐりが悪くなる大きな原因のひとつが「体内の水分不足」なんです。夏は汗をかくことで水分が失われがちに。
水分不足の血液はドロドロとしてめぐりが悪くなってしまいます。毛細血管は細い血管なのでめぐりを良くするためには水分不足にならないよう潤いたっぷりのさらさらした血液に整えることが必須です。
スーパーで手に入る潤いを与える食材は
・トマト
・オクラ
・ベリー類
・はちみつ
・豆乳
・豆腐
などです。
夏の食卓で目にすることが多い食材ですよね。
見落としがちなNG習慣
めぐりが悪くなる原因で日本人の女性に多いのが「ストレス」です。真面目な頑張り屋さんほどめぐりが悪くなってシミやくすみができやすくなってしまうんです。
逆に、笑っている時、ハツラツと楽しんでいる時はめぐりが良くなります。シミを防ぐと共に、体と心の健康のためにも、癒しの時間や休息をとること、ストレス発散や楽しむ時間をとることを大切にしていただきたいです。
シミ、くすみの予防ケアには、紫外線対策やスキンケアももちろん大切です。ですが、自分が元々持っている肌を美しく保つ力を普段の食事を通して目覚めさせることで肌も体も健康的になります。
去年の夏より美しい肌で元気に過ごせますように。
■執筆/薬膳ナースけいこ
大人女子が疲れにくい体と心で生きていくために東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使った暮らしに溶け込む健康習慣を発信。看護師、薬膳師として25年以上の実践経験を持ち、2019年生まれの息子を子育て中のママでもある。
Instagramは@keiko89zen
編集/サンキュ!編集部