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実は逆効果も!?「健康のために!」と考えてやりがちな冬のNG習慣3選

2023/12/25

寒くて空気が乾燥する冬は、感染症の流行が気になる季節。免疫力を上げよう!と思って情報を集めて色々と試している方も多いと思います。ですが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」やりすぎが体の負担になることも…。

今回は、良かれと思って冬にやりがちな健康づくりのNG習慣について、看護師・薬膳師としての知識を活かした記事を得意とするライターの薬膳ナースけいこさんに教えてもらいました。

看護師・薬膳師・などの資格をもつ。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをモットーに東洋医学のセルフケアの知...

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NG習慣1.加湿のしすぎ

ソファで読む女性の近くのテーブルの上の自宅で家庭の加湿器
Vladdeep/gettyimages

美肌のためにも感染予防のためにも、冬に部屋を加湿することは悪いことではありません。

ですが、部屋の加湿が過剰になると、ダニやカビが発生しやすくなって不調を招くこともあります。特に寝室の寝具や、リビングのソファー、クッションなどは加湿が過剰になるとダニやカビが発生しやすくなります。

室内の湿度は40%~60%が健康を守るために良いとされています。お部屋のインテリアになじむオシャレな湿度計も市販されていますので、適切な湿度が保たれているか確認してみましょう。

NG習慣2.ヨーグルトの摂り過ぎ

ヨーグルト

腸内環境が良い人は免疫力が高いというデータもあり、腸活のためにヨーグルトを毎日摂っているという話を聞くこともあります。ですが、それが体に合う人もいる反面、ヨーグルトを使った腸活を控えた方が良い人もいます。

薬膳(中医学)では、痰湿(たんしつ)という体質があります。この体質は新陳代謝が悪く、水分や脂肪などが体にたまりやすく、むくみや水太りを起こしやすくなります。

□ 体が重だるい
□ 肌が脂っぽい
□ ニキビや吹き出物ができやすい
□ ぽっちゃり体型
□ 体脂肪率が高い
□ 痰がよく出る
□ おりものが多い
□ 下痢や軟便の傾向がある

2つ以上当てはまると痰湿タイプの体質の可能性があります。

ヨーグルトなどの乳製品はこの体質を助長しますので、食物繊維が多い食品や、ぬか漬け、麹調味料など別の方法での腸活を試してみましょう。

NG習慣3.湯船に浸かりすぎ

風呂

冷えは、血流の悪化や免疫力の低下を招くため、冷え予防のためには湯船に浸かることはとても有効です。
ですが、冬の入浴中の事故は交通事故の2倍と言われるほど注意が必要なんです。

体温が40度以上になると「浴室熱中症」になる恐れがあります。浴室は高温多湿で熱中症を起こしやすい環境です。さらに、年末年始の疲れ、暑くないため水分摂取量が少なくなりがち、寒くて浴中の換気をしないなどの条件が重なるとリスクはさらに高まります。

湯船に浸かることは良いことですが、体の負担になる入浴方法になっていないか見直してみましょう。

健康的な入浴方法については諸説ありますが、40度の湯船に10分以上浸かると危険な体温の上昇が起こるというデータもあり、著者は入浴前にコップ1杯の水分をとった上で湯船に浸かるのは10分以内にすることをおすすめします。

寒い季節の健康づくり、熱心になるあまり過剰になっていることはありませんでしたか?せっかく健康を守るための習慣をとりいれるのなら、正しく効果的に実践して、元気に過ごしましょう。

■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中 Instagramは@keiko89zen
編集/サンキュ!編集部

 
 

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