乾燥が悪化しやすくなる意外なNG食材
2024/10/09
秋の気配を感じて涼しくなってくると「乾燥」が気になりませんか?実は、健康のためにと思ってとっている食材が乾燥を悪化させることもあるんです。
今回は、看護師・薬膳師などの資格をもつ薬膳ナースけいこさんが、乾燥している時に控えたいNG食材と潤いを与えてくれる食材についてお伝えします。
涼しくなったら乾燥注意
秋の気配を感じるとともに、外気が乾燥してきます。それに加えて、気温が下がってくると部屋を暖めるためのエアコンで室内の乾燥も気になってきますよね。
秋が深まると
・顔や肌が乾燥する
・空咳という痰の絡まない乾いた咳が出る
・コロコロ便になったり便が出にくくなる
といったことはありませんか?
これらの傾向の大きな原因のひとつは、「体が乾燥している」ことなんです。
乾燥がひどくなると「ちりめんじわ」や「小じわ」が目立ってきますし、体調にも影響が出てくるので外気の乾燥がひどくなる前に対処しておきたいですね。
良かれと思って食べがちな乾燥を助長してしまうNG食材
気温が下がると、体を温めるために唐辛子などの辛みのある食べ物を食べる機会が増えませんか?元々辛い食べ物が大好物というかたもいますよね。
唐辛子や香辛料は確かに体を温めてくれる力があります。ただし、上記の「体が乾燥している」傾向がある時に食べると体に熱を生むことや汗をかくことで体のなかの潤いを消耗させてしまいます。そして、体の乾燥を助長してしまうんです。
適度に体を温めることも大切ですが、体が乾燥している時は控えめにしましょう。
潤いをくれる食材は
不思議なことに、乾燥がおきやすくなる季節に旬を迎える果物には体を潤してくれる力のあるものが多いんですよ。
果物や、それ以外の食材で体を潤してくれる力のあるものは
・なし
・ぶどう
・とうふ
・れんこん
・トマト
・豚肉
・はちみつ
・豆乳
・白ごま
・白きくらげ など
専門的な薬膳食材ではなくても、スーパーマーケットで入手できる普段使いの食材で十分です。
日々の献立に積極的に取り入れたいですね。
健康のためにも、美容のためにも肌や体に潤いがあることは大切です。加湿器を使って湿度の調節をしたり、保湿性の高い基礎化粧品の力を借りることも必要なケアですが、食材の力を使って体の内側から潤いを生みだす力を整えて肌も体も元気に過ごせますように。
■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中
編集/サンキュ!編集部