ムダ食いしない「やせ脳」に!マインドフルネスダイエット

2019/06/04

ダイエットをしてもなかなか効果が出ないのは、体のせいではなく脳のせいかも!?食べているのに満足感を得られない「太る脳」を、適量で満足できる「やせ脳」に変えれば、ストレスなくスリムになれますよ。そのためには、マインドフルネスで脳を休ませてあげることが大切。早速、そのメカニズムについて専門家に話を聞きました。

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<教えてくれた人>
山下あきこさん
内科医、脳神経内科専門医。臨床医として働くなかで心身の健康の重要性を感じ、(株)マインドフルヘルスを設立。著書は『やせる呼吸 脳科学専門医が教えるマインドフルネス・ダイエット』(二見書房)など。

やせられないのは性格のせいじゃなく、脳のせい!

「私たちの脳はマルチタスクでとても忙しく、常に疲れています。疲れから冷静な判断をサボって惰性で食べ続けてしまったり、ストレスを食べることで癒やそうとする『太る脳』になってしまいます。マインドフルネスで脳を休ませ、疲れが癒やされると、人間らしさをつくる部分である脳の前頭前野が強化され、理性的な判断ができるように。体にいい物を適量で満足できる『やせ脳』に変わっていくのです」

マインドフルネスとは?

自分の感覚や感情、目の前にあるもの・ことに集中し、疲れた脳を休息させるのが「マインドフルネス」。免疫力のアップ、うつやストレスの軽減、集中力や感情コントロールの力が向上するなど、心身にいい作用があるといわれています。

「太る脳」はこうなっている!

「お昼ごはんの時間だから」「子どもが遊んでいるうちに」など〝取りあえず〞で食べてばかりいて、自分が今本当に食べたいのかがわからなくなっている状態。また、ストレス解消を食べることに求めてしまう。

ムダ食いしない「やせ脳」をめざそう

そのときの空腹の度合いや食べたい気持ちを見つめることで、食べたい物を適量食べるだけで満足できる状態。本当の自分の欲求を満たしてあげられるので、ムダにたくさん食べる必要がない!

マインドフルネス3つのワザ

食前、食中にちょっとしたポイントを意識するだけで、「今の自分の食欲」を冷静に把握できるようになります。ムリに食欲を抑えるのではなく、自然と食べる量が減っていく3つのワザを今日から早速取り入れてみてはいかがでしょうか。

1 食欲を数値化してみる

「もう12時だからランチ」と、習慣で食べるのは太る脳。「今どのくらいおなかすいてる?」と自分に聞いてみて、0~10割で数値化し、それに合わせた量を食べるようにすると「やせ脳」に変わっていきます。食べるべき量が客観的にわかり、食欲の暴走を防ぎます。

2 「いただきます」の前の深呼吸3回

空腹のときは、交感神経が優位になっている状態。そこで、深くゆっくり呼吸をすると副交感神経が優位になり、心が落ち着いてリラックスします。「いただきます」を言う前に深呼吸を3回するだけで、おなかが満たされたような感覚に。食べすぎの防止に効果絶大!

3 半分食べたら箸を置き、あとどのくらい食べたいか確認

忙しく目の前の食事をかき込んでいると、つい食べすぎてしまうもの。半分まで食べたらいったん箸を置き、そのときのおなかの満たされぐあいを確認。ある程度満たされていたらそこで食事を終える、ということを繰り返すうちに、しだいに「やせ脳」に変化していきます。

おやつが無性に食べたくなったら……

おやつが食べたくなったとき、すぐに食べてしまわずに「どうして食べたいのかな?」と考えるクセをつけましょう。ストレスのせいなのか、単に習慣なのか、心の内側を見ることが大切です。それでも食べてしまうかもしれないけれど、初めのうちはそれでOK。繰り返すうちに「今は食べなくてもいいや」と思えることも増えてきます。

ストレス解消のためや惰性で食べてしまう「太る脳」を、マインドフルネスで「やせ脳」に!ムダ食いをなくして、スリムな体を手に入れましょう。

参照:『サンキュ!』6月号「『主婦がやせる』を本気で考えた!無理なく続くダイエット」より。掲載している情報は19年4月現在のものです。撮影/回里純子 モデル/長田麻美(サンキュ!読モブロガー) イラスト/徳丸ゆう 構成・文/遊佐信子 編集/サンキュ!編集部

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