同じ40代なのに…「劣化する人」と「劣化しない人」の違いとは?
2022/10/27
同じ40代なのに劣化する人(老けて見える人)と劣化しない人(老けて見えない人)の違いとはどこでしょうか?
ヘアメイクアップアーティストとして、いままで多くの女性とその美容法を見てきた榊美奈子さんに教えてもらいました。
監修: ヘアメイクアップアーティスト 榊美奈子
ヘアメイクアップアーティスト。1967年東京生まれ。4年半の美容室勤務の後、沢田哲哉氏に師事。30歳で独立し...
老けて見えない人は、常に自分をアップデートしている!
たとえばクラス会などで久しぶりに会ったとき、みんな平等に歳をとっているにも関わらず、“変わらないね”といわれる人がいますよね。ウイスキーやワインが年数とともに味わいに深みが出てくるように、人間の面白みが表面化して魅力となり、結果的に“よい歳のとり方をしていて、いまもステキ”と思われるような人です。
こういった人は、変わっていないようで、実は自分をアップデートし続けているんです。時代の匂いを感じ取る頭の柔らかさがあるんですね。
一方、劣化したと思われてしまうのは、もうオバサンだからと諦めてしまって、何も努力をしない人。自分で自分の線引きをしてしまう人なんじゃないでしょうか。あるいは、変化を嫌う人も逆に老けて見えますよね。勇気がない人や決めつけの多い人によくあるパターンです。
そして大事なのは、“若々しい”と“若づくり”は違うということ!見た目にばかり気をとられていると、大切な魅力も失ってしまいますよ。
老けて見える人=変化を嫌う人。その原因とは?
老けて見えてしまう=変化を嫌う原因は、大きく二つあると思います。
一つ目は、輝いた青春時代を送った過去があり、そのキラキラから抜け出せない人。一番輝いていた時代の恰好をいまでもしてしまっているため、時代遅れ感が出てしまうんです。
二つ目は、たとえば学生時代に部活などをやっていたためショートにしていたけど、そのショートが似合わなかったり、からかわれたりしたことを引きずっていて、いまでも似合わないと思い込んでいる人。顔も体型もその頃とは変わっているんだから、いまでは似合うかもしれないのに、過去の劣等感が邪魔をしているケースですね。
パーツ別に老け見えポイントを解説!
ここからは、それぞれのパーツのどのようなところが老け見えにつながってしまうのか、具体的に解説していきます。
髪:スタイルが変わらない&ツヤがないのはNG!
髪は面積が広いので目立つ場所です。長年同じ美容師の方に、いつも同じ髪型にするよう頼んでいる方は要注意!年齢や時代の流行に応じてスタイルは変えましょう。また、髪にツヤがない人も老けて見えてしまうので、中年のロングはなかなか難しいですね。
顔(すっぴん):くすみはNG!
顔にシミやシワができるのは仕方のないことです。ただ、顔がくすんでいたり、唇がかさついているのはNG!顔色は大事ですよ。
顔(メイク):意識したナチュラルさを!
3分くらいで適当にしたメイクやバッチリすぎるメイクも劣化して見えます。40代にとってナチュラルさは大事です!とはいえ、ナチュラルさとは何もしないことではありません。抜け感を意識したナチュラルさを目指しましょう。
姿勢:姿勢が悪いと3歳老け見え!
姿勢は想像以上に大切です。後ろ姿には年齢は出て、姿勢が悪いと3歳以上老けて見えますよ。猫背や肩が前に出ている、食べるときの所作など、正しい姿勢を維持できるように気を配りましょう。
体型:太り過ぎはNG!
これは言わずもがなですよね。ある程度太るのは仕方ないけど、太り過ぎには気をつけて。
また、肌の荒れていると老けて見えるので、カサつきにはお手入れを忘れずに。お風呂上りにクリームを塗るなど、ちょっとしたことからでよいので始めてみましょう。結果が出ると嬉しいものです。小さな自信を少しずつ積み重ねることが大事ですよ!
服装:メリハリのあるファッションを!
目立ちたくないからと、微妙なグレーやブラウンの色味が少ないワントーンファッションだと、ボヤっとした老け見え要因になります。また、体型をカバーしようと、ゆったりとした服を着て肌を隠してしまうのも余計だらしなく見えてしまいますよ。
服装はメリハリのあるファッションを意識しましょう。首のどこかを出したり、七分袖のシャツを着たり、足首を出してみたりと、肌のどこか一部を出してみて。隠すよりも好きなところを表に出した方がステキですよ。