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忘年会シーズンに毎年太る人がやりがちな「4つの飲み方」と対策

2019/12/06

12月です。忘年会シーズンです。家族や親せき、友人、仕事関係のつきあいなどで飲酒の量がグンと増える季節がやってきました。

通常のお酒の誘いなら断りやすくても、“忘年会”と言われてしまうと一年の締めくくり感が強く断りにくくもあるでしょう。なかには、「何回あるの?」と、つきあい別に開催される忘年会に疲れてしまう人だっているかも――というのはヨガインストラクターでビューティーフードアドバイザーの高木沙織さん。

忘年会疲れも深刻ですが、太ってしまうのはもっと切実な悩み。忘年会シーズンがやってくるたびに太ってしまうという人は、次のような飲み方をしていませんか?

ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...

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お酒で太りやすい人の飲み方1:事前準備が足りない

混乱女性オープン冷蔵庫の中を見ています。
AndreyPopov/gettyimages

お酒で太りやすい人の忘年会(飲み会)は、その日の昼から始まっていると思ってください。というのも、夜はどうしても飲食の量や摂取カロリーが増えてしまうため調整が必要となるから。

だからといって、極端な食事制限をしろというわけではありません。たんぱく質を意識した食事を摂っておきましょう。高たんぱくなものを食べておくと肝機能を高めたり、悪酔いや二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を促進したりする働きに期待できるからです。

肉もよいですが魚や大豆製品といった比較的ヘルシーなところを狙っていきましょう。

お酒で太りやすい人の飲み方2:ずっとビール

ウェイトレスの仲間のビールテイスティングバー
monkeybusinessimages/gettyimages

「何を飲むか」、ここ重要なポイントです。

とくに気をつけたいのが、ビール。ビールには糖質が多く含まれるためです。糖質の摂り過ぎは血糖値を上昇させ、インスリンの大量分泌を引き起こします。インスリンは、余った糖を脂肪に変えるため肥満の原因のひとつになるでしょう。

では、何を選べばよいのか。乾杯の1杯目はビールでもよいかと思いますが、ダイエットが気になるのであれば2杯目からは糖質が少ないお酒を。焼酎やウイスキー、ウォッカ、ジンにチェンジしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに赤ワインも糖質が少ない部類に入りますが、甘口のものはブドウ糖が多く含まれるので辛口を選んだほうがダイエット向きだと言えるでしょう。

お酒で太りやすい人の飲み方3:水分補給不足

新鮮なジントニック
ahirao_photo/gettyimages

糖質が多い・少ないお酒の次に注意したいのが、その飲み方です。

先にお伝えした糖質が少ない焼酎やウイスキー、ウォッカ、ジンですが、甘いリキュール、果汁で割ると果糖の摂り過ぎにつながります。水やお湯、ソーダで割ってゆっくりと飲んで。

そして、お酒はチェイサーの水と交互に飲むこと。アルコールの代謝には水が必要です。お酒を飲む量をおさえられるし、体への負担も軽減させることに期待できます。ただし、ノンアルコールだからとお茶をチェイサーに選ぶのはちょっと待って。カフェインによる利尿作用で体が水分不足になってしまうので要注意です。

お酒で太りやすい人の飲み方4:つまみのチョイスに気がまわらない

揚げフライドポテト、新鮮なフランスの木製の背景にケチャップ
Miroha141/gettyimages

続いてはお酒と一緒に口にする食べものについて。お酒を飲むと食欲が増しませんか?

お酒はほぼ全ての消化管に影響するのですが、胃にとっては血流をよくすることで働きを活発にし、消化運動を進めて食欲増進につながると言われています。

それに加えて、アルコールの代謝に関わる酵素は亜鉛を材料としており、お酒を飲むことで体内の亜鉛が使用されて不足。すると味覚を鈍らせることから、味つけの濃いものを摂る→食欲が刺激されるというケースも考えられます。さらには、濃い味つけで喉の渇きを感じてお酒が進むという悪循環に陥ることも。

忘年会をするお店のメニューや自宅でつくるメニューも味つけが濃くて手軽にパクパクと食べられるものを選びがちになってしまいますが、なるべく薄味のものを選ぶ、亜鉛を含むチーズやえんどう豆、切り干し大根、アーモンド、卵、牛肉、牡蠣、するめ、豚レバーなどをつまみに食べるなどしてみるものよいでしょう。

また、お酒の糖質は気にしていても、食べものからモリモリと摂っている人もチラホラ見かけます。野菜や海藻、きのこ、こんにゃく、大豆など低糖質なつまみを選ぶこともお忘れなく。

もうひとつ言うと、糖質の吸収を緩やかにする食物繊維を含む野菜や海藻、きのこ類などは先に食べておきたいところです。

忘年会のあとは新年会と、お酒とのつきあいはしばらく続きます。

一度太ってしまうと長引くのが大人の体。春先になって「痩せなくちゃ!」と焦ることのないように、今から予防線を張っておきたいものです。

それでは、楽しい忘年会を。

教えてくれたのは・・・

高木沙織さん

ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを得意とし、体の内外から美しさをサポートする。「美」と「健康」には密接な関係があることから、野菜や果物、雑穀に関する資格を複数所有。スーパーフードにも造詣が深く“スーパーフードエキスパート”としてイベント講師も務める。


 
 

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