「差し上げる」の正しい意味とは?ビジネスでの使い方や注意点を解説

2025/04/02

「差し上げる」という言葉は、日常生活やビジネスシーンでよく使われる敬語の一つです。しかし、その正しい意味や使い方を理解している人は意外と少ないかもしれません。本記事では、「差し上げる」の意味や活用シーン、注意点、そして例文を通じて、ビジネスでの適切な使い方を解説します。

大阪在住 二児の母。日本語文章能力検定準2級保持。前職のデザイン事務所ではコピーライティング業も経験。現在は...

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「差し上げる」の意味とは?

基本的な意味

「差し上げる」は「与える」「あげる」の謙譲語 であり、自分(または自分側の人)が、目上の人に何かを与えるという意味を持ちます。(例:この本を差し上げます)また、動詞の連用形に「〜て」のついた形に添えて「〜してやる」の謙譲語でもあります。(例:本を読んで差し上げます)
ビジネスシーンでは特に、上司や取引先の相手、お客様などに対して使われることが多く、自分の行動をへりくだって表現することで、相手に対する敬意を示すことができます。

使われる場面

「差し上げる」は、ビジネスシーンやフォーマルな場面で頻繁に使用されます。例えば、贈り物を渡す際や、情報を提供する際に使われます。また、メールや電話でのやり取りでも、相手に対する敬意を示すために用いられます。

「差し上げる」の活用シーン

ビジネスでの使用例

ビジネスシーンでは、上司や取引先に対して「お電話差し上げます」や「資料を差し上げます」といった形で使われます。これにより、相手に対する敬意を示しつつ、丁寧な印象を与えることができます。

日常生活での使用例

日常生活でも、「差し上げる」は使われます。例えば、友人や家族に対しても、特別な場面やフォーマルな状況では「プレゼントを差し上げます」といった表現が適しています。これにより、相手に対する感謝や敬意を示すことができます。

「差し上げる」を使う際の注意点

伝わり方のニュアンスに注意

「差し上げる」は「あげる」の謙譲語で敬語表現ではありますが、伝わり方のニュアンスによっては「偉そう」と捉えられる可能性があります。「あげる」という言葉自体に「相手に何かをしてやる」という意味があるため、かえって失礼になることがありますので注意が必要です。

適切な場面での使用

ビジネスシーンでは「お電話差し上げます」や「ご連絡差し上げます」と言った表現がよく使われ、正しい敬語表現として定着しています。一方で違和感を感じる人もいるので、使うかどうか迷う際には「お電話いたします」「ご連絡申し上げます」など他の表現を用いると良いでしょう。

「差し上げる」の使い方と例文

例文1: ビジネスシーン

「本日中に資料を差し上げますので、ご確認をお願いいたします。」この例文では、資料を提供する際に「差し上げる」を使い、相手に対する敬意を示しています。

「(取引先の)◯◯様を車で駅へ送って差し上げてから、帰社します。」この例文は帰社前の業務連絡として《社内の人》に向けて、《◯◯様》への敬意を表すために「差し上げます」を用いた例です。このように直接目上の人へ伝える訳ではない場面では違和感なく使うことができます。直接《◯◯様》に伝える場合には「車で駅へお送りいたします」という方が無難でしょう。

例文2: 日常生活

「このプレゼントを差し上げます。どうぞお受け取りください。」この例文では、プレゼントを渡す際に「差し上げる」を使い、相手に対する感謝の気持ちを表現しています。

「差し上げる」への返答方法

感謝の意を示す

「差し上げる」と言われた際には、感謝の意を示すことが大切です。「ありがとうございます」や「感謝いたします」といった言葉で、相手の行為に対する感謝を伝えましょう。

受け取る際の礼儀

「差し上げる」と言われたものを受け取る際には、丁寧に受け取ることが重要です。相手の気持ちを尊重し、礼儀正しく対応することで、良好な関係を築くことができます。

「差し上げる」の類語・言い換え表現

類語の紹介

「差し上げる」の類語としては、「お渡しする」や「お贈りする」があります。これらも敬語として使われ、相手に対する敬意を示す表現です。

言い換えのポイント

「差し上げる」を言い換える際には、相手や状況に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。
例:「お電話差し上げます」→「お電話いたします」
  「ご連絡差し上げます」→「ご連絡申し上げます」

まとめ

「差し上げる」は、敬語として相手に何かを提供する際に使われる表現です。ビジネスシーンやフォーマルな場面での使用が適しており、相手に対する敬意を示すことができます。誤用に注意し、適切な場面で使うことで、円滑なコミュニケーションを図ることができます。

 
 

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