冷めてもおいしい弁当5日分のレシピどどんと公開!冷やうま塩から揚げ試してみて!
2021/04/27
自分のために、家族のために、朝の限られた時間のなかで、少しでもおいしいべんとうを作りたい!そこで、冷めてもおいしいMAYAさんの、べんとう作りの工夫を教えてもらいました。平日5日分、ばっちり参考にしてみて♪
<教えてくれた人>
MAYAさん
38歳、東京のはずれに住む3児の母。吹奏楽部の娘とサッカー少年の息子にべんとうを作る。著書は『一生おいしいお弁当』ほか多数。インスタは@heavydrinker
学校ではレンチンできない!だから冷めてもおいしいが第一!
職場に持っていくべんとうを、レンジで温めてから食べていたというMAYAさん。あるとき、「学校にはレンジがないよな……」と気づき、冷たいままべんとうを食べるようにしてみたら、「ハンバーグの脂がしつこい、肉がカチカチでおいしくない」などの気づきがあったそう。
以来、冷めた状態でおいしくなるよう、食材の選び方や調理法を工夫しています。今回は、中学生の長女のために作る、春休みの部活べんとうを見せてもらいました。
1 いちばん人気!わが家の定番【塩から揚げべんとう】
メインのから揚げは、前日に下味をつけておき朝は揚げるだけ。味がしっかりしみ込むから、冷めてもおいしいんです。日もちするきんぴらは、作り置きします。
・冷めてもウマい塩から揚げ
・冷めてもウマい卵焼き
・いつものきんぴら
・彩り担当のパセリ
冷めウマな塩から揚げの作り方
材料
鶏もも肉…300g
片栗粉…大さじ3
下味
砂糖…小さじ1
マヨネーズ…小さじ2
卵白…卵1個分
おろしにんにく…小さじ1
塩…小さじ1弱
作り方
(1)鶏肉を下味の材料に漬け込み、15分以上おく(できれば一晩漬け込むとよい)。
下味にマヨと砂糖で冷めウマ。
(2)片栗粉をまぶし、170℃の油で揚げる。鶏肉に火が通ったら強火にして、肉の表面を油から出して空気に触れさせる。これを2~3回繰り返すと、二度揚げの代わりになり、表面がカリッと仕上がる。
二度揚げせずにカリッと仕上がる。
MAYAさんの冷めウマポイント
【1】から揚げや卵焼きは「マヨ」でしっとり!
マヨネーズは水と油が乳化しているので、卵焼きやから揚げに入れると、冷めても柔らかさをキープできるそう。
【2】調理に「ごま油」を使うと油っぽくない!
ごま油は加熱しても酸化しにくいと言われています。そのおかげで、ごま油で調理したおかずは、冷めてもおいしい。
【3】脂の多い肉は使わないようにする
豚バラや合いびき肉など、脂身の多い肉は冷めるとおいしさ半減。ハンバーグなら豚ひき肉、肉巻きならロースが◎。
2 ご飯がべチャッとしない!ヒレカツ丼べんとう
夕飯の残りや市販のカツを卵でとじた簡単ヒレカツ丼。ご飯の上に薄焼き卵を敷き、カツ丼のタレに片栗粉でとろみをつけておけば、時間が経ってもご飯がべチャッとしません!
・ヒレカツの卵とじ
・キレイな色のお漬けもの
ご飯の上に薄焼き卵を敷く。
3 パステルカラーがかわいい肉巻きべんとう
中学生の長女からの「ご飯少なめ、野菜多め」のリクエストに応えて。肉巻きは、薄切り肉を2枚重ねて、塩もみした野菜を巻き、巻き終わりを片栗粉で留めて焼きます。
・キャベツとにんじんの肉巻き
・ツナ入り卵焼き
・オクラの梅あえ
・かわいい色のふりかけ
POINT
薄切りロース肉は冷めても柔らか!
4 お肉柔らか!鶏胸ケチャップべんとう
卵料理がオムレツの日は、ソースがわりになるケチャップ味のおかずに。鶏胸肉に片栗粉をまぶすと柔らかく仕上がるだけでなく、調味料がよくからむので汁漏れ防止にも◎。
・ケチャップ&ウスターソースで味つけした肉
・枝豆&コーン&じゃがいものオムレツ
・ブロッコリー
・パセリをふるとおしゃれ
POINT
肉に片栗粉をまぶすと、柔らかく仕上がる。
5 寝坊しても間に合う!ハムエッグべんとう
疲れがたまっていて早起きしたくない……ときは、計画的に朝寝坊(笑)。ちょっといいハムを買っておけば、おかずがハムエッグでもごちそう風に(なるはず)。
・目玉焼き
・キャベツ炒め目玉焼き (塩&こしょう)
・ちょっといい厚切りハム
・マヨを添えて
POINT
しょうゆをジュッと焼きからめると冷めウマ。
※気温の高い時期はおべんとうが傷みやすいので注意してください。気温25度以上の日には生野菜を避け、卵や練り物、肉・魚類にきちんと火を通すことをお勧めします。※学年は取材時(21年3月)のものです。
参照:『サンキュ!』2021年5月号「読者11人の毎日弁当」より。掲載している情報は2021年3月現在のものです。撮影/林ひろし MAYAさん 構成・文/kitsune 編集/サンキュ!編集部
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