油分が少なくて、調理方法を失敗するとパサついたり硬さが気になる「鶏ひき肉」。
みなさんも、肉団子やハンバーグなどのひき肉料理をつくるときには、ジューシーに仕上がる豚肉を選ぶことも多いのでは?
今回は、管理栄養士のゆかりさんが、「鶏ひき肉」でもおいしく肉団子がつくれるレシピをご紹介します。
混ぜる食材の種類によってどれだけ違いが出るのか比較しているので、ぜひ料理の参考にしてみてくださいね!

鶏ひき肉に何を混ぜるとよい?
鶏ひき肉が硬くなる原因は、水分が抜けてしまうことなどが挙げられます。とくに、高温調理を長時間した場合などに硬さが気になることが多いのではないでしょうか。
鶏ひき肉で肉団子をつくる場合(ハンバーグにも同様)、基本は塩を加えて粘りが出るまでこねることで肉の中のたんぱく質が網の目のような構造になり、水分やうま味をキープしてくれるようになります。
それだけでやわらかく仕上がればいいのですが、現実的にはそれだけでは思ったように仕上がらないことも。
そこで、つぎのような食材を混ぜて比較してみることにしました。
・砂糖:保湿作用が期待できる
・片栗粉:つなぎの役割がある
・まいたけ:たんぱく質分解酵素を持つ
・ごま油:油分で蒸発を防いでくれそう
ごま油については、ほかの油でも同様の作用が期待できるのですが、食欲をそそる香りがあることから選んでみました。
肉に対して1%の塩を加えて練った後の鶏ひき肉を30gずつに分け、そこへそれぞれの食材を混ぜ込み、蒸して比較することに。
先述の食材を加えた分量は、つぎのとおりです。
・砂糖……小さじ1/4
・片栗粉……小さじ2/3
・まいたけ……5g
・ごま油……小さじ1/2
比較した結果……
先述のとおり蒸した結果、刻んだまいたけのみ食材の存在感がありましたが、そのほかは見た目に大きな違いは見られませんでした。
なお、食べ比べてみると、つぎのような味わいの違いが感じられましたよ。
・【砂糖】しっとり感。ほんのり甘さが加わり、味に奥行きがある。
・【片栗粉】つるんとした滑らかさ。冷えてもおいしい。
・【まいたけ】ジューシーさがある。ほかよりも塩気が引き立つ。
・【ごま油】舌触りがまろやか。食欲をそそる香り。
なんと、それぞれに違うメリットが見られたのです!
筆者自身は、片栗粉、ごま油、まいたけの順で気に入りましたが、小学生の娘にも同時に食べ比べてもらったところ、ごま油、砂糖、片栗粉の順に。
「どれがいちばんおいしいかを選べ」と言われたら、それは好みの問題になるかと思います。
これを生かして、鶏ひき肉料理をレベルアップ!
この結果から、今回混ぜた食材を「すべて入れる」のがいちばんおすすめと言えそうです。
肉団子にどんな仕上がりを求めるかで、すべてではなくいくつかを選んで入れる、という方法もいいかもしれませんね。
ぜひ、おいしい鶏ひき肉料理づくりに役立ててみてはいかがでしょうか!
■執筆/ゆかり…保育園調理、セミナー講師、出張料理、料理教室、食育サイトの記事執筆など幅広く活躍中の管理栄養士で食生活アドバイザー。1児の母。
編集/サンキュ!編集部