ご飯やパンを添えるだけ!一皿完結スープって?食材のうまみを引き出すテクを覚えておけば、数多くの食材を用意しなくても一皿で大満足のスープに。ご飯にかけてもいいスープだから味はしっかりめです。

<教えてくれた人>: スープ作家 有賀薫
家族のために作ったスープを毎朝SNSに投稿し続けたことが話題となりスープのレシピ本を続々と刊行。書籍のほか雑...
鶏ひき肉とにらのカレースープ
●材料(4人分)
鶏ひき肉…300g
→塩、こしょう各少々をふる
玉ねぎ…1個→粗みじん切り
にら…1束→長さ1cmに切る
おろししょうが…1かけ分 オリーブ油…大さじ1
カレー粉…大さじ1(好みで増やしても) 塩…小さじ1/3
●作り方
(1)深めのフライパンにオリーブ油をひき、ひき肉を広げて入れ、1枚の肉を焼くように強めの中火で焼きつける。こんがりとした焼き色がついたら返す。
・焼きつけて香ばしさUP!
(2)玉ねぎとしょうがを加え、ひき肉をざっとほぐしながら2~3分炒める。
(3)玉ねぎがしんなりしたらカレー粉と塩を加えてむらなく混ぜ、水550mlを加えて煮立てる。にらを加え、ひと煮立ちさせる。
鮭と白菜のクリームスープ
●材料(4人分)
生鮭の切り身…3切れ
→1切れを4つに切り、塩少々をふって10分おき、水けを拭く
白菜(小)…1/4株(400g)
→横に幅2cmに切る
しめじ…1パック→ほぐす
サラダ油…大さじ3 薄力粉…大さじ4
塩…小さじ1/2
牛乳または豆乳(成分無調整) …200ml
みそ…大さじ1
●作り方
(1)厚手の鍋に白菜、しめじを広げて入れ、鮭をのせ、水200mlを加えてふたをして火にかける。沸騰したら強めの中火で7~8分蒸し煮にする。
・蒸し煮でうまみを引き出す
(2)蒸し煮にしている間に、とろみつけの準備をする。ボウルに油、薄力粉、塩を入れてよく混ぜてなじませ、ここに水400mlを少しずつ加えて混ぜる
・ホワイトソースより簡単
(3)(2)を(1)の鍋に加え、牛乳も加え、そっと混ぜながら5~6分煮る。とろみがついたらみそを溶き入れる。
豚肉と豆苗の中国風トマトスープ
●材料(4人分)
豚バラ薄切り肉…150g→食べやすい大きさに切る
トマト(中)…1個→ざく切り
豆苗…2/3袋→長さ3~4cmに切る
厚揚げ(小)…1枚(150g)→食べやすい大きさに切る
ごま油…大さじ1 塩…小さじ1 しょうゆ…少々 こしょう…少々
水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1を水大さじ2で溶く)
●作り方
(1)鍋にごま油を入れて中火で熱し、豚肉を炒める。肉の色が変わったらトマトを加えて炒める。しばらくするとトマトから水分が出てくるので、よく混ぜて豚の脂としっかりなじませる。
・トマトの水分と豚の脂を乳化させる
(2)(1)に水700mlと塩を加えて煮立て、豆苗と厚揚げを加えて2~3分煮る。
(3)しょうゆとこしょうを加えて味をととのえ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
<教えてくれた人>
スープ作家 有賀薫さん
家族のために作ったスープを毎朝SNSに投稿し続けたことが話題となりスープのレシピ本を続々と刊行。書籍のほか雑誌、テレビ、ラジオなどあらゆる媒体で活躍中。最新刊は自炊をスタートする人に向けた『スープが作れたら、自炊は半分できたようなもの』(オレンジページ)。
<スープを作り始める前に>
・鍋は直径20cm前後のもの、フライパンは深型の直径26cmくらいのものを使っています。・野菜の皮をむく、根元、石づきを除くなどの下ごしらえの表記は省略しています。・アクが気になる場合は、すくい取ってください。
参照:『サンキュ!』2025年4月号「忙しい日は、スープさえあれば」より。掲載している情報は2025年2月現在のものです。調理/有賀薫 撮影/田村昌裕 取材・文/春日井富喜 編集/サンキュ!編集部