掃除のプロが教える!年末大掃除までやらないと後悔する掃除
2021/10/14
汚れもイライラも溜めない暮らしを目指す、サンキュ!STYLEライターの坂田亜希です。
家事代行業ハウスクリーニング士の観点から日々のちょこっと掃除を楽しく続けられるコツをお伝えします。
今回は年末に掃除をすると時間も労力もかかってしまう「年末大掃除までやらないと後悔する掃除」についてご紹介します。
やっておかないと後悔する掃除は…見えない箇所の油汚れ!
キッチンまわりで大変な掃除と言えば油汚れ。コンロ、五徳、レンジフードなど。とにかくギトギトな油をとらない事にはキレイになりません。
日々、こまめに掃除をされていればそこまで掃除も大変ではないかもしれませんが、換気扇など分解を伴う箇所はなかなかこまめに掃除される方も少ないのではないかと思います。
目に見えない箇所、手の届かない箇所ほど手に負えない汚れが溜まっている可能性が高いです。
ギトギト油汚れの落とし方
蓄積した油汚れは、洗剤をシュッシュとかけてスポンジやブラシで磨いてもなかなかキレイになりません。このやり方では時間と労力ばかりかかる上に、結局そこまでキレイにならなかったというパターンに陥ってしまいます。
油汚れを落とすためには「お湯」と「洗剤」をバケツに入れ、その中に部品をつけ置きします。つけ置きをすれば油汚れがすこしずつ柔らかくなります。
つけ置きの後はぬるま湯を蛇口から出してブラシやスポンジでこすりながら油汚れと洗剤を流していくだけです。
大掃除まで残すのをおすすめしない理由
つけ置きには「お湯」が必要になります。洗剤はお湯に反応して汚れを分解してくれます。洗剤を最大限に発揮させようと思うとお湯が不可欠です。
しかし、大掃除となると季節は冬。せっかくつけ置きしていても、気温のせいでバケツ内のお湯がみるみるうちに温度が下がってしまいます。
ひどい場合は、せっかくバケツ内で溶けた油がお湯の温度が下がることで再度かたまり、つけ置きしていたパーツに再度付着します。これでは何度もバケツ内にお湯をつぎ足ししないといけません。そうなると洗剤も薄まるので、洗剤も追加せざるを得ません。
油汚れと向き合うのは冬前までに
年末大掃除に換気扇など掃除する方も多いかもしれません。私も昔は年末に掃除をしていました。しかし、頑固な油汚れを少しでも楽にとる為には気温が高い日に掃除するのをおすすめします!!また、冬は水が冷たく、パーツを洗う時も手荒れの原因になります。
秋までに油汚れの大掃除をして、年末は簡易的な掃除をする程度が負担が少なくて済みますよ。大変な箇所の掃除こそポイントを押さえて是非やってみてください。
記事を書いたのは・・・坂田亜希
家事代行業ハウスクリーニング士。キレイにすることが大好き。家事代行を通して、お客様の日々の掃除の負担を減らし、時間と気持ちにゆとりを生み出すこと意識しております。洗剤や道具の上手な使い方などを発信していきます。
※使用上の注意をよく読んだうえでご利用ください。