新鮮なココナッツとトロピカルリーフシャドウ、スパ化粧品、食品成分を含む瓶のココナッツオイル

気になる「ココナッツオイル」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介

2022/03/15

この記事では「ココナッツオイル」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。

ココナッツオイルを食べると太りやすい?

ココナッツオイルはオイルの1種であるため、それなりにカロリーはありますが、適量であれば食べてすぐに太るわけではありません。むしろ、毎日の食事に取り入れることで、期待できる効果が数多くあります。

とくに、体脂肪を気にするかたや免疫力を高めたいかたにとってメリットとなる成分を含んでいます。

では、ココナッツオイルのどの成分がメリットをもたらすのでしょうか。そして、摂取の際にはどういった工夫が必要なのでしょう。この記事では、ココナッツオイルのカロリーや炭水化物量とともに、効果や食べる際に押さえるべきポイントについて解説します。

ココナッツオイル1食分のカロリー

ココナッツオイル大さじ1杯(12g)のカロリーは、111kcalです。これは、ココナッツから精製する植物油のカロリーとなっています。

大さじ1杯(12g)だけで100kalを超えるため、高カロリーな食品と思われる方もいるでしょう。ただ、料理によく使われる他のオイルのカロリーを同じ大さじ1杯(12g)で比べると、サラダ油、オリーブオイル、ごま油はすべて111kcalです。

つまり、カロリーはほかのオイルと変わりません。注目したいのは、摂取によってもたらされる効果であると言えます。

ココナッツオイルの炭水化物量は?

ココナッツオイル大さじ1杯の炭水化物量は、0gです。同じ量に含まれる三大栄養素を比べると、タンパク質も0gで、脂質は12gとなっています。ココナッツオイルは、脂質でできているということがわかります。

ココナッツオイルの成分をより詳しく見ていくと、期待できる効果が数多くあります。次の項目で解説していきましょう。

ココナッツオイルを摂取することで期待できる効果

それでは、実際にココナッツオイルを摂取するとどのような効果が期待できるのでしょうか。

ここでは、腹持ちをよくする、体脂肪をつきにくくする、老化防止、免疫力アップ、認知症改善といった5つの効果について詳しく解説していきます。

腹持ちがよい

ココナッツオイルを料理に使うと、中鎖脂肪酸の効果で腹持ちのよい食事になります。

ココナッツなどのヤシ科植物には、天然成分である中鎖脂肪酸が含まれています。この成分の特徴の1つが、血糖値の動きを緩やかにするということです。

糖質の多い食事をとると血糖値が急激に上昇し、下がると空腹を感じます。しかし、ココナッツオイルを摂取すると血糖値の急激な増減が起こりづらいため、空腹になりにくいのです。

体脂肪がつきにくくなる

ココナッツオイルを摂取すると、体脂肪がつきにくくなる効果が期待できます。ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸には、エネルギーとして燃えやすいという特徴があるためです。

糖質制限中に中鎖脂肪酸をとると、体内でケトン体というエネルギーがつくられます。人間はブドウ糖をエネルギーにして活動しますが、ブドウ糖からケトン体に代わると体内の脂質を燃やしてエネルギーに変えるようになるのです。

つまり、ココナッツオイルを摂取することで、効率よく体内のエネルギーを使うようになり、体脂肪がつきにくくなると言えます。

免疫力を高める

ココナッツオイルに含まれるラウリン酸により、免疫力アップが期待できます。

ラウリン酸は、母乳にも含まれる成分です。免疫力が弱い赤ちゃんをウイルスなどから守ってくれます。海外には、少量のココナッツオイルを習慣として摂取する地域もあります。

ココナッツオイルを摂取するときのポイント

素朴な背景に新鮮なココナッツフルーツとココナッツオイルのガラスボトル、代替植物医学のコンセプト、ココスヌシメラ
mescioglu/gettyimages

メリットの多いココナッツオイルですが、具体的にどのように摂取するとよいのでしょうか。

ここでは、ココナッツオイルを食べたり、料理で使ったりする場合に押さえるべきポイントについて詳しく解説しましょう。

食べすぎないようにする

ココナッツオイルは腹持ちのよさや免疫力アップなどメリットの多い食品ですが、食べすぎには注意しましょう。

すでに述べたように、ココナッツオイルのカロリーはサラダ油、オリーブオイル、ごま油など料理でよく使うほかのオイルのカロリーと変わりません。つまり、摂取によるメリットが多いからといって、食べすぎるとカロリーのとりすぎになる場合があるということです。

料理の際は、ほかのオイル同様、量に気をつけて使いましょう。

サラダ油の代わりとして使う

ココナッツオイルは熱に強いため、料理をする際、サラダ油の代わりに使うと日常的に摂取しやすくなります。

ココナッツオイルは、ココナッツ独特のほのかに甘い風味があるため、食べ慣れないかたにとって単体で摂取するのがむずかしい場合があります。また、いそがしいかたにとっては、ココナッツオイルを摂取することは、習慣にならない場合もあるでしょう。

そこでおすすめする食べ方が、サラダ油の代わりに料理で使うという方法です。ココナッツオイルは酸化に強く、熱を加えてもほとんど劣化しません。つまり、日常的に料理で使うことにより、摂取によるメリットを得やすくなります。

飲み物やヨーグルトに入れる

ココナッツオイルを飲み物やヨーグルトに入れると、摂取しやすくなり、風味づけもできます。

ココナッツオイルは、温度が低いと固形状に、温めると液体に変化する食品です。固形状のときの見た目は白いバターのようなもので、液体化すると透明のオイルになります。風味は好きでも、オイルをそのまま口にすることに抵抗があるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでおすすめしたい食べ方が、飲み物やヨーグルトに混ぜるという方法です。混ぜることで、ココナッツオイル単体よりも、気軽に摂取しやすくなります。また、酸味を抑えたマイルドな味になるため、飲み物やヨーグルトの味に変化を加えることが可能です。

食事だけでなく間食をする際にも使える方法であるため、ココナッツオイルの摂取を習慣化したいかたは試してみてはいかがでしょうか。

ココナッツオイルのカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!

ココナッツオイルのカロリーだけを見ると、ほかのオイルと変わりません。そのため、食べすぎや料理での使い過ぎは、カロリーオーバーを招くことがあるのです。

ただし、ココナッツオイルにはさまざまなメリットがあります。料理に使うと腹持ちがよい食事となり、体脂肪をつきにくくしてくれます。また、免疫力アップなど、望ましい効果が数多くあるのがココナッツオイルです。

日常的に適量を摂取していくことが望ましいですが、そのままだと食べづらい場合はサラダ油の代わりに料理で使ったり、飲み物やヨーグルトに入れたりするなど、工夫してみましょう。

ココナッツオイルのカロリーや炭水化物量だけでなく、期待できる効果についても理解し、健康に役立てましょう。

※参考にしたサイト

 
 

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