【連載】親子でエプロンの日 「洗濯物たたみ」にチャレンジ!
2017/10/11
小さな子どもでも取り組みやすいのが、洗濯物をたたむというお手伝い。「洗濯物は乾いたら、たたんでしまう」という、生活の基本を身につける機会にもなります。たたみ方は家庭によって違うので、おうちのやり方でOK!
1.ハンカチなど小さなものからスタート
子どもの小さな手でも扱いやすいようなタオルハンカチから、「洗濯物たたみ」レッスンを始めてみるといいでしょう。折り紙のように「角と角を合わせる」ということがわかると、子どももやりやすくなります。
2.バスタオルなど大判にチャレンジ!
バスタオルやフェイスタオルなど、多少大きくても四角形のものだったら子どもにもカンタン。手でしっかりとしわをのばしてから折りたたむとキレイになることも伝えて。
3.靴下を2つセットにするのをお願いしても
洗濯物の山から、靴下のセットを探し出してまとめることは、小さな子どもでもできるお手伝い。慣れてきたら、自分のパンツを半分に折るなどの作業にステップアップ!
<3~4歳くらいからおすすめ>
ハンカチなど四角いものであれば、3歳くらいからでも大丈夫。ただ、多少うまくできなくても大人がたたみ直すのはNG。子どもからすると、自分の作業が否定された気持ちになります。
<小学生になったら>
小学校でも体操着などをたたむ機会が増えます。自分の衣類はひと通りたためるようにしておきましょう。また、なんとなくたたむのではなく、収納する場所に合わせたたたみ方なども教えていけるといいでしょう。
【プロからのアドバイス】
洗濯物をたたむのは 「生活する」ことの基本です
衣類は着ると汚れて、洗濯しなければいけないこと。洗濯したらきちんとたたんでしまえば気持ちよく生活できることを、子どものうちから知っておくのはとても大切。いつも親がやっていると、「服は自動的にいつもキレイになっている」と勘違いしかねません。自分のだけでなく、家族の衣類をたたむことで、「いろいろな衣類が生活を支えている」と学ぶこともできます。
◆掃除・子育てアドバイスの専門家 藤原千秋さん
大手住宅メーカー営業職を経て、All Aboutガイドに。主に住宅、家事まわりが専門。14歳、10歳、6歳の女の子の母
親子で洗濯物をたたむ時間を 楽しんでみて!
お母さんの横で「洗濯物をたたむ」というのは、小さな子どもにとって幸せな時間です。「~しなければいけない」と思わずに、楽しく過ごしてみてください。一緒にたたみながら、「キレイにたたむと、次に着るときに気持ちいい」と話すことで、子どもに生活を快適にする方法を伝えることができます。
◆幼児教育の専門家 浅野ななみさん
幼稚園教諭、聖心女子大学講師を経て、現在、乳幼児教育研究所講師。子どもの遊び、お話の創作、表現活動を指導
撮影/大森忠明 スタイリスト/深川あさり 構成・文/松崎祐子