掃除のプロに聞いた「キッチン掃除」でやってはいけないワースト3つのこと

2022/06/18

キッチンは主に油汚れが多く、掃除が大変です。

料理をする場所なので、とくに清潔にしておきたいですよね。そんなキッチン掃除の中でも、「これはやってはいけない」という3つのことを、クリンネスト1級の資格をもつお掃除スペシャリストのいつきさんに教えてもらいました。

クレンリネスト1級の資格をもつお掃除スペシャリスト。掃除のしやすさとスッキリとした暮らしとを突き詰めていった...

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シロッコファンをオキシ漬け

キッチン掃除の中でも一番厄介と言われている、レンジフードのシロッコファン。油が多くこびりついた上にホコリも加わり、非常に厄介な汚れになっています。

「オキシ漬け」といって、オキシクリーンという酸素系漂白剤をお湯に溶かして漬けておく掃除方法があるのですが、シロッコファンにはNGです。

オキシクリーンなどの酸素系漂白剤のパッケージには「金属は全般使用不可」であったり「ステンレス以外の金属は使用不可」と表記されています。

シロッコファンが変色したりコーティング加工が剥がれてしまう恐れがあるため、使用できないこととなっています。

シロッコファンの頑固な油汚れは、お湯と中性洗剤(食器用洗剤)に漬けておくと汚れがふやけ充分キレイに洗うことができるので、酸素系漂白剤に漬けないようにしましょう。

予防掃除というテクニック

「キッチン掃除をラクしたい」という理由で、フィルターなどで予防してしまうことがあります。しかしフィルターをつけることにより換気効率が下がるので、本末転倒となってしまいます。

その他にも、IHトッププレートの汚れを予防するためにIHマットをひいたり、ホコリをまとめて捨てるために冷蔵庫の上にラップをひいたり、様々な予防掃除のテクニックがありますが、どれも備わった効率が下がってしまいます。

汚れがそこにあることに変わりはなく不衛生を招いてしまうので、あれこれ取り入れるのは注意が必要です。

大掃除でまとめて掃除

1番やってはいけないものは、掃除をあとまわしにして大掃除でまとめてやってしまうことです。

油汚れは時間の経過とともに固まって頑固な汚れとなってしまい、そこにホコリなどが加わりキレイに落とすことが困難になってしまいます。

洗剤も油汚れにはアルカリ性、水アカ汚れには酸性、たくさん種類があるし一体どの洗剤を使えばいいのだろうと頭を悩ませてしまいます。

汚れたらすぐに拭き取るという小さなことを続けていれば、頑固な汚れになることはありません。

キッチンは食材を扱う場所なので、アルコールでこまめに拭き掃除するのがオススメです。
アルコールは除菌ができて油を溶かす性質があるので、食中毒予防も掃除もできて一石二鳥です。

もちろん、揮発性が高いので、ガスコンロなど火が消えている時に行ってください。

ついつい汚れが溜まってしまいがちなキッチンですが、家族の健康のためにも清潔を保ちたいものです。

日が浅いうちであれば汚れは簡単に拭き取ることができるし、テクニックも必要ありません。

キッチン掃除でやってはいけないこと、ぜひ参考にしてみてください。


■執筆/いつきさん…クリンネスト1級の資格をもつお掃除スペシャリスト。掃除のしやすさとスッキリとした暮らしを突き詰めて辿り着いた「シンプルな暮らし」を叶える情報を発信。インスタグラムはkiki.uchigestyle。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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