生クリームの冷凍方法は?上手な保存のコツやおいしい活用レシピを紹介
2022/10/13
この記事では、生クリームを冷凍保存することにより保存期間を延ばし、いろいろな料理に活用できることを紹介しています。冷凍生クリームを使って、いろいろなレシピを楽しみましょう。
生クリームの冷凍保存期間は?
生クリームは開封しなければ、ある程度の賞味期限がありますが、開封してしまうとすぐに使わなければいけません。しかし、正しい方法で冷凍すれば数週間は持ち、1カ月程度まで保存できます。
冷凍した生クリームは保存期限の上限が1カ月程度のため、それを超える前には使用してしまいましょう。冷凍保存している間でもコーヒーや料理など、用途に合わせて使いやすいように小分けにして保存するのがおすすめです。
生クリームを美味しく冷凍保存する方法
生クリームを冷凍保存してもおいしさを保つには、液体のままでも冷凍できますが、泡立ててから保存した方が分離しにくいため、おすすめです。
生クリームは、脂肪分と水分で分離しやすいものです。冷凍しなくても、開封後に置いたままにしていると分離してしまっている場合もあります。
分離してしまうと味が落ちてしまうため、特に使い道が決まっていなければ、泡立ててから保存した方がよいでしょう。
冷凍した生クリームを料理に使いたい場合は液体のまま保存できますが、小分けにしておくと使いやすくなります。
ここからは、おいしく冷凍保存するためのコツを紹介します。
液体のまま冷凍する
生クリームは液体のままでも冷凍できますが、解凍したときに泡立てることはできません。
そのため、料理に使う方がおすすめです。シチューやパスタなど、泡立てずに使うレシピに向いています。お菓子作りであれば、生チョコなどのレシピに使用しましょう。
シチューなど加熱調理するレシピであれば、凍ったまま鍋に入れれば簡単に解凍できます。生クリームを冷凍保存しておけば、気軽に生クリームの濃厚さをプラスできるため、おすすめです。
液体のまま冷凍する場合のコツを紹介します。ぜひ、活用してみてください。
1:生クリームの分量をはかる
冷凍保存する生クリームはまとめて保存せず、使いやすいように小分けにして冷凍しましょう。
コーヒーに入れるような少量の場合は製氷皿を使うのがおすすめです。好きな数をコーヒーやココアに加えると濃厚な味わいを楽しめます。製氷皿は清潔にして、フタがあるものを使用しましょう。
料理にまとまった量を使いたい場合は50cc・100ccなど分量をはかって、それぞれ冷凍保存袋に入れて保存すると使いやすくなります。清潔な冷凍保存袋を使い、空気が入らないように密封しましょう。
2:冷凍保存袋の空気を抜く
おいしさを保ったまま冷凍保存するコツは、空気に触れさせないことです。
そのため、小分けしたものを入れる袋は破れにくい保存専用のもので、空気に触れる部分を減らすために完全密封できる冷凍保存袋を使いましょう。小分けした生クリームを冷凍保存袋に入れ、しっかりと空気を抜いてから封をしてください。
見た目が似ているため、どれがどの分量か分かりづらくなってしまう場合もあります。あとから使いやすいように、冷凍保存袋に分かりやすく分量を書いておくのがおすすめです。
泡立ててから冷凍する
生クリームを泡立ててから冷凍する場合は、砂糖を入れてから泡立てて冷凍しましょう。
生クリームは解凍後にかき混ぜられないため、冷凍する前に泡立てておかなければいけません。泡立てられた生クリームはお菓子作りに使用するのが多いのではないでしょうか。
お菓子作りに使ったり、コーヒーやココアなどの飲み物に入れたりすることを考えて、先に砂糖を入れ泡立てた方が使いやすくなります。
1:生クリームを角が立つまで泡立てる
生クリームをそのまま冷凍すると分離しやすくなるため、分離させないためにも角が立つまで固めにしっかりと泡立ててから冷凍しましょう。
お菓子作りに使うことが分かっていれば砂糖を入れてから泡立てておきます。砂糖なしも作る場合は保存袋などに書いておくと分かりやすくなります。
「角が立つまで」とは8~10分立ての仕上がりです。泡だて器を持ち上げたときに生クリームがピンと角を立てるようになるまでしっかりと泡立てましょう。
2:生クリームを金属製バットに絞り出す
あとから使いやすいように固めに泡立てた生クリームは、金属製のバットに絞り出して保存しましょう。
まず、清潔な金属製バットにラップを敷きます。その上に生クリームを適量ずつ絞りだし、冷凍庫へ入れて凍らせましょう。この時点では、まず生クリームを固まらせることが目的のため、フタやラップはしなくても構いません。
絞り袋がない場合はスプーンなどですくってバットに乗せるとよいでしょう。
3:凍った生クリームを取り出し冷凍用保存袋へ入れる
金属製バットの上で凍らせたら、冷凍保存袋や冷凍保存容器に移しましょう。
生クリームが固まっているかは指で直接触らず、ラップを使うなどして確認するのがおすすめです。おいしさを保つためには、冷凍保存袋や容器に移し替えて、空気に触れさせないようにしましょう。
アイスクリームにして保存する
生クリームを冷凍するときは砂糖やジャムを加えて、アイスクリームになるように保存するのもおすすめです。
生クリームを使ったものの、その他に使う予定がなければ、甘味やフレーバーをつけてからアイスクリームにして保存すれば、そのまますぐに食べられます。
1:生クリームを泡立てる
まず、生クリームに砂糖を入れて、角が立つまで泡立てましょう。
バニラアイスにするときとイチゴジャムなどを加えるときは砂糖の量が違ってくるため、注意が必要です。冷蔵庫にジャムがあれば、ぜひ加えてみましょう。
分離を防ぐためにもしっかりと泡立てることがコツです。
2:ジャムを混ぜる
泡立てた生クリームにジャムを混ぜるときは、泡を壊さないように生クリームの半分の量にジャムを加えて混ぜ合わせます。
生クリームとジャムがしっかりと混ざったら、残りの半分を加え、さっくりと切るように混ぜましょう。最初の半分と同じようにしっかり混ぜてしまうと泡が壊れてしまうため、注意が必要です。
3:金属製の保存容器に入れ冷凍庫へ入れる
ジャムを加えて混ぜ合わせたら、ふたのある金属製の保存容器へ入れるか、冷凍用保存容器に入れてから金属製のバットに入れて冷凍しましょう。
金属製の容器やバットに入れることで熱が早く伝わり、素早く冷凍できます。密封して空気に触れさせないように注意してください。
生クリームを冷凍するときの注意点
生クリームを冷凍するときは、先に色・味・香りをつけておきましょう。
冷凍した生クリームを解凍すると分離しやすくなるため、解凍後に色・味・香りをつけようとかき混ぜると分離してしまいます。砂糖を先に入れるのもそのような理由があるからです。
冷凍するときは菌が繁殖しないように清潔な容器を使い、取り出しやすい形に整えて冷凍するとよいでしょう。
生クリームの解凍方法
冷凍した生クリームは、凍ったまま料理やお菓子作りに使ったり、少し解凍してケーキのデコレーションやドレッシングにも使ったりできます。
シチューなどの加熱調理するものは凍ったまま入れることができ、冷蔵庫で30分程度おいておけば、加熱調理しないレシピでも扱いやすくなります。
冷凍した生クリームの活用レシピ
それでは、冷凍した生クリームを使ってみましょう。
使いやすいように小分けして冷凍した生クリームがあれば、開封後に日にちを気にしなくても料理やお菓子に気軽に使えます。
絞り出した形そのままを飲み物に浮かべたり、パスタ料理に使ったりと冷凍した生クリームの使い方はいろいろあります。
こだわりのホットココア
冷凍するときに絞り袋に入れて絞った形で冷凍した場合は、そのまま温かいココアに浮かべましょう。
生クリームの濃厚な味わいがプラスされるだけでなく、見た目も華やかで豪華なおやつに変身させられます。温かい飲み物の中で少しずつ溶けていく様子も楽しめる使い方です。
濃厚!絶品カルボナーラ
カルボナーラに欠かせない生クリームが冷蔵庫にない、余らせても使いきれないとお悩みの方には、生クリームを冷凍しておくことをおすすめします。
生クリームの保存は冷凍を活用しよう
開封してしまうと日持ちせず、使いきれないレシピの場合、余らせてしまうのが悩みの生クリームは冷凍保存を活用することで、保存期間を延ばせるようになります。
冷凍保存の注意点などをふまえて、好きなときに気軽に使えるよう、生クリームを冷凍してみましょう。