「ピーマンの肉詰め」は冷凍保存が便利!上手においしく保存するためのテクニック
2022/12/20
ピーマンの肉詰めを長く保存しておきたい時は、冷凍保存が便利です。上手に冷凍しておけば長く保存でき、日々の料理時間を短縮できます。本記事では、ピーマンの肉詰めを上手においしく保存するためのテクニックをご紹介します。ご興味がある方は、参考にしてみてください。
ピーマンの肉詰めを冷凍する際の注意点
ピーマンの肉詰めは、少量作っても大量に作っても手間が大きく変わるわけではありません。たくさん手作りしておいて、冷凍保存しておけば、食事やお弁当のおかずとしてすぐに使えて便利です。
生のピーマンにタネを詰めた状態で冷凍すると、水分が逃げてしまい、パサつきを感じたり、旨みを逃がしたりする原因となるため注意が必要です。
また、焼いてから冷凍した場合は、冷凍により肉ダネがピーマンからはがれやすくなってしまうため、手作りする時に冷凍向きになるよう工夫が必要になるでしょう。
ピーマンの肉詰めは焼いてから冷凍するのがおすすめ
ピーマンの肉詰めは生のまま冷凍するのではなく、焼いてから冷凍しましょう。生のまま冷凍してしまうと食感や旨みが失われてしまいます。
また、ひき肉に手を加えたうえ、火を通さずに保存しておくことは、たとえ冷凍であっても食中毒を起こす危険があるため、避けた方がよいでしょう。
冷凍前に焼くという手間がかかることになりますが、安全面からいっても、味・食感をよい状態で保てるという面からいっても、焼いてから冷凍することをおすすめします。
ここでは、焼いたピーマンの肉詰めを冷凍する手順とコツを紹介していきます。
1:焼いたピーマンの肉詰めを1つずつ食品用ラップに包む
ピーマンの肉詰めを焼いたら、粗熱をとります。粗熱がとれたら、食品用ラップを使って1つずつ包みましょう。この時、食品用ラップとピーマンの肉詰めの間に空気が入り込まないように、ぴったりと包むことがポイントです。
粗熱をとらずに食品用ラップで包んでしまうと、温かいピーマンの肉詰めから水蒸気が発生して、品質劣化の原因となってしまうため注意してください。
2:ジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて冷凍庫に入れる
1つずつ食品用ラップで包んだピーマンの肉詰めは、いくつかまとめてジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて冷凍します。この時も、ジッパー付きの冷凍用保存袋に空気が残らないよう、しっかり空気を抜いてから口を閉じてください。
ピーマンの肉詰めが重ならないように入れることも大切です。
ピーマンの肉詰めの解凍方法
ピーマンの肉詰めは、しっかり食べられる状態まで焼いてから冷凍するため、解凍時にしっかり火を通す必要はありません。冷凍が溶けたら食べられるため、好みにあわせて加熱して温めましょう。
解凍には、冷蔵庫に移して自然解凍する方法や、フライパンで再度焼く方法、電子レンジで温める方法などがあります。
たとえば、電子レンジで温める時は乾燥と加熱ムラに気を付けて、食品用ラップをはずしたピーマンの肉詰めを耐熱皿に並べてから、ふんわりと食品用ラップをかぶせて加熱しましょう。
- 冷蔵庫に移して自然解凍
- フライパンで焼く
- 電子レンジで温める
冷凍ピーマンの肉詰めの保存期間は?
ピーマンの肉詰めは、適切に冷凍保存しておけば1カ月程度は保存できます。優れた機能が搭載されている冷凍庫を使った場合は1カ月以上保存しておくことも可能ですが、一般的には1カ月程度を目安としておいた方がよいでしょう。
保存状態や環境によっては、目安となる1カ月より前に傷んでしまうこともあります。食べる前に傷んだ特徴が見られないか確認してから食べてください。
【要注意】傷んだピーマンの肉詰めの特徴
冷凍から取り出した段階で、ピーマンの肉詰めから異臭がしたり、見た目が変わっていたりする場合は、傷んでいることを疑ってください。
同様に、解凍した時に異臭を感じたり、変色やカビに気づいたり、ねばねばして糸を引くような質感に気付いたりした時も傷んでいると考えてよいでしょう。こうした異常に気付いた時は、冷凍ピーマンの肉詰めは廃棄してください。
また、冷凍庫から出した時に霜がついている場合や、明らかに冷凍焼けが起きている場合も食べずに廃棄しましょう。
- 異臭がする
- ピーマンが茶色く変色している
- 表面に白っぽいカビが生えている
- ネバネバした糸を引いている
冷凍ピーマンの肉詰めをよりおいしくする一工夫
冷凍しておいたピーマンの肉詰めをおいしく食べるために一工夫してみましょう。焼いて冷凍するだけでも十分おいしく食べられますが、解凍して食べる時のことを考えて一工夫しておくと、冷凍保存しておいたからこそのメリットも得られます。
ここでは、冷凍ピーマンの肉詰めをさらにおいしく食べるための一工夫を紹介していきます。
煮汁を一緒に冷凍するのも1つ
煮汁にひたったピーマンの肉詰めが好きだという方は、煮汁にひたした状態で冷凍してみましょう。この冷凍方法ではピーマンの肉詰めを1つずつ食品用ラップで包む必要はなく、1回に食べ切れる個数を小分けにして、煮汁も一緒に冷凍します。
煮汁にひたっているため、1つずつ食品用ラップで包まなくても空気を遮断できます。煮汁と一緒に入れたジッパー付きの冷凍用保存袋の空気を抜いてから冷凍しましょう。
解凍後に食べやすい大きさ・好みの味付けに変更する
ピーマンの肉詰めを冷凍しておいた場合でも、解凍後に使いたい大きさに切ることは簡単でしょう。自然解凍した段階や、電子レンジやフライパンで少し加熱すれば好みの大きさに切り分けることもできます。
解凍したピーマンの肉詰めを食べる前に、タレや調味料で味付けをすれば、冷凍前に食べた時とは違った味を楽しめるでしょう。
冷凍保存におすすめピーマンの肉詰めレシピ
ここで紹介する「ピーマンの肉詰め」のレシピは、冷凍保存しておくことを前提に考案されています。たくさん作って冷凍しようと考えている時は参考にしてみましょう。
材料や調理手順は一般的なピーマンの肉詰めレシピと大きく変わりませんが、冷凍を前提としているため、ピーマンの肉詰めを空気に触れさせず平らに保存しやすいサイズで作っています。お弁当にも入れやすい工夫がされている点でもおすすめです。
冷凍したピーマンの肉詰めをお弁当に入れる時のポイント
冷凍保存しておいた食材を、保冷剤も兼ねてそのままお弁当に入れる方法もありますが、冷凍ピーマンの肉詰めの場合はあまりおすすめではありません。ピーマンの肉詰めを自然解凍すると水分が出やすく、他のおかずやごはんまで水っぽくなってしまうことがあるのです。
冷凍ピーマンの肉詰めをお弁当に入れるためには、火を通して余分な水分を飛ばしておいた方がよいでしょう。
ピーマンの肉詰めの保存は冷凍を活用しよう
ピーマンの肉詰めは少量作るのも大量に作るのもそれほど手間が変わらないため、たくさん作っておいて冷凍保存しておけば便利に使えます。
正しい冷凍方法を覚え、日々の食事やお弁当のおかずに活用していきましょう。ピーマンの肉詰めを冷凍しておき、活用することができれば、日常の料理時間を短縮できます。