「ニンニクの芽」は冷凍できる!保存や解凍の方法・保存期間は?アレンジレシピも紹介
2023/02/04
ニンニクの芽の冷凍保存は可能なのでしょうか。本記事ではニンニクの芽をおいしく冷凍保存する方法や解凍方法、冷凍した際の保存期間の目安について紹介しています。冷凍したニンニクの芽を使用したおすすめレシピについても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
ニンニクの芽は冷凍できる?
使用するレシピが限られてしまうニンニクの芽は、早めに使い切るのが難しいこともあるでしょう。ニンニクの芽は水分が飛びやすく乾燥してしまうため、買った当日に使い切れない場合には冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存することでニンニクの芽特有の香りや、鮮やかな色味を保ったまま保存できます。大量に購入した際の参考にしてみてください。
ニンニクの芽をおいしく冷凍保存する方法は2つ
ニンニクの芽は常温保存に向いていません。保存する際には冷蔵もしくは、冷凍保存が良いでしょう。より保存期間が長いのは冷凍保存です。
冷凍する際の方法には、生のままと下茹での状態と2つの方法があります。ニンニクの芽の状態や好みの食感に応じて冷凍方法を変えるのがおすすめです。
生のまま冷凍する方法
柔らかいニンニクの芽を冷凍するときや、歯ごたえを残したいときには生のまま冷凍しましょう。
ここからは、生のまま冷凍するときの手順を紹介します。用意するものはキッチンペーパー、冷凍用ジッパー付き保存袋、ストロー、金属製のトレイです。下準備を正しくしないまま冷凍してしまうと、ニンニクの芽の青臭さが残ってしまうため気をつけましょう。
1:ニンニクの芽を洗う
まずニンニクの芽を洗います。ニンニクの芽を洗ったら、キッチンペーパーで丁寧に水分を拭き取っていきましょう。丁寧に水分を拭き取ることで凍らせたときの霜を防ぐことができます。
2:ニンニクの芽を切り分ける
水分を拭き取ったニンニクの芽は食べやすい大きさに切り分けます。ニンニクの芽を切り分ける際の目安は、4~5cmです。根元の部分は固いため、切り落としておきましょう。蕾部分は食べられるため、一緒に冷凍保存します。
3:保存袋に入れ冷凍する
切り分けたニンニクの芽は1回分の使用量ごとに小分けして、冷凍していきます。ニンニクの芽を冷凍用ジッパー付き保存袋に入れたあとは、ジッパーの端にストローを入れて吸いながら空気を抜くと密閉しやすいでしょう。
封をした保存袋は金属製のトレイの上におくことで、冷凍速度が早まります。より冷凍しやすいように、ニンニクの芽を保存袋に入れる際には平べったくしておくのがおすすめです。
下茹でして冷凍
続いて下茹でしてから冷凍する方法を紹介します。ニンニクの芽が固いときや、解凍後にすぐ食べられる状態にしたいときには下茹でしてから冷凍する方法がおすすめです。
正しく冷凍保存することで、よりおいしくニンニクの芽を食べられます。下茹でする際には氷水を入れたボウル、冷凍用ジッパー付き保存袋、金属トレイがあると良いでしょう。
1:ニンニクの芽を洗い切り分ける
まずはニンニクの芽をしっかりと洗い、蕾と根元の部分を切り分けます。根元は固いため切り分けたあとは取り除きますが、蕾は下茹でして冷凍保存しましょう。
この時点では蕾と根元を切り分けるだけでかまいません。下茹でをしてから、食べやすい長さに茎を切り分けていきます。茹で時間が変わるため、切り分けたあとは蕾と茎の部分を分けておきましょう。
2:沸騰したお湯で茹でる
切り分けたニンニクの芽は、下茹でしていきます。塩をひとつまみ入れてから沸騰させたお湯に、ニンニクの芽を入れて茹でていきましょう。前述しているように、蕾と茎の部分は湯で時間が変わります。
茹で時間の目安は茎の部分は1分、蕾は15秒ほどです。ニンニクの芽の蕾部分は火が通りやすいため茹ですぎに注意しましょう。下茹でしている間に次の手順で必要となる氷水をためたボウルやザルを用意しておくとスムーズです。
3:氷水に入れて荒熱を取る
下茹でしたニンニクの芽は、氷水に入れて熱を取っていきます。氷水に入れて手早く冷やしたらザルにあけて、水を切りましょう。
ザルにあけて水分をしっかりと切ったニンニクの芽は、食べやすいように4~5cmの長さで切っていきます。ニンニクの芽を切る際には斜めに包丁を入れると、食感が柔らかくなるためおすすめです。ニンニクの芽を切ってから、水分を拭き取る手順に進みます。
4:ジッパー付き保存袋に入れ冷凍する
切り分けたニンニクの芽はキッチンペーパーで水分を拭き取ります。水分を拭き取ったニンニクの芽は冷凍用ジッパー付き保存袋に入れて、冷凍していきましょう。
封をするときには空気をしっかりと抜くことが大切なポイントです。また冷凍庫に入れる際には、金属トレイの上におくと冷凍時間が短くなります。
ニンニクの芽の解凍方法
ニンニクの芽を解凍する際は自然解凍、電子レンジ解凍、冷凍されたまま調理に使う方法の3つがあります。基本的には自然解凍してから調理に使用するのがおすすめです。
冷凍されたままの状態で加熱調理すると、水分が多く出てしまうため気をつけましょう。時間に余裕があれば炒めものに使用する際でも、自然解凍もしくは電子レンジで解凍すると水分が気になりません。
生のまま冷凍したニンニクの芽は、数分電子レンジで加熱すると解凍できるうえに調理時間の短縮も可能です。
冷凍ニンニクの芽の保存期間は?
冷凍したニンニクの芽の保存期間は約1カ月です。冷凍庫内の温度変化により、冷凍やけをおこす場合もあります。1カ月以上冷凍保存すると風味が衰えてしまうため、早めに使い切りましょう。
ニンニクの芽は購入した当日に使い切るのが理想ですが、前述しているように冷蔵保存も可能です。冷蔵保存する際の保存期間の目安は約3日となります。冷凍する際には保存した日付を袋に記しておくと安心です。
冷凍したニンニクの芽の活用レシピ
風味を保つためにも冷凍したニンニクの芽は、1カ月以内に使い切るのがおすすめです。前述しているように炒めものに使用する際には、ある程度解凍しておくと水分が気になりません。
次に冷凍したニンニクの芽を使用したおすすめレシピを紹介します。炒めものに使用することが多いニンニクの芽は様々な味付けと相性が良いので、ぜひ参考にしてみてください。
豚肉とニンニクの芽のピリ辛炒め
まず紹介するのが豚肉とニンニクの芽のピリ辛炒めです。ニンニクの芽は解凍しておくと使いやすいです。
ニンニクの芽のシンプル炒め
続いて紹介するのがニンニクの芽のシンプル炒めです。材料は缶詰のホタテとニンニクの芽、ショウガだけなので簡単に作れます。
風味をしっかりと感じられるレシピなので、お酒のおつまみとしても重宝するでしょう。
サヤインゲンとニンニクの芽の炒め物
最後に紹介するレシピがサヤインゲンとニンニクの芽の炒めものです。バターとニンニクの芽の風味が食欲をそそるのではないでしょうか。
最後にかつお節を加えることで、風味が増し、冷めてもおいしいおかずとなっています。
ニンニクの芽の保存は冷凍を活用しよう
水分が飛び乾燥しやすいニンニクの芽は、すぐに使い切れない場合には冷凍保存がおすすめです。正しく冷凍保存することでニンニクの芽の風味や食感を保つことができます。
下茹でしてから冷凍保存することで、調理の時短にもつながり、調理に取り入れやすくなりとても便利です。
ニンニクの芽を冷凍保存する際には、本記事で紹介する方法をぜひ参考にしてみてください。