スコーン・オン・プレートとコーヒー・オブ・ティー

「スコーン」は冷凍できる!保存や解凍の方法・注意点は?レシピも紹介

2023/02/21

食べ切れなかったスコーンを保存するとき、おいしさを保つために常温・冷蔵・冷凍いずれの方法で保存すべきか迷ったことはありませんか。本記事では、スコーンを上手に冷凍保存するコツや冷凍に適したレシピを紹介していきます。ご興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

スコーンは冷凍できる?

スコーンは、短期間で食べ切れない量を作りすぎてしまったり、買いすぎてしまったりすることが多い食品です。

おいしく食べ切れる量より多くのスコーンが手元にある場合は、冷凍保存しておくことでおいしさをキープしながら長く保存できるためおすすめです。

スコーンを冷凍する際の注意点

チーズとスコーン
furo_felix/gettyimages

スコーンの長期保存には冷凍保存がおすすめですが、スコーンの素材や冷凍の方法によってはおいしさを損なう可能性もあります。ここでは、スコーンをおいしく冷凍しておくために知っておきたい注意点を解説していきます。

スコーンのおいしさをキープしたまま長く保存しておくためにも、冷凍の際に気を付けたいポイントを理解しておきましょう。

  • スコーンは1個ずつ包む
  • 手作りの場合は冷めてから冷凍する

スコーンは1個ずつ包む

おいしさをキープして冷凍しておくためには、スコーンを1個ずつ包んで冷凍してください。購入したときに入っていた袋のまま冷凍庫に入れてしまったり、作ったスコーンを複数個ポリ袋やジッパー付きの保存袋に入れて冷凍したりすると、品質が劣化しやすくなります。

食品用ラップで隙間なく包んでおけば空気に触れずに済むため、保存中の酸化や冷凍焼けなどの劣化も防げます。また、必要な個数だけ簡単に取り出せるため便利です。

手作りの場合は冷めてから冷凍する

作りたてのスコーンを冷凍保存するときは、粗熱を取ってから冷凍しましょう。蒸気が立ち上るようなアツアツの状態でスコーンを食品用ラップで包んでしまうと、蒸気が水滴となって食品用ラップに溜まり、スコーンのサクサクした食感を損なうことになります。

スコーンの粗熱がしっかり取れてから個別に包み冷凍保存しておけば、サクサクした食感のスコーンをおいしくいただけます。

冷凍に不向きなスコーンがある

スコーンの長期保存には冷凍が向いていますが、冷凍に不向きな食材を使ったスコーンの場合は冷凍することで食感が変わってしまい、おいしさが損なわれることもあります。

温めることで食材が流れ出てしまったり、焦げてしまったり、質感が変わってしまったりする場合も冷凍に不向きです。クリームやバターが挟まれているスコーンやチョコレートがかかっているスコーンは冷凍保存を避け、早めに食べ切ることをおすすめします。

スコーンはジッパー付きの保存袋で冷凍するのがおすすめ

焼きたてのスコーン
nicolamargaret/gettyimages

スコーンを冷凍保存するときは、ジッパー付きの保存袋を使うと空気を遮断できるため、冷凍と長期保存による劣化を防ぎやすくなります。食品用ラップとジッパー付きの保存袋を使って、上手に冷凍保存しましょう。

ここでは、スコーンを冷凍保存する際の手順を解説していきます。

1:スコーンを食品用ラップで包む

食品用ラップを使って、スコーンと食品用ラップの間に空気が入り込まないようにぴったりと包んでください。空気を遮断することで、長期保存している間の冷凍焼けや酸化による劣化を防げます。

1個ずつ包むことで冷凍庫を開けている時間も短くて済み、食べないスコーンを庫外に出す必要もないため、庫内やスコーンの温度を一定に保ったまま保存しておけるでしょう。

2:ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍する

食品用ラップで個別に包んだスコーンは、いくつかまとめてジッパー付きの保存袋に入れて冷凍します。空気をしっかり抜いてからジッパーを閉め、密閉してください。ジッパーの端にストローを差し込んで空気を吸い取って抜く、という方法もあります。

空気から遮断することで劣化を防げますが、急速冷凍もスコーンの品質を保つために有効な方法です。冷蔵庫に急速冷凍機能がついている場合は活用してみましょう。

急速冷凍機能がない場合は、金属トレイにスコーンを入れたジッパー付きの保存袋を置いて冷凍庫に入れる方法でも急速冷凍が可能です。

スコーンの解凍方法

冷凍しておいたスコーンは、自然解凍でそのまま食べることも可能です。常温解凍も可能ですが冷凍庫と温度差が大きいため、水滴がついて食感を損なうこともあります。時間はかかりますが、冷蔵庫に移して自然解凍する方法がおすすめです。

焼き立てのような食感を求める場合は自然解凍した後、オーブントースターを使って5~10分程度焼いてください。自然解凍している時間がないというときは、電子レンジを使って解凍することも可能です。

冷凍スコーンの保存期間は?

スコーンを冷凍して保存しておける期間は1カ月程度です。食品用ラップやジッパー付きの保存袋による空気の遮断が弱い場合や、冷凍庫の開け閉めが激しく庫内の温度が上がりやすい場合などは、目安となる期間よりも早めに劣化することもあるため注意が必要です。

保存期間の1カ月はあくまでも目安と考え、なるべく早めに食べ切るよう心がけましょう。

スコーン生地も冷凍できる

Jupiterimages/gettyimages

スコーンを手作りした場合は、焼く前の状態でも保存可能です。ただし、焼いた状態のスコーンは1カ月程度冷凍保存できるのに対し、焼く前の状態では2週間程度と短くなります。

生地の状態で冷凍しておく場合も、焼いたスコーンを冷凍するときと同様に1個ずつ食品用ラップで包み、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍してください。

冷凍におすすめのスコーンレシピ

スコーンを手作りすると、どうしても多めにできあがってしまいます。また、少量作るのも大量に作るのも、かかる手間や時間があまり違わないため、たくさん作って保存しておいた方が調理時間の短縮になり効率的です。

ここでは、冷凍保存に向いているスコーンのレシピをご紹介します。作りすぎても冷凍保存でおいしさをキープできるため、試してみてください。

サツマイモスコーン

出典:E・レシピ

「サツマイモスコーン」は、スコーンの生地にサイの目切りにしたサツマイモを混ぜ、焼き上げます。サツマイモは料理方法によっては冷凍向きではない食材ですが、このレシピでは蒸しあげたサツマイモを使うため、冷凍による食感劣化を気にする必要がありません。

多めに作っておいて、食べやすいサイズ・形で焼き上げてください。冷凍保存を使っていつでも手軽に食べられるように備えておきましょう。

緑茶のスコーン

出典:E・レシピ

「緑茶のスコーン」は、緑茶の葉を捨てることなく体に取り入れられる和風のスコーンです。レシピでは甘み付けに和三盆を使っていますが、手近にないときは自宅にある砂糖を使って調整してみましょう。

緑茶のスコーンは調理時間がかかるレシピですが、一度にたくさん作って冷凍しておけば、結果的には時短につながります。和風のスコーンを試したいときに作ってみてください。

イタリアンスコーン

出典:E・レシピ

「イタリアンスコーン」はたっぷりのチーズを使った、ワインにも合うスコーンです。甘みが抑えられており、甘いものが苦手な人でも食べやすいためおすすめです。

主食としてだけでなくワインのお供にもなるため、主食用とおつまみ用でサイズや形を変えて作ってみてはいかがでしょうか。

スコーンの保存は冷凍を活用しよう

手作りには時間がかかることもありますが、たくさん作っておいしい状態のまま冷凍保存しておけば、いつでも手軽に食べられ、調理時間の短縮になります。

おいしく冷凍保存しておくためのコツや注意事項を守り、いつでもスコーンを食べられるように冷凍保存を活用していきましょう。

 
 

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