ドーナツは冷凍保存が便利!上手においしく保存するためのテクニック
2023/02/26
ドーナツを作りすぎてしまったときや買いすぎてしまったとき、どうしていますか。本記事ではドーナツをおいしいまま冷凍保存しておく方法を解説しています。本記事を参考に冷凍保存を活用し、ドーナツのおいしさをキープしたまま無理なく食べ切りましょう。
ドーナツは冷凍できる?
自宅でドーナツを作ると一度にたくさんできてしまうため、どのように保存しようか困った経験をお持ちの方も少なくないでしょう。市販のドーナツもおいしく見えてついつい買いすぎてしまうこともあるでしょう。
食べ切れない量のドーナツがあるときは、冷凍保存しておくことをおすすめします。ドーナツは水分をあまり含んでいない食品なので、手作りでも市販品でもおいしい状態を保って冷凍保存しておけます。
ドーナツは1個ずつ小分けして冷凍するのがおすすめ
ドーナツを冷凍で保存しておけば、油の酸化を防げるため、常温や冷蔵よりもおいしさをキープしやすくなります。ただし、ただ冷凍庫に入れておけばよいというわけではありません。保存中に空気に触れない工夫が必要です。
ドーナツのおいしさをキープして保存しておくために、食品用ラップやジッパー付き保存袋などを活用して、空気からの遮断を心がけましょう。ここではドーナツをおいしく保存しておくための手順を見ていきましょう。
1:ドーナツを1個ずつ食品用ラップで包む
食品用ラップを使ってドーナツを1つずつ包みましょう。1つずつ包むことで、ドーナツと食品用ラップの間に空気を入れずに包みやすくなります。
冷凍保存したドーナツのおいしさを保つためには空気から遮断することが大切です。ドーナツと食品用ラップの間に隙間がないようぴったりと包んでください。
2:ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫で保存
1個ずつ食品用ラップで包んだドーナツをさらにジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて冷凍します。ジッパー付き保存袋を冷凍庫に入れる前に、袋の中の空気を抜き切ってジッパーを閉めてください。ドーナツの劣化を防ぐために空気から遮断する必要があります。
保存袋にはドーナツを複数まとめて入れて構いませんが、ドーナツ同士が重ならないように平らに入れてください。重ねてしまうと冷凍に時間がかかり、空気からも遮断しづらくなります。
手作りドーナツの味をおいしく保つコツ
手作りドーナツの場合は、油で揚げる前の「生地」の状態で冷凍しておくことがおすすめです。油で揚げたあとでは、長期保存中にどうしても油の酸化が起きてしまいますが、生地の状態であれば、油の酸化を排除できます。
また、生地の状態で冷凍しておけば生地を寝かせることにもなるため、材料が生地になじんでから揚げられるというメリットにもなります。ここでは生地の状態でドーナツを冷凍する手順を見ていきましょう。
ドーナツに形成する前の生地の塊
型抜きする前の生地の状態で冷凍する場合は、生地を一塊にまとめて食品用ラップで包んでください。生地と食品用ラップの間に空気が入り込まないようにぴったりと包みましょう。食品用ラップで包んだ生地をさらにジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
冷凍庫に入れる前に、保存袋からできるだけ空気を抜いてジッパーを閉めてください。生地の状態では冷凍庫内のニオイを吸収しやすいため、ニオイの強い食品の近くに保存することは避けた方がよいでしょう。
ドーナツに形成後の場合
既に型抜きし、ドーナツの形にしてある生地の場合は1つずつ食品用ラップで包んで保存します。食品用ラップで包んだドーナツをさらにジッパー付き保存袋に入れて冷凍してください。食品用ラップで包むときも保存袋に入れたあとも、空気が入らないように注意が必要です。
食品用ラップで包むときは、ドーナツ生地に食品用ラップが貼りつくようにぴったりと包んでください。保存袋はジッパーを閉める前に袋内の空気を出し切りましょう。
冷凍したドーナツを解凍する方法
市販のドーナツや揚げてから冷凍した手作りドーナツは、ジッパー付きの保存袋から必要な個数だけ出して、食品用ラップをはがしてお皿にのせておきます。30分程度で食べ頃になりますが、室温により解凍時間は異なります。
チョコのように室温が高いと溶けてしまうトッピングがされている場合や夏場などは、食品用ラップに包んだ状態のまま冷蔵庫で自然解凍しましょう。2時間程度で解凍されます。生地の状態で冷凍した場合も、冷蔵庫に移して自然解凍してから使うことをおすすめします。
冷凍ドーナツの保存期間は?
冷凍したドーナツの保存期間は2週間から1カ月程度です。ドーナツの種類や冷凍状態によっておいしく食べられる期間には差があるため、できるだけ早く食べ切るようにしましょう。
手作りのドーナツは市販品のように保存料や防腐剤が使われていないため、2~3週間を目安に食べ切ることをおすすめします。生地の状態で冷凍した場合は、油の酸化を考慮しなくてもよいため少し保存期間が延びますが、2~4週間内には使い切るようにしてください。
ドーナツを保存する場合の注意点
ドーナツは比較的冷凍に適した食品ですが、トッピングやコーティングなどによっては冷凍に適さない種類もあります。
溶けやすいチョコレートコーティングがされているドーナツや、もちもちした食感やふわふわした食感が持ち味のドーナツは冷凍・解凍により食感や質感が変わってしまうので避けた方がよいでしょう。
冷凍すると解凍した際に水分が出てべちゃっとした食感になってしまうものもあります。ドーナツメーカーでも冷凍を推奨するドーナツと推奨しないドーナツを公表しているので確認してみましょう。
ドーナツの保存は冷凍を活用しよう
ドーナツは水分が少なく、冷凍保存に適した食品です。上手な冷凍の方法を覚えて活用していきましょう。市販品には多くの種類があるため、なかには冷凍に適さないとされるドーナツもありますが、冷凍後の食感や質感の方が気に入る可能性もあります。
ドーナツを作りすぎたときや買いすぎたときは、冷凍保存を活用して、おいしい状態で長く保存しておきましょう。解凍して通常通り食べることも、熱を加えていつもとは違うドーナツを楽しむこともできるので、食べ方も工夫してみてはいかがでしょうか。