「作りたくない…!」真夏の料理って本当に暑くてしんどいですよね。そこで今回は、「自炊は最強の副業」をモットーに毎日自炊に勤しむ節約主婦ライターおこめが、夏の料理であえて「しない」4つのことを紹介します。

1.野菜をむだに加熱しない
夏が旬の野菜は、水分をたっぷり含んでいてやわらかく、生でもおいしくいただけます。そんな野菜たちを、あえて加熱せず調理してみるのはいかがでしょうか。
旬の野菜は安いうえに栄養価も高いのが特徴。特に、夏においしいトマトやきゅうり、レタスは、切ったりちぎったりするだけで一品になるのがありがたいですね。
一年中を通して手に入れやすいにんじんや玉ねぎも、細切りや薄切りにすることで、おいしく生食できますよ。そのまま食べるとかたいキャベツも、スライスしたり塩揉みしたりすることで、たくさん食べることができます。
一方で、なすやピーマン、枝豆など、生のままでは食べられない野菜は加熱します。加熱調理を最小限にすることで、暑さ対策だけでなくガス・電気代の削減にもつながりますよ。
2.電子レンジをナメない
「コンロの前で火の見張り番なんてうんざり…」そんな、暑くてコンロを使いたくない日には、電子レンジが大活躍。
例えば、耐熱ボウルにじゃがいもとベーコンを入れて加熱し、そのままマヨネーズや塩で味付けすれば、ポテトサラダ風に。耐熱容器に調味料であえた肉や魚を入れてチンすれば、メイン料理だって作れます。
調理が完結する「レンチンだけレシピ」は、検索すれば山ほど出てきます。洗い物も少なく、火を使わないから気楽。夏こそ電子レンジを賢く使いましょう。
筆者が愛用しているのは「シリコンスチーマー」。蒸し料理を作ったり、食材をサッと加熱したりするときに重宝しています。
いちいちお湯を沸かしたり、チンするたびにラップを使ったりする必要がなくなるので、節約はもちろん、エコにも時短にもなる優れものです。
3.汁物は作らない
調理中の熱気や食後の体のほてりが負担に感じることはありませんか。家族の食の好みに応じて、特に求められていなければ「汁物は作らない」と割り切るのも手でしょう。
汁物を作らないことで不安が残る場合は、味噌に代わる納豆や漬け物などの発酵食品を取り入れたり、副菜で野菜をしっかりとったりすることで、栄養バランスを補う工夫ができます。
また、食事中や食後にいつもより多めに水分をとることで、熱中症対策にもつながります。
「汁物があって当たり前」という前提を手放し、快適にキッチンに立てる選択肢を増やすことで、暑い時期にも自炊が続けやすくなるでしょう。エアコン代の節約にもなりますよ。
4.節約しすぎない
生きているだけで倒れそうになる連日の暑さ。キッチンに立てただけでも、自分に「花丸」をあげたくなりませんか。
さらに、夏休み中は家事の負担も増えがち。毎食きっちり節約しようと無理を重ねるより、ときには惣菜や冷凍食品、市販の調味料などに頼るのも一つの手。外食に比べれば、十分な節約になります。
筆者は毎週金曜日を「チートDAY」と決め、スーパーで食べたいものを自由に選ぶ日にしています。あらかじめ「手を抜く日」を決めておくことで、心にも余裕が生まれますよ。
節約をがんばりすぎず、心身のバランスを保つことも、夏を乗り切る大切な工夫といえるでしょう。
夏こそ無理せずラクしよう!
暑い夏こそ、がんばりすぎない工夫が自炊を続けるコツ。「しない」と決めることで、暮らしも節約もラクに乗り切りましょう。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4,000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。インスタグラムは@ocome_money_life
編集/サンキュ!編集部