備蓄米って実際どうなの?
たまたま店頭で2022年産のお米を見かけ10kgを購入。
2年前のお米ということになりますが、初めて炊いてみたら予想外の美味しさでした!
災害時などの非常食として注目されている「備蓄米」。
お米の高騰が叫ばれる最近は特によく耳にすることも多いかと思います。
でも正直なところ、「美味しくないのでは?」「古いお米なんでしょ?」というイメージがあって、これまで手を出せずにいました。
今回、ライターNaomiは初めて備蓄米を購入!
10kgでなんと3,800円という価格に「もし口に合わなかったとしても勉強代かな…」くらいの気持ちで試してみたんですが、実際に炊いてみてびっくり!
想像以上に美味しかったんです。

想像よりずっとふっくら&つやつや!
実際に炊いてみて、炊飯器のふたを開けてまず驚いたのは、炊き上がりのつやつや具合。
粒立ちもよく、見た目からしてふっくらしています。
えっ!意外。
直前まで食べていた玄米を精米したお米よりもつやつやに見えました。
早速炊きたてを食べてみると、甘みも感じられて、普段食べているお米と遜色ないレベル。
家族も「え、これ備蓄米なの?」「普通に美味しいね」と驚いていました。
備蓄米に関してネガティブな情報も耳にしたことがありましたが
“備蓄用に向いている長期保存米”という位置づけで、保存性だけでなく味にもこだわって作られているものだったように感じました。
備蓄米の美味しい炊き方のコツ
備蓄米をおいしく炊くコツがお米を購入したロピアに紹介されていました。
やはり新しいお米ではないため、「水多め、給水しっかり、やさしく扱う」ことがポイントのようです。
・やさしく研ぐこと…脆い古米はごしごしと擦らず、優しく洗い流すように。
・しっかり吸水させる…夏場は30分、冬場は1時間程度。給水させることでふっくら感UP。
・水加減を多めに…通常より10~15%程度水を増やしパサパサ食感を防止。
・酒やみりん、サラダ油を足す…米1合に対して小さじ1~2杯を入れることで風味とふっくら感UP。
・もち米を混ぜる…米の10%ほどの量のもち米を加えて混ぜるともっちり感UP。
・蒸らす→すぐ混ぜる…10分程度蒸らした後、切るように混ぜて蒸気を飛ばし、べたつき防止。
上記のコツに沿って、吸水を30分間しっかりして、水の量も増やし、お酒を加えて炊いてみたところしっとりと美味しく食べることができました。
気になっていたにおいなども我が家では感じませんでした。
保管方法も普段通りのお米とほぼ同じですが、早めに食べきるよう心がけています。
特に暑い時季なので野菜室などの冷暗所で保管することも重要のようです。
非常時だけじゃもったいない。普段使いにも◎
今回はお試しで購入してみましたが、十分に普段のごはんとして使えるクオリティでした。
実際に味が分かっていれば、「いざという時のために買ってあるけど使い慣れてない…」という不安も解消されます。
しかも10kgで3,800円という価格は、日常使いとして考えてもコスパよし。
ローリングストック(使いながら補充していく備蓄法)にもぴったりです。
ただ購入する備蓄米の種類によっては、においなど気になる点がある場合も考えられます。
そういった場合はカレーやピラフなどに活用したり美味しく食べる工夫も大事になります。
「備蓄用=我慢するもの」「味は仕方ない」と思っていたけれど、実際に食べてみたことでその考えが大きく変わりました。
非常時に備えつつ、普段のごはんにも取り入れられる。
これから備蓄米、もっと気軽に取り入れていこうと思います!
気になっていた方の参考になると嬉しいです。
■執筆/Naomi
お金をかけずにちょうどよく暮らしを整えるのが得意な整理収納アドバイザー&ルームスタイリストプロ。趣味はリユースショップで掘り出し物を探すこと。
編集/サンキュ!編集部