「備えあれば憂いなし」と言いますが、防災用品って気づけば使わずに期限切れ…なんてこと、ありませんか?
お金も食べ物も無駄にしてしまう期限切れを防ぎながら、節約も叶う“ローリングストック”を意識した備え方に変えました。
使いながら備えることで、ムダな出費を防ぎつつ、いざというときの安心も確保。今回は「防災トイレ」「保存食」「ペットの保存食」の3つに注目してご紹介します。

「もしも」に備える必需品!見落としがちな“防災トイレ”の備え方
災害時、水が止まったときに困るのがトイレ問題。
特に小さな子どもがいる家庭では深刻な悩みになりかねません。我が家では、ネットで手に入る簡易トイレや凝固剤を最低10日分用意。
使い方を家族で共有するだけでも、心理的な安心感がまったく違います。
購入した商品は普段使いとして、「コンテナ」「ステップ」と、トイレ以外にも活用できるものなので、災害時以外にも無駄なく活用できます。
常に車に常備しておく用も購入しています。外出先の災害時にも安心なことはもちろん、渋滞時の子どもの急なトイレ問題に焦ることがなくなりました!
災害時だけでなく、普段の生活にも安心を与えてくれる防災グッズで日頃から対策することが大切です。
買いすぎないが正解!保存食こそ「使いながら備える」が基本
防災食といえば、乾パンやアルファ米などを想像しがちですが、普段の食事で食べ慣れていないものは子どもが嫌がることも。
我が家では、日常から食べているレトルトカレーや缶詰、お味噌汁のフリーズドライを1.5倍ストックし、使ったら補充するスタイルにしています。
こうすることで、賞味期限切れで捨てることがなくなり、食費の調整にもなります。月初に「今月は何を買い足すか」家族で話し合うのも、節約意識を高める良い機会になっています。
いざというときに、いつも食べている安心の味を無駄なく食べられる点がポイントです!
忘れがち?ペットのごはんも備蓄しておくのが本当の備え!
ペットも大切な家族。だからこそ、非常時にごはんがない…という事態は避けたいところ。我が家では、ドッグフードやおやつも人間の保存食と同じように“使いながら備える”方法を取り入れています。
常に2袋をローテーションしておくことで、消費と補充のバランスが取りやすく、買いすぎ防止にも◎。
また、水もペット用に500mlボトルを定期購入することで、無理なく備蓄ができています。
“備え”と“節約”は一見真逆のように見えますが、ローリングストックを上手に活用すれば、どちらも叶えることができます。小さな習慣の積み重ねが、家族を守り、お金も守る第一歩に。
ぜひ、ご家庭でも取り入れてみてくださいね。
■執筆/小倉つぼみ
フリーランスのWEBデザイナー・メンタル心理カウンセラーで、娘2人のママです。日常の心のリフレッシュ方法や、無理せず楽しく貯蓄・節約する方法を発信中。
編集/サンキュ!編集部