新鮮な野菜でいっぱいの冷蔵庫の野菜コンパートメント。オープン冷蔵庫、新鮮な野菜で満たされた引き出し

『指定席』『上段·下段の使い分け』シンプルな冷蔵庫の作り方

2023/11/19

お部屋はいつ来客があってもいいようにキレイにしていても、冷蔵庫内も「いつでも人に見せられます!」という人は少ないはず。ここでは冷蔵庫内の整理収納方法をご紹介。ポイントは、「冷蔵庫こそシンプル・イズ・ベスト」です!

整理収納アドバイザー。自身が汚部屋出身だからこその「片づけ下手さん」に優しく寄り添うアドバイスが人気。個人宅...

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まずは何が入っているかを把握すること。賞味期限切れ、食べきれそうにないものは思い切って処分を検討して

賞味期限の切れた食品はもちろんですが、とっておいても家族の誰も食べないものは、処分を考えてみて。特にお酒などで賞味期限がないものは捨てづらいかもしれませんが、食べないものを冷やすために電気代を払っていると考えれば、保管している方がもったいない!お部屋と同じように冷蔵庫内も定期的にチェックして、使いやすい状態をキープしてくださいね。

冷蔵庫整理の手順

Step1 すべてを取り出す

Step2 使う頻度で分ける

Step3 置き場所を決める

【冷蔵室】使う頻度に分けて指定席を作る!

上段は取り出しにくいので、使用頻度の少ないものを置く場所に

中段は食材が乾燥しやすい場所。「朝食セット」や「みそ汁セット」などのカゴ置き場に

使うタイミング別に食材をまとめておくと、サッと取り出せて便利です。カゴは中が見える透明のケースを使って。冷蔵庫は家族共有のものなので、誰が見ても一目瞭然にしておくことが鉄則です。

ドアポケットの温度は6~9度。薬味や調味料など常温だと不安なものを

温暖化により、昔と比べて調味料の常温保存はちょっと心配。特に開封後のものは冷蔵室に入れておいた方がベターです。とはいえ、そこまでしっかり冷やす必要のないものならドアポケットに。取り出しやすさも◎。

低温のチルド室を上手に活用して、肉や魚の変色を防いで

夕食の残りやいただきもののケーキなど、予測不能なスペースが急遽必要になることも。特に冷蔵室はパンパンにすると電気代がかさみます。普段から余裕を持たせておきましょう。

下段には2/3空きスペースを残して「もらいもの」や「作り置き」を保存しよう!

【野菜室】食品ロスを防ぐには上段・下段を上手に使い分ける

使いかけ野菜はケースなどに入れ、パッと目につきやすい上段にまとめて保管

使いかけが残っているのに、新しい玉ねぎを切っちゃった……というのはあるある。次回すべて使いきれればいいですが、腐らせてしまったら食材ロス。使いかけ野菜の指定席を作って、無駄を減らしましょう。

ミニトマトやピーマンなどのこまごま野菜は、他の野菜に埋もれないよう上段へ

下段の野菜は、紙袋や麻袋など野菜の呼吸を妨げない袋にIN。「フルーツ」や「葉物野菜」など、ざっくり分けて管理すればOK

食材ごとに細かく分類するのが苦じゃない人はいいですが、「やろうと思っていても結局できない」とわかっているなら、初めから手間を最小限に。見た目や使い勝手をシンプルにするのはもちろんですが、手間もシンプルが一番です。

◆整理整頓する上で欠かせないのは「継続すること」。
無理をすると続かないので、自分ができる範囲でやっていきましょう。

【冷凍室】上段は斜めに重ねて、下段は立てるが基本

保冷剤は必要な時に必要な数だけ冷凍室へ

何かと便利な保冷剤ですが、「急にたくさんの量が必要になる」ことはまずありません。冷凍室に入れておくのは最低限にして、残りは常温で保管。必要になりそうなタイミングで冷凍室へ移動させて。

常温から冷凍するものは、斜めに重ねて上段へ。時間がなければトレーのまま重ねて入れても◎

「冷凍室=立て収納」は正しいですが、冷蔵で買ってきて自宅で小分け冷凍するものをいきなり立たせるのは困難です。そういったものは上段に。ずらして重ねればたくさん入るし、ぱっと見で何の食材かわかります。時間がない場合はトレーのまま重ねてもOK。

「冷凍食品」として購入したすでに凍っている食材は、下段に立てて保存すれば省スペースでたくさん入る

深さのある下段こそ、立て収納。一旦上段で保存したトレーのお肉も、カチコチに凍ったら下段に移しておけば、上段にまた空きスペースが生まれます。

冷凍室もパンパンに詰め込みすぎると冷却効率がダウン。8割使用を目標に

<教えてくれた人>
中山真由美さん
整理収納アドバイザー。元汚部屋住人で、整理収納サービスのカウンセリングを受けて片づけに目覚める。自らの経験から、片づけられない人の気持ちに寄り添った提案が人気。

参照:『サンキュ!』2023年12月号「シンプルな冷蔵庫の作り方」より。掲載している情報は2023年10月現在のものです。監修/中山真由美 イラスト/きりふみこ 編集/海老澤まり子(風讃社) 取材・文/児玉知子 編集/サンキュ!編集部

 
 

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