【年末大掃除】あえて今年やらない掃除

2022/12/20

日々の小さな心がけで、汚れもイライラも溜まらないようなコツを発信するハウスクリーニング士の坂田亜希さんに、年末大掃除の時期に「あえてやらない掃除」について教えてもらいました。

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年末大掃除の意味

年末大掃除は家族や自分が気持ちよく新年を迎える為だけでなく、家の「すすはらい」を行い、神様を迎える準備をするという目的があると言われています。大掃除の始まりは、平安時代と言われているほど歴史も古いです。その風習が今にも引き継がれています。

現代人の時間の使い方

では、昔からの風習を引き継ぐにしても、同じようにできるのでしょうか。昔は、女性が家を守るという家族の形が多かったです。しかし、今は全く違う家族の形をしています。女性も働き、家事、育児と日々時間に追われがちです。このような中で、昔と同じように年末大掃除に時間が取れるかというと話は違ってきます。現代には現代の大掃除のとらえ方が必要になってきます。

できることを家族で分担

年末もお仕事という方もいらっしゃると思います。なかなか大掃除の時間が取れない!という場合は、「すすはらい」と言われているように、家の中のホコリだけを取って新年を迎えるという手もあります。大掃除を何が何でもしなければならない!と思ってしまうと、イライラしてしまいます。まずは、無理なくできる範囲のものをピックアップしていきましょう。

寒さを言い訳にする

年末大掃除の時期は寒いですよね。寒いとなかなか掃除がはかどらない。寒いとはかどらない掃除は割り切ってやらないという決断も必要です。寒さを言い訳にすることも必要です。効率悪い掃除は、時間も労力もかかるばかりです。

特に、キッチン掃除は、洗剤とお湯を活用して汚れを落とします。しかし、気温が低い冬は、お湯がすぐに冷めて、せっかく熱で溶かした油がまた固まってしまいます。春の温かい季節にまとめてキッチン掃除をするという選択もあります。

また、バルコニー掃除も同じく、寒さで体が十分に動かないこともあります。目立つホコリだけ取り除き、細かな掃除は春に持ち越しましょう。

ライフスタイルに合わせて

年末大掃除の特集などが増えてくる時期です。気持ちは焦るかもしれませんが、それぞれのライフスタイルが異なるので、年末大掃除のできる範囲も異なって当たり前です。なかなか時間がとれないという時は、掃除機をかけ、ホコリ取りだけでもOKです。大掃除しないと!!とイライラするのではなく、ある程度の掃除は春にまわそう!と落ち着いた気持ちで、新年を迎えられるようにしていきましょう。

■執筆/坂田亜希…家の景色を変えるハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラも溜まらないようなコツを発信。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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