電子レンジを使用しての女性

電子レンジでできる!知ってトクする便利な裏ワザ7選

2023/03/31

食材や料理を温めたり、解凍したりするときに使われることが多い電子レンジ。でも、単に温める以外にも、日々の料理を楽にしてくれる使い方があるんです。

今回は暮らしスタイリストとして料理をはじめ家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんに、知っておくと便利な電子レンジの使い方の裏ワザを紹介してもらいました。

※この記事での電子レンジのワット数はすべて600Wとなります。

【1】ガーリックチップを作る

サラダや肉料理などのトッピングや風味付けに、あると嬉しいガーリックチップ。油で揚げて作るとなると面倒ですが、電子レンジなら、簡単に作れます。

にんにくを薄切りにし、耐熱容器に入れ、オリーブオイル、もしくはサラダ油をひたひたに注ぎます。ラップはせずに、電子レンジで1分加熱し、一度かき混ぜたら、さらに1分加熱します。こんがりと色づいていたら、キッチンペーパーの上に取り出して、油を切ると、できあがり。にんにくの芯は焦げやすいので、抜いておいた方がていねいです。

残った油はガーリックオイルとして、パスタや炒め物などに使うのがおすすめです。

【2】フライドオニオンを作る

ガーリックチップ同様、フライドオニオンも電子レンジで作れます。

玉ねぎを薄切りにし、耐熱容器に入れ、サラダ油(玉ねぎ1個に対し、大さじ2程度)をよくからめます。ラップはせずに、電子レンジで5分加熱し、よく混ぜます。そのあとは2分ずつ加熱してから混ぜるのを繰り返します。色づいてきたら、そのあとは30秒から1分ずつ加熱し、全体がカラッと茶色くなったら、できあがりです。

玉ねぎの量が多いと、時間がかかるので、少量で作るのがおすすめです。

【3】カリカリベーコンを作る

フライパンでカリカリベーコンを作るのは時間がかかったり、油が跳ねたりと大変ですが、電子レンジで作れば、洗い物も少なく済みます。

耐熱皿の上にキッチンペーパーを乗せ、その上にベーコンを並べます。さらに上からキッチンペーパーをかぶせて、電子レンジで3分加熱したら、できあがりです。柔らかく感じるときには、一度上下をひっくり返して、さらに1分加熱してください。ベーコンの厚さや大きさによって加熱時間は変わるので、足りないときには短時間ずつ追加加熱します。

ベーコンは一枚のまま加熱してもいいですが、その後の食べ方によっては細切りにしてから加熱してもOKです。その場合、加熱時間は短めにします。

【4】スライスチーズから粉チーズを作る

「粉チーズがちょっとだけ欲しい」「粉チーズを買ってしまうと、使い切れない」というときに便利なのが、スライスチーズから粉チーズを作る方法です。

耐熱皿の上にクッキングシートを敷き、スライスチーズ(とけないタイプ)を乗せます。ラップはせずに、電子レンジで1分30秒から2分加熱します。取り出して、少し置くと、カリカリになるので、ポリ袋などに入れて、上からスプーンなどで押して砕いたら、できあがり。加熱しすぎると焦げてしまうので、時間は短めに加熱し、あとから追加加熱してください。

電子レンジでカリカリになったチーズをそのまま砕かず、おやつやおつまみとして食べても美味しいです。

【5】余ったパンからパン粉を作る

使いたいときに切らしていて困ることがあるパン粉。残ったパンがあれば、電子レンジを使って作ることができます。

食パンやフランスパンなど、フードプロセッサーやおろし金で細かくします。おろし金を使うときには、事前にパンを冷凍しておくと、やりやすいです。耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、その上に細かくなったパンを広げて、電子レンジで3~4分加熱し、水分が飛んで、パリッとしたら、できあがりです。

【6】固形コンソメを粉末にする

コンソメは固形と顆粒がありますが、炒め物や和え物など素早く溶かして使いたいときに便利なのが顆粒です。「でも、今は固形コンソメしかなくて…」というときに便利なのが電子レンジです。

固形コンソメをラップに包んで、電子レンジで1分30秒加熱します。ラップの上からスプーンなどで押せば、そのままではどんなに押しても砕けなかった固形コンソメが簡単に粉々になり、顆粒コンソメとして使うことができます。

【7】剥きにくいにんにくの皮を簡単に剥く

調理ソースを作るためにニンニクを皮をむく - クローズアップ
sebastianosecondi/gettyimages

にんにくの皮がなかなか剥けずにイライラするときにも、電子レンジは使えます。

にんにくをそのまま電子レンジで5秒加熱するだけ。これだけで簡単に剥けるようになります。一度にたくさんのにんにくの皮を剥きたいときは、根っこの部分を切り落としておいてから、10秒程度加熱し、上の部分を引っ張ると、つるりと一気に剥くことができます。


◆監修・執筆/河野 真希
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND