あなたも知らずにやっているかも?特に火力は要注意!フライパンの寿命が短くなる使い方【3選】

2023/04/25

みなさんはフライパンの正しい使い方に自信があるでしょうか?
使い方はもちろん、お手入れの方法にいたるまで、間違った方法をとってしまうとフライパンの寿命が短くなることも……。
底が曲がってしまったり、中央部分の焦げ付きが激しくなってしまうと、危険な上においしい料理がつくれなくなり処分せざるを得なくなってしまいます。

今回は管理栄養士のゆかりさんに、知っておくと快適に長く使えるフライパンの扱い方について教えてもらいました。

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その1. 空焚き(からだき)しない

これはご存じの人も多いのでは?

「空焚き」とは、フライパンに何も入れない状態で火をつけたままにしておくこと。
表面が非常に高温になりやすく、最悪の場合は有毒ガスなどが発生することも……。

それを防ぐためには油を広げるなどしてから、フライパンを加熱すると安心です。(油だけを入れたまま、火を弱めずに長時間加熱も気をつけて)


また、「コールドスタート調理」といって、火をつける前に加熱する具材をフライパンに入れてから加熱すると空焚きの心配がありません。(この場合、ノンオイル調理も可)

この調理法は、冷たい状態からじっくり火を通していくため、低温調理と同じような効果があるといわれています。
肉や魚を使う場合、中が生焼けだったり、焼きすぎて硬くなったり…ということが防ぎやすく、うまみを閉じ込めてやわらかく仕上げることができますよ。

その2. 調理後すぐに水を注がない

こちらもご存じの人が多いかもしれませんね。

調理後のフライパンが熱いうちに、水道の水を注いで汚れを落ちやすくしようという行為。
これをやってしまうと、急激な温度変化で表面がダメージを受け、焦げつき防止などのためのコーティングがはがれやすくなってしまうことに……。
また、変形の原因になるので要注意!

キッチンペーパーなどを菜箸でつまみ、熱いうちに汚れを拭き取るようにすれば洗い物がしやすくなりますよ。
どうしてもやりたい場合は、「沸かした湯」を注ぐようにしてみて。

その3. 強火で使わない

これは、意外と知られていないかも?

炒め物をする時は、野菜の水分が出過ぎてベチャっとしないよう、強火を使うことが多かった筆者。
じつは、これが知らず知らずのうちにフライパンの寿命を縮めることに……。

というのも、鉄製以外のフライパンの多くは、「強火厳禁」。
筆者が新しいフライパンを使うときに取扱い説明書をよく読んでみると、「中火以下で使用」することが明記されていたのです。

新しいフライパンと一緒に梱包されている紙やパッケージの裏面などは、見ないで捨ててしまう人が多いのではないでしょうか。
「だいたいどれも同じでしょ」とそれまでの各家庭での使い方を続けてしまうと、あっという間にフライパンの寿命が縮んでしまうことに……。

レシピの指示に強火と書いてあっても、商品によっては熱伝導性が高く、中火以下でも十分に調理ができるものもありますよ。

特徴を知って、フライパンを快適に長く使おう!

ここで紹介したのは、すべてのフライパンに当てはまらないかもしれません。
一部商品によっては例外があるかもしれませんので、使用前には商品ごとの取扱説明書に目を通すことをおすすめします。

フライパンをダメにしてから「そんなこと知らなかった」と後悔しないためにも、フライパンごとの正しい使い方を確認してみてくださいね!

参考サイト

■執筆/ゆかり…保育園調理、セミナー講師、出張料理、料理教室、食育サイトの記事執筆など幅広く活躍中の管理栄養士で食生活アドバイザー。1児の母。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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