【保存と収納】やってみて!鮮度が長持ちする「卵の保存と収納術」
2024/05/08
料理家・冷蔵庫収納スペシャリストでサンキュ!STYLEライターの佐々木麻衣です。
皆さん、卵は冷蔵室で保存していますか?
それとも常温?
実は卵には適した収納場所や向きがあり、コツを知るだけで鮮度を長く保つことができます。
今回は卵を長持ちさせる方法を3つに分けてご紹介します。
ぜひお試しくださいね。
1.購入後は冷蔵室で保存
卵は常温で保存できますが、10度以下で保存することが望ましいと言われています。
寒い季節は常温でも可能なように感じますが、昔と比べて気密性のある住宅が多く、暖房などの温度差が食品へダメージを与えたり雑菌の繁殖に繋がります。
購入後は新鮮なうちに冷蔵室で保存することで鮮度も長持ちし、衛生的にも安心です。
どうしても冷蔵室での保存が難しい場合は、10度以下で温度差のない冷暗所や、直射日光が当たらない環境での保存をおすすめします。
2.保存に適した向きがある
卵には向きがあるのはご存じでしたか?
よく見てみると丸いほうと、少し尖ったほうがあります。
どちらを上に向けるかがポイントになってきます!
丸いほうを上にして保存することで卵は長持ちします。
それは、丸いほうの内側には空気が入った空間があるため。
市販のパックで販売されている卵を見てみると、尖った方が下に置かれ丸い方が上を向いています。
「ほんとう?」と気になる方は、スーパーなどでぜひ確認してみてくださいね♪
3.ドアポケットは避けて
冷蔵庫のドアポケットには、専用の卵収納ケースがあります。
とても便利で利用されている方は多いと思いますが、実はデメリットが多く、ドアポケットでの保存はおすすめしません。
理由として、
・開閉による温度差からのダメージ
・振動による品質の低下
卵は意外とデリケートな食品です。
温度差が少なく、開閉による振動の伝わりにくい庫内に置くようにしましょう。
庫内で保存するときのひと工夫
パックで販売されている卵は、卵を取り出すときにフタの開け閉めが少しめんどうに感じられます。
さらに、いちど開けてしまうとフタが「パカッ」と中途半端に開いてしまうので、スペースをとることでわずらわしさを感じたり、収納の見た目も悪くなります。
そんな時は上部を切り離し、下部に重ねて収納に利用します。
卵が取り出しやすくなり、重ねることでパックの強度が増して持ち手が安定します。
市販の卵専用ケースを利用しても良いですが、出費がもったいない。
今日からでも実践できる保存方法です。
ぜひ、生活に取り入れてみてくださいね。
◆この記事を書いたのは・・・佐々木麻衣
野菜料理家・食品ロスコンサルタント。レシピ提供や食品ロス削減ガイドブックの監修、セミナーや講座の開催、その他仙台を中心に親子畑収穫体験を開催しています。プライベートでは1児の母です。
ラクして家計費を減らす【食材の保存方法・冷蔵庫収納術】の提案が得意です。