だらだら作業をしていては、片づくものも片付きません。しかも、長くやればやるほど飽きてきてしまい、結局整理されないままということも。片づけは短期集中が大事!ということで、誰でも捨てられる人になる「15分プログラム」をご紹介。
■教えてくれた人……
中山真由美さん(お片付けコンシェルジュ)
超片づけベタの過去を克服した整理収納アドバイザー。個人宅の収納コンサルティングやセミナーなどで収納に迷える人々を救済中。
ステップ1:捨てる場所を決める
手当たりしだいに捨てると、よけいに部屋が散らかって、やる気もうせてしまいます。まずは場所を決めて、思考を捨てるモードにチェンジ。捨てる前のウオーミングアップにもなり、これで準備万端!
*難易度別 捨てオススメスポット*
1. 洗面台の周辺
カビやすく汚いものが多いから、真っ先に捨てられる場所。達成感が得られやすく初心者向き。
2.冷蔵庫の食品
賞味期限切れなど、何も考えずに捨てられるものが多数あり。ここで捨てトレーニングを。
3. テレビ台の周辺
比較的スッキリしているテレビまわり。コード、台の上だけなど目に見える所からが◎
4. リビングのテーブル
家族がいちばん集う場所なので、きれいになるとモチベーションもアップ。
5. キッチン周辺の食器
執着の強いものが多く、最難関。茶碗からなど、種類別に少しずつ減らしましょう。
ステップ2:15分タイマーをかける
人は時間に区切りがあると集中できるもの。タイマーをかければ、スタートした瞬間に頭も体も動き始めます。集中力が持続するベストタイムは15分。頑張りすぎると後が続かないから、強制的に終わらせて!
*おすすめの時間帯*
主婦は子どもを送ったあとの朝15分、働く人は寝る前の夜15分が◎
ステップ3:捨てるものを見つける
捨てるいちばんの大敵は〝迷い〞。そこで、迷ったときは5つの不快基準に当てはめてみましょう。1つでも当てはまったら捨ててもOK、2つ以上当てはまれば即処分。これを繰り返せばどんどん捨てるスピードがアップします。
*不快基準で判断*
以下の中で1つでも当てはまったら捨て候補、2つ以上当てはまれば即捨てましょう。
1. 汚い
2. 狭い
3. 暑苦しい
4. 時間がかかる
5. イライラする
例えば、「年季の入った鍋」なら、汚れがこびりつき(1.汚い)、手入れが大変(4.時間がかかる)、収納場所を取る(2.狭い)と、3つの不快基準がそろい踏み。迷いなく捨てられます。
捨てられる人になるためには、行動の順序が大事。どこから始めるのか、何分やるのか、何を捨てればいいのか……このプログラムに沿って実践すれば、自然と捨て体質になれますよ。
参照:『サンキュ!』8月号「夏中スッキリ!が叶う捨てる!新基準」より。掲載している情報は18年6月現在のものです。イラスト/佐瀬麻友子 取材・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部
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