暑くてツライ!夏の家事を少しでもラクにするコツと心構え

2019/07/28

夏です。暑いときは、ちょっと家事をするだけでも汗だくになり、なかなかやる気が出ないものです。でも、やり残した家事が溜まっていくのも憂鬱なもの…。そこで今回は、夏の家事を少しでもラクにするコツと心構えを、暮らしスタイリストとして料理を始め家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんにお伺いしました。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、は...

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家事は朝か夜にまとめよう

吸引エンディコットアーム
didesign021/gettyimages

家の中とはいっても、暑さのピークを迎える昼間に家事をやるのは得策ではありません。暑さの落ち着いた朝か夜、どちらか都合のいい時間帯にまとめて片づけることをおすすめします。

また、最も暑い真夏は、家事のペースをいつもより落としたり、やらなくて済むように変えていくのもひとつの手です。毎日かけていた掃除機を2~3日に一度にしたり、アイロンをかけなくてはならない洋服を着ないようにしたりするなど、体に負担をかけないようにするのは決して悪いことではありません。朝から晩まで家事に追われて、疲れを溜め込むよりも、上手な“手抜き”で無理なく暑さと家事を乗り切りましょう。

便利なものはどんどん使おう

冷凍野菜ミックスの背景
belchonock/gettyimages

「家事をラクしよう」と思うと、なぜか罪悪感を覚えてしまう人も多いでしょう。でも、家の中でも熱中症になる人がいるくらいな猛烈な暑さだから、便利なものはどんどん使って、ラクに賢く家事を進めましょう。

毎日する料理は、暑い時期だとキッチンに立つ時間は短くしたいもの。野菜はカット野菜や冷凍食品などを使えば、洗ったり切ったりする手間を減らすことができます。冷凍食品なら、日持ちの心配も不要。下ごしらえ済みのミール(調理)キットを使うのもおすすめです。

また、夏にツライ家事のひとつに食材の買いものがあります。地域によりますが、ネットスーパーやネットショップなどを活用すれば、汗をダラダラ流しながら、重たい荷物を家まで運ぶ必要がなくなります。自宅で利用できるサービスがないか調べてみましょう。

使い捨てもどんどん使おう

トイレ掃除の女性
bee32/gettyimages

暑い時期の掃除も億劫な家事のひとつです。家事を少しでもラクにするために、この時期の掃除用具はできるだけ使い捨てのものにするのはどうでしょう。掃除が終わったあとの雑巾を洗って干して乾かして畳んで片づけて…といった手間がなくなるだけでも気持ちに余裕ができるのでは?

リビングやキッチン、トイレ、玄関など、各箇所に使い捨てのドライシートとウェットシートを備えておき、汚れに気づいたときにさっと使えるようにしておくのがおすすめ。水まわりにはメラミンスポンジがあると便利ですよ。

使ったらすぐに捨ててしまうのはモッタイナイと思うかもしれません。しかし、道具を出したりしまったりするのが面倒で掃除をやらなくなってしまうくらいなら、手軽に使えるもので頻繁にやる方が部屋はキレイになり、気持ちもスッキリしますよ。

火を使わない料理をつくろう

電子レンジで食品を加熱する女性
AndreyPopov/gettyimages

夏に最もウンザリする家事は、火を使った料理ではないでしょうか。家族は涼しい場所でくつろいでいるのに、一人だけ暑いキッチンに立たなければならないとしたら、余計にカッカと熱くなってしまいそう!

こんなときは、できるだけ火を使わないで料理をしたいもの。和えたり混ぜたりするだけでできる料理も多くありますが、電子レンジや炊飯器で加熱調理すれば、暑さもあまり気になりません。シリコンスチーマーやパスタクッカーなど便利な電子レンジや保温調理器具があれば、ぜひ活用してみましょう。

キャベツなどのカット野菜とサバ水煮缶をシリコンスチーマーに入れて(持っていなければ、耐熱容器にラップをかけて)、電子レンジで加熱すれば、火も包丁も使わずに「サバと野菜のレンジ蒸し」が完成。お好みで七味唐辛子や醤油をかけて召し上がってください。手間も時間もかからず、暑さも気にせず、ご飯を用意できますよ。


◆監修・執筆/河野 真希
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしをつくる、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。

 
 

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