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暑い季節でも大丈夫!夜にお弁当を作るコツ

2019/08/13

夏のお弁当づくりは食中毒が心配です。朝は時間がないから、夜のうちにつくっておきたいという人も多いですが、一晩置いたお弁当はもっと心配です。でもやっぱり、「朝は時間がなくて…」という人も多いはず。

そこで今回は、暮らしスタイリストとして料理を始め家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんに、暑い季節でも安心して食べられるお弁当を夜のうちにつくるコツをお伺いしました。

食中毒を避けるお弁当づくりの基本

手を洗ったり
kieferpix/gettyimages

食中毒を避けるお弁当づくりの基本を覚えておきましょう。食中毒予防の三原則は、原因となる細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」です。

まず「つけない」ために、手や調理器具、お弁当箱はしっかりと洗いましょう。とくにお弁当箱のゴムパッキンはカビや雑菌が気になるところ。熱湯消毒やアルコール除菌スプレーを使っておくことをおすすめします。

次は「増やさない」ために、高温多湿の場所を避けること。細菌は25℃を越えると一気に増えます。さらに夏は、常温でおいているだけでその温度を越えてしまいます。保冷剤をつけて、温度を上げすぎないようにすることが大切です。また、水分が多いのもよくないので、おかずの水気はよく切り、熱いものは冷ましてから詰めましょう。

最後は「やっつける」ために、食材は中までしっかりと火を通すこと。つくりおきのおかずを詰める場合も、一度加熱をしてから詰めましょう。とくに夏場は、生野菜などの火を通さない食材は入れない方が安心です。

夜につくって、朝に詰めるが◎

夜にお弁当づくりをするならば、夜のうちにお弁当箱におかずを詰めて、朝まで冷蔵庫に入れておき、そのまま職場や学校に持っていければいいですよね。実際にこの方法でお弁当づくりをしている人も少なくないのですが、かなり心配。冷蔵庫の中でも、細菌が増えたり、ついたりすることはあります。暑い夏にそのお弁当を持ち歩けば、一気に雑菌が増えて食中毒の危険が高まります。

夜のうちにする作業は、おかずづくりまでにとどめておくのがおすすめ。しっかりと火を通したおかずを、電子レンジ加熱が可能な紙のカップやシリコンカップに入れて、冷蔵庫で保管しておきましょう。朝起きたら、電子レンジで温めて粗熱をとってから詰めます。そのままお弁当箱に詰められるカップに入れて温めれば、別の容器を用意したり、洗い物が増える心配もありません。

市販の冷凍食品には、凍ったままお弁当箱に詰めて、自然解凍で食べられる商品があります。これらの商品は、「35℃で9時間保存した上で、細菌試験、味・風味・食感の官能試験を行い、それをクリアすること(日本冷凍食品協会ホームページより)」という厳しい基準で品質を検査しています。自分でつくった冷凍おかずを温め直さずにそのまま詰めるのは、解凍される課程で水分が出たり、雑菌が繁殖したりする可能性が高いのでNGです。

冷凍保存したおかずは、電子レンジなどでしっかりと加熱をしてからお弁当箱に詰めましょう。このときもお弁当用のカップに入れて冷凍しておくと便利です。

どうしても事前に詰めておきたいなら…

調理食品を削除する人
AndreyPopov/gettyimages

「朝はやっぱり時間がない。夜のうちに全部つくっておく方法はないの?」と思う人もいるかもしれません。

お弁当箱に詰めておいたとしても、しっかりと再加熱するのが対策なのは変わりません。目安としては75℃で1分以上の加熱をすると、食中毒を引き起こす細菌の多くが死滅します。お弁当箱ごと電子レンジにかける場合は、いつもより長めに加熱したあとに、しっかりと冷まし、お弁当箱やカップについた水分をきれいなキッチンペーパーなどで拭ってからフタをして持っていきましょう。

この方法の注意点は、すでにお弁当箱に詰めているため、加熱後に冷めにくいことです。出かける時間を考えて、早めに電子レンジをかけましょう。
また、おかずごとに加熱時間の調整ができないため、すべてのおかずの温度を上げようとすると、おいしくなくなるものがあるかもしれません。同じくらいの加熱時間ですむおかずを入れるよう工夫が必要です。


◆監修・執筆/河野 真希
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしをつくる、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。

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