『頑張らない』がコツ! お弁当を15分以内でつくるテク

『頑張らない』がコツ!お弁当を15分以内でつくるテク

2025/04/19

春からの新生活でお弁当作りが始まったという方、また節約や健康を意識してお弁当生活を始めたいという方もいるのではないでしょうか。でも、毎日のお弁当作りが忙しい朝に加わるとなると、負担も大きくなります。

そこで、暮らしスタイリストとして料理を始め家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんに、忙しい朝でも毎日負担なく続けられるようにお弁当を15分以内につくるテクニックをお聞きしました。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、は...

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我が家の朝15分弁当

我が家は毎朝、会社員の夫と高校生の息子のためのお弁当ふたつをつくっています。毎朝の調理時間はお弁当ふたつで10~15分程度。まずは、その段取りと手順をお見せします。


●前日

『頑張らない』がコツ! お弁当を15分以内でつくるテク

1.夕ごはんの支度をしながら、ゆで卵をつくり、味玉を仕込んでおきます。

2.冷凍塩鯖を冷蔵庫に移して解凍し、ブロッコリーを使う分だけ小分けにカットしておきます。そのまま調理できるトレイやボウルに入れておくと、さらに時短。

3.お弁当をつくり始める時間に合わせて、タイマーでご飯を炊いておきます。


●当日朝

『頑張らない』がコツ! お弁当を15分以内でつくるテク

1.揚げ物用にサラダ油をフライパンに入れて温めます。

2.お弁当箱にご飯を詰めます。

3.冷凍保存していたひじきの煮物を電子レンジで解凍します。

4.塩鯖とめんつゆをからめたブロッコリーに片栗粉をまぶし、揚げます。

『頑張らない』がコツ! お弁当を15分以内でつくるテク

5.おかずを詰めていきます。

6.ご飯にふりかけをかけたら、完成です。途中おかずを冷ます時間を除いて、約12分で仕上がりました。


忙しい朝、お弁当にかけられる時間はそう長くありません。そんな中でも継続するには頑張りすぎないことがコツです。無理せずお弁当作りを続けるために意識していることを5つ挙げました。

1.主菜1品+副菜2~3品でOK

『頑張らない』がコツ! お弁当を15分以内でつくるテク

毎日のお弁当作りに“映え”はいりません。主食となるご飯のほかに、主菜となる肉や魚といったたんぱく質のおかずが1品に、野菜や卵を使った副菜が2品入れば十分。忙しいときはご飯の上におかずをどーんと乗せた丼弁当でもOK。たくさんおかずがあるのは嬉しいですが、バランスよく詰めるのも難しい。時間に余裕がないときは無理せず、地味弁当でヨシとしましょう。

2.前日におかずを決めておく

お弁当作りの時短のコツは、前日までに何を詰めるか決めておくこと。さらに、できれば野菜を切っておいたり、肉に下味をつけておいたり、卵を茹でておいたりといった下ごしらえを済ませておくと、もっと時短が図れます。夕ごはんからお弁当のおかずとして使えるものを取り分けておくのもおすすめです。

前日に何も準備できていなくても、冷蔵庫に何が残っていて、何がつくれて、どの順番で作業していくのか、ざっくりとイメージしておくとスピードアップにつながります。

3.定番の詰め方は変えない

『頑張らない』がコツ! お弁当を15分以内でつくるテク

お弁当箱への詰め方を決めたら、毎日だいたい同じように詰めるのがタイムロスを防ぎます。一段のお弁当箱なら、ご飯を半分くらい詰めたら、そこに主菜を立てかけて隙間に副菜を詰めるようにします。二段のお弁当箱なら、一段はご飯で、もう一段はおかずに。おかずは主菜が真ん中の目立つ場所にくるように詰めると、美味しそうに見えます。

おかずが変わっても主菜と副菜の位置をなんとなく決めておくと、迷わずに詰められます。上手に詰められたときに写真を撮っておき、上手くいかなかったときの参考にするのもおすすめです。

困ったときの隙間おかずを用意しておく

市販品でも作り置きでもいいので、お弁当が埋まらないときの隙間おかずを常備しておきましょう。例えば、きんぴらごぼうやひじきの煮物、切り干し大根の煮物などはたくさんつくったときにおかずカップに入れて冷凍しておくと便利。凍ったまま詰められる市販の冷凍食品も忙しいときの味方です。ミニトマト、チーズ、ちくわ、ハムなどは冷蔵庫に置いておけば、切るだけでも隙間埋めに使えます。

ご飯のおともで彩りを添える

お弁当には赤・黄・緑の色が揃うと、美味しそうに見えます。彩りが足りないと思ったときには、ご飯のおともとなるような漬物やふりかけ、佃煮などで色味をプラスしてみましょう。梅干しやたくあん、野沢菜漬け、のりたまなどを添えることで見た目だけでなく、ご飯が冷めても美味しく食べられます。


◆監修・執筆/河野 真希
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。

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