【連載】親子でエプロンの日 「おもちゃ箱の大掃除」にチャレンジ!
2017/09/26
ふだん遊んでいるおもちゃ箱自体の掃除をしていますか? ほこりや髪の毛、ごみなどが入り込みやすいので、定期的にチェックしましょう。
1.おもちゃ箱から おもちゃを出します
いつの間にか壊れたおもちゃの破片などが入っていることも。けがをしないように、大人がきちんと見守りましょう。また幼いきょうだいが小さなパーツを誤飲しないように注意して。
2.底にたまったごみを きれいにします
特に隅っこに注意を向けて掃除しましょう。年中~年長くらいなら粘着テープを使って、ごみを取り除いて。年長以降で扱えるようだったら、ハンディー掃除機などを使ってみても。
3.おもちゃ箱を ぞうきんで拭きましょう
おもちゃ箱の素材によりますが、プラスチック製などなら固く絞ったぞうきんで拭きます。そのほか、おもちゃなども拭ける素材のものは、ぞうきんを使ってきれいにしましょう。
<4~5歳くらいからおすすめ>
おもちゃ箱自体の掃除は簡単に思えますが、きれいにする意味を理解して行うとなると、年長
前後から。おもちゃでつい遊びたくなる誘惑を振り切るのも、その年代でないとむずかしいかも。
<小学生になったら「自分のスペース」を 掃除する習慣づけを>
小学生になると自分の机や教科書をしまう棚など、自分のスペースが増えるもの。また年度替わりには使わなくなった教科書やプリントの整理も必要。そういった場所や物を管理する習慣を、折に触れて教えていきましょう。
【プロからのアドバイス】
知らずにたまっている汚れを、 子どもも実感
子どもにとって掃除する意味はなかなかわかりにくいもの。おもちゃ箱の掃除は、いつも遊んでいるものの中にも知らないうちにごみがたまるということを教えてくれます。また掃除のお手伝いという意味でも、おもちゃ箱1つくらいの量が子どもも飽きずにできてぴったりです。
◆掃除・子育てアドバイスの専門家 藤原千秋さん
大手住宅メーカー営業職を経て01年よりAllAboutガイドに。主に住宅、家事まわりの記事執
筆を専門とするライター・アドバイザー&コラムニストとして活動。著書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など。13歳、9歳、5歳の女の子の母でもある
物を大切にする気持ちを 育てていきましょう
おもちゃ箱を掃除するついでに、中身のおもちゃも点検。壊れているものがあったら、どうやったら直せるか一緒に検討してみて。そんな大人の姿を見て、子どもは物を大切にすることを学びます。また、もう遊ばないおもちゃは思い切って処分を。捨てるだけでなく、他人へゆずるなど工夫することが将来、生活力となっていきます。
◆幼児教育の専門家 浅野ななみさん
東京都公立幼稚園教諭、聖心女子大学講師を経て、現在、乳幼児教育研究所講師。子どもの歌、遊び、お話の創作、表現活動を指導
撮影/小嶋淑子 スタイリスト/渡部和泉 構成・文/松崎祐子