掃除のプロに聞いた!ベランダ掃除ってどれくらいサボってもいいものなの?
2024/03/21
日々の家事で気になるものの、正解がよくわからないことについて、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する家事代行スタッフに教えてもらいました。
今回のテーマは「ベランダの掃除頻度・方法」についてです。
気になったときになんとなく掃いているだけ……という人が多いと思います。果たしてそれで大丈夫なのでしょうか……?
ベランダ掃除の基本は大きくわけて3つ
ベランダ掃除の基本は、大きく分けて以下の3つ。
1:「床面をホウキで掃く」
2:「手すりや室外機を布で拭く」
3:「床面をブラシでこする」
それぞれ、実施頻度も含めて解説していきます。
「床面をホウキで掃く」頻度とポイント
この工程は、日常的にやっている人も多いでしょう。頻度としては最低でも3カ月に1回くらいはやらないと、チリやホコリだらけになってしまいます。もちろん、これはあくまで“最低でも”ですから、お掃除好きなかたは、毎日でも毎週でもどうぞ!
おすすめの掃除タイミングは、玄関のお掃除のついでにやってしまうことです。玄関の掃き掃除でもホウキは使いますから、そのままベランダに移動して、ちゃちゃっと掃いてしまえばOK。1回で道具の出し戻しで、2ヵ所が掃除できちゃいます。
「手すりや室外機を布で拭く」頻度とポイント
掃き掃除はやっていても、拭き掃除はサボちゃっている人、意外と多いのでは?でも、拭き掃除も最悪3カ月に1度くらいはやらないと、真っ黒になっちゃいますよ!タイミングは「ホウキで掃く」ときとそろえてしまうのがいちばんラクだし、忘れないでしょう。
ベランダを拭き掃除するときはまず、捨ててもよい古雑巾を用意します。濡らして固く絞ったら、手すりや室外機など、ザラザラしているところをどんどん拭いていきましょう。すべての面が真っ黒になるまであちこち拭いたら、そのまま捨ててOK。
処分したい雑巾を見つけたときも、ベランダの拭き掃除をするチャンスかもしれませんね。
「床面をブラシでこする」頻度とポイント
いちばん大がかりな、床面のブラシ掃除は1年に1度やればOKです。ただし、「床面をホウキで掃く」をちゃんとやっている前提での話です。
ブラシで掃除する際、事前にチェックしておきたいのが床面のタイプ。ベランダの床面はつるつるとしたタイプと、凹凸のあるタイプがあります。凹凸のあるタイプの場合は、ブラシでしっかりとこすり洗いをする必要があります。
また、ベランダの広さによっても少しやり方が変わります。リビングなどに面した広いベランダの場合は、デッキブラシとホースを利用してブラシをかけます。ホースがない場合は、ジョウロかバケツを利用して水を流しましょう。
狭いベランダの場合は、デッキブラシだと取り回しが大変なので、浴室床用ブラシで代用が可能。また水についても、ホースを使うのは大ごとすぎ。2リットルのペットボトル(しっかり硬さのあるタイプのもの)に水を入れておいて、ホースの代わりに水を流しましょう。ペットボトルの口に、100均などで売っている「水さし・ジョーロ」になる道具をセットするのもおすすめです。
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ちゃんと定期的に、「掃く」「拭く」「こする」をしていれば、ベランダ掃除に洗剤は不要。ただし、あまりに長期間放置したベランダには、汚れが素材とくっついてしまい、水だけでは落ちにくくなるので、洗剤が必要になることも。
汚れが軽いうちに「掃く」「拭く」を繰り返しておくことで、こざっぱりしたベランダが維持できます。