暑くてツライ夏の家事を少しでもラクに済ます方法を家事のプロに聞いた
2020/07/17
暑い夏はなにをやるにも億劫ですし、汗まみれになるのは不快。しかし、掃除などを欠かすことはできません。せめて少しでもラクに済ますことはできないのか……家事代行サービスを展開するカジタクに所属する、片付け名人の山口さんに聞いてみました。
いますぐできるキッチン、浴室、床掃除のラク家事術
今回のテーマは、夏場の家事をラクにする方法について。キッチン、浴室、床掃除という3つのポイントに絞ってご紹介します。
夏場のキッチン家事をラクにする方法
キッチンの家事であれば、調理に関しては火を使わない献立を立てるのが定番の暑さ対策でしょう。一方で、洗い物についてもラクにする方法はあります。シンプルに洗う食器の数を減らすだけ。では、どうやって減らせばいいのでしょう?
1:洗うコップの数を減らす
夏場はすぐに喉が乾くので、麦茶などを飲むことが増えます。すると、グラスの洗い物が増えてしまいますよね。そこで提案したいのがつぎの方法。
・家庭内でもマイボトルを使ってみる
・人別に違うコップを用意して何度か繰り返し使う
・コップ代わりにペットボトルを利用する(口をつけないで飲めるようになると、長く使えます)
以上のようにすれば、洗い物を減らすことができます。なお、マイボトルは洗いやすいものを選ぶのもポイントです。
2:洗う食器の数を減らす
朝食や昼食はワンプレートにまとめて、洗うお皿の数を減らしましょう。夕食については、例えば副菜にしようと思っていた野菜などの食材を、具だくさんの汁物に入れてしまえば、手間を減らすことができます。
炊き込みご飯にしてしまう手もあります。ときには「肉や魚介類入りの炊き込みご飯」と「具だくさんの汁物」にすれば、2つの食器で済ませることができます。
炊き込みご飯も、具だくさん汁も、放り込んで味つけすればできるので、つくる手間も簡単です。
夏場の浴室掃除をラクにする方法
浴室を洗うとき、ふつうは洗浄力の高いお湯を使うかと思いますが、夏場は水で洗ってみるのも一案です。水で浴室を洗うメリットは以下の2つ。
メリット1:水によって自分の手足も冷やせるので、汗だくになるのを回避できる
メリット2:浴室全体の温度が下がるので、カビや雑菌の繁殖を抑える効果が期待できる
シンプルな方法ではありますが、実際にやってみるとその差は歴然。夏場の冷水掃除、おすすめです。
夏場の床掃除をラクにする方法
夏場のフローリングの掃除は、重たい掃除機をかけるよりも、軽量のフロアワイパーを使うのがおすすめです。
掃除機を使うとなると換気のために窓を開けなければいけませんが、エアコンをかけている場合、冷気も窓から逃げてしまいます。しかし、排気が発生しないフロアワイパーであれば窓を閉め切った状態でもクリーンに掃除が可能。
ホコリが多いときはドライシートを、フローリングの黒ずみや皮脂汚れが気になるときはウェットシートを……といった具合に使い分けましょう。
もしモップを出すのすら面倒なときは、シートだけを手にして気になったところだけ拭くのでもOK。
ストレスが溜まりがちな夏場の家事。今回ご紹介した方法を参考に、少しでも快適にこなせるようにしてくださいね。
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