面倒な家事を「ついで」で済ませる!基本の3カ条

2020/02/26

年度の変わり目の春って、なぜだかとっても忙しい!でも、今のうちにこまかい家事を「すき間化」しておけば自動的に終わり、スッキリした毎日が送れますよ。面倒な家事を、すき間時間で済ませる基本の3カ条を専門家に聞いてみました。

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<教えてくれた人>
本間朝子さん
知的家事プロデューサー。フードプランニング会社のチーフディレクターを経て、時間と無駄な労力を省く家事メソッド「知的家事」を考案。テレビや雑誌で活躍するほか、『ムダ家事が消える生活』(サンクチュアリ出版)などの著書多数。
http://honma-asako.com/

掃除や片づけが苦手だった私も〝すき間化〞したらできた!

「以前の私は家事が苦手で、特に嫌なのが掃除でした。だから、わざわざ掃除をするのをやめたんです」という本間さん。「ついで・ながら」でできるよう、生活動線の中に家事を組み込んだところ(=すき間化)、習慣になって体が勝手に動くようになり、掃除も片づけもグンとラクになったそうです。
「家事のすき間化には、自分に合った方法を見つけることが大事。例えば風呂場の水きりをするとき、私はワイパーを使うのがラクですが、夫はタオルで拭くのがいいみたい。人によって違うんですよね」。 
従来のやり方を意識的にやめてみるのも、家事をすき間化する近道だそう。「ほこりがたまるのは、部屋の隅です。わざわざ全体に掃除機をかけなくても、すみっこだけティッシュで拭けばいい。簡単でいい、そこだけでいい……という具合に、手間の無駄を省いてみるのがコツですよ」。

【本間さん発】面倒な家事を「すき間化」する3カ条

すき間家事を習慣にするためには、簡単にできる仕組みを作ることが大切。基本の3カ条を頭に入れておきましょう。

ルール1 「わざわざ」やらない!

家事は「やらなくちゃ」と意識すると、面倒になってしまい、どんどん後回しに。わざわざ動かなくてはいけないような内容だと、ハードルが上がったり、忘れたりして三日坊主になってしまいます。「何かのついでに」「何かをしながら」終わらせるのが長続きのコツ。自分の毎日の生活の流れに組み込める方法が見つかると、自然と習慣になっていきます。

【「ついで」と「ながら」を習慣に】
テレビを見たり、電話をしたりする時間をながら掃除に活用。別の行動とからめていきます。

ルール2 道具は一等席に!

家事を「すき間化」するためには、セッティングがとても大事。自然な流れで家事ができるように、しかるべき場所に、しかるべき道具をそろえておきましょう。例えば、テレビを見ながら掃除をするための道具は、座ったままでも手に取れる場所に置く……くらいのラクチンさがベストです。また、手が汚れたり、ぬれたりするのはハードルになるため、使い捨てのシートなど、グッズをどんどん活用することをおすすめします。

【サッとできるようにそろえる】
リビングの掃除に使う道具は一等席にまとめて「ながらセット」に。ウエットティッシュも、あちこちに置いておくと活躍します。

ルール3 小分けにする!

家事をためない、いちどにやろうとしないのが「すき間家事」の基本です。ちょこちょこ終わらせるために、やることを分解。例えば、ふとんは家族全員分を干そうとするとひと仕事なので、1枚ずつ干す。窓拭きも同様で、1枚ずつ拭けばものの20秒で終わって苦になりません。また、トイレや玄関などの掃除もいちどに終わらせようとせず、空間を区切って1回1カ所ずつにすれば、ハードルが下がって取り組みやすくなります。

【1枚ずつでOK】
本間さんがふとんを干すのは室内。日が陰っても雨が降ってもそのままで大丈夫だからふとんを干せる機会が増えて、1枚ずつ干すサイクルが早い。

参照:『サンキュ!』3月号「忙しい春は『すき間家事』でラクしよう!」より。掲載している情報は20年1月現在のものです。撮影/林ひろし 構成・文/石川理恵 編集/サンキュ!編集部

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