【家族に指示するのも手間!?】年中無休の主婦が「家事分担」について考えてみた

2020/08/01

サンキュ!STYLEライターのそらんぽりんです。突然ですが、お昼ごはん時に夫にLINEで送って、重たい!LINEで言うことじゃない!と言われそうな夫婦の問題はなんでしょう?

わが家では1位『お金』2位『家事分担』です。
子育て世代なら『育児』も枚挙に暇がなさげですが、全世代よーいドン!で『夫婦のシリアスな問題は何ですか?』だと、おそらくお金の次は『家事分担』。

家事は基本的に大変、日々のことなので誰かに誉めちぎられるわけでもなく。当然、賃金も発生しません。なのに、どうしても妻に負担が寄りがちなのは、全然納得行かない!と思ってるのは私だけではないはず。

家事分担をめぐりリアルなMr.&Mrs.スミスが勃発

夫に家事分担をお願いするとき。『何でこんなに気を遣いながら頼まなきゃいけないんだー!』と心の声が漏れそうです。『そこまで言うなら、不慣れな自分がやるより、これまでみたいに慣れている妻がやったほうがいいんじゃない?』……漏れてたみたいですね。こう切り返されると、飲み込みがたい鉛のような3秒間の沈黙の後にリアルなMr.&Mrs.スミスが勃発してしまいます。やだこわーい。

家事分担は家族の重大案件です、夫婦2人でまず家事の内容を擦り合わせておくところからやっておいたほうがよいです。わが家は結構、認識の差があってびっくりしました。

その家事の工程いくつ?

たとえば、認識の差が出やすいのはごはん!

夫『食事をつくる』
工程は1。 


『栄養バランスを考えて献立を決める』
『予算内で材料を買う』
『調理する』
『食卓の準備』
『子どもにきちんと食べさせる』
『洗い物』
『キッチンや食卓、子どもが食べこぼした床の清掃』
『明日の朝ごはんのためのご飯の残量チェック』『足りなければ炊飯タイマーセット』
なんと!9工程!これを夫に伝えると、ぽかん顔。 

そりゃあ夫の言うように1工程に簡単にすることはできます。……そう!総外食ならね!「コスト」というめちゃくちゃデカイ問題を除けば……ね!

1カ月総外食の試算(17万円)とこの埋め合わせのために、夫婦のこづかいと月々の貯金は0になる伝えると『必要!9工程は必要!』と首がもげるほど頷いていました。そうだろう?ベテラン主婦のやりくりパワーを思い知っただろう?

実は意外とお互い様

さて、分担の決め方ですが、家事をやるのは「手が空いていて、できるほう」とぬるい決め方をすると、恐らく「手が離せない、忙しいんだ」と言ってどっちかはやらない気がします。

そして、手が離せないという夫の手には、ゲーム画面が起動しているスマホが、溶接してあるの?ぐらいの勢いでがっちり握り込まれています。
同じく手が離せない妻の手にもスマホが握られ、住宅セルフリフォームの動画とごみ屋敷の清掃動画が再生されつづけています。

はい。めちゃくちゃお互い様です。
まぁ、夫も妻も両方共働きの家庭が多くなってきているので、リアルに忙しい。という問題もあります。

これに関しては、食洗機やドラム式洗濯機などで家事を効率化しましょう。実家の母や夫の母が使っていなかったのは、食洗機やドラム式洗濯機がその時代になかったからです。
極論、便利なものがあれば家事は楽になります。使えるもんは使ったれ!

仕事と生活を分担したら……?

桃太郎ならおじいさんは山でしばかり、おばあさんは、川で洗濯。
昭和なら、男は外で仕事、女は家で家事、育児が一般的。
私の父は、かつては祖母が、現在は母が世話を焼くため、自分では家事の類はほとんどできません。私が若いときはこれはこれで分担ができているからよさそうな気がすると思っていましたけど、今は違います。

この年で考えるのは両親の先のこと。家事ができない父が残されると、今まで母の世話で成り立っていた生活がドミノのように瓦解します。なんという恐怖でしょうか。

父の「仕事」はいつかできなくなる日が来ますが「生活」はずっと続きます。
よって、仕事と生活を分担して、仕事しかできない人間はどうしても、生活を多く担う側の負担になるのです。

『子ども』と家事分担

家事を夫や子どもに教えるのはめんどくさいものです。

ですが、仕事をしていようがしていまいが、最低限自分のことは自分でできるようにさせておくのは、回り回って本人のためなのです。そういう前提で『子ども』も立派な家事分担の戦力です。

因みに、わが家は3歳からずっとお風呂掃除は長男が担当です。寝るときはベッドではなく、布団を使ってるので、布団の上げ敷き。これは押し入れと身長の問題で4年生から始めました。全部1回15円で全部やると45円です。1カ月全セットで小学校高学年のおこづかいの平均値はゲットできます。

子どもに家事を辛抱強く教えるのは正直大変ですし、おこづかいと家事を結びつけるのは賛否あると思います。私も迷いました。長男が家事をやっていないときは、『もう僕、15円いらない!』と喧嘩になったりもします。それでも、私が1人でやるより家族でのチーム感が出て精神衛生上、万倍よいです。

さらに、子どもが家事をできるようになると、こちらが指1本だって動かしたくないほどの疲労で、キッチンで行き倒れているとこちらを気遣って動いてくれます。 

家事の工程を子どもが知っていると最初のさわりだけでもやってくれます。
肉を解凍する。野菜を冷蔵庫から出す。など。こちらも家事へのエンジンがかかりやすくなります。そのうち、子どもが9工程のすべての『ごはん』をつくってくれる日が来るかもしれません。

今は、おこづかい制にしていますが、単純に『助かったよありがとう!』と、感謝を伝えるだけでも彼の『報酬』になっているなと感じることがあります。そういうときには長男の成長をまぶしく感じることができます。

今回は、わが家の家事分担についてご紹介しました。家族の誰かに負担が片寄ることなく、分散して皆で片づけたいものですね。

この記事を書いたのは

家族のためにガッチリ!やりくりお金ライターのそらんぽりん。です。
九州の端っこに家族4人で住んでいます!賃貸物件在住の転勤族。旦那と私と長男くん、次男くん。私以外は全員男子!年々運動部のマネージャーと化していく自分を感じます…!
そんな家族のためにガッチリやりくりしております!7年間で1,000万円貯めました!

※ご紹介した内容は個人の感想です。

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